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食堂
朝食のため、食堂に向かう。
やっぱり僕と腕を組んでくる母上。
鼻歌なんて歌っちゃって、本当にご機嫌だ。
「母上、あにうえ、おはようなのじゃ!」
「おはよう~、リム、あなた」
「・・・おはよう、父上、リム」
「・・・・・・・おはよう」
父上はなんだか昨日食堂で別れたときの真剣な表情のままだ。
なんか、雰囲気あるな。
母上にやられている父上ばっかり見たからかなぁ・・・
朝食後。
「・・・みんなに話すことがあります」
「あら、何かしら?」
「あにうえ・・・」
「・・・・・・」
「・・・プリンセスガードになるため、今日から騎士団に入隊します」
「クルト・・・」
「あ、あにうえ・・・!!」
「いいのか、クルト。言っておくが、騎士団員になったら生活するのは騎士団員用の居住区画になるし、騎士団員の規則に従うことになる。メシ、風呂、睡眠、訓練、自由も少ない。有事の際には前線で剣を振ることになるんだぞ」
「・・・分かっています。僕は・・・自分の可能性に挑戦したいんです」
「よし、分かった。そこまで言うなら、騎士団への入隊を認めよう!」
「・・・ありがとうございます。命の限り、頑張ります」
「クルト・・・頑張ってね・・・」
「あにうえ・・・頑張るのじゃ!たまに遊びに行くからな!」
自分の部屋から必要なものだけ用意して、騎士団員居住区画にプチ引越しをした。
まぁ同じ城内だしね。
・・・だが僕の部屋が既に決まっていたり、家具やら何やら微妙に揃っているのに、ちょっと違和感を感じた。
「クルト、オレは絶対、お前なら騎士団員になると言ってくると思っていたのだ!はっはー!」
厳しいこと言いながらも、父上はちゃっかりしていた。
・・・だが、ここまでだ。
これからは、全て、自分の実力でいくんだ。
自分の可能性ため。
プリンセスガードのため。
僕は、変わるんだ。




