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MADLOVE  作者: ララ
2/14

スキってこと

おれは無事そんな心の葛藤に勝つことができたみたいで、告白するって決心がついた。




ふられたらどうしようってそりゃ本当に思う。




でも言わなきゃ何もはじまらないから。




だからおれはふられたっていいから気持ちをつたえることにしたんだ。





作戦も考えた。





まず鈴ちゃんを学校かえりにつかまえる。




そんで一緒に帰る。




帰り道に告る。




返事はその場できく。




…でもふられたら泣いちゃいそう。




おれってへたれだもん。




それでも頑張るってきめたんだ。




それというのも鈴ちゃんは今同じクラスのやつと噂になってて…。




それきいて絶対とられたくないって思ったから。




鈴ちゃんは渡せないって。





今日はやけに一日が長かった。




ずっとどう告白するか…そればかり考えてた。





なんかひねるのも苦手だし、結局ただただ「好きだ」って伝えるしかないんだけどね。





最後の授業が終わるチャイムがなってからHRをしてる今が一番どきどきしてる。




おれもうすぐ鈴ちゃんに告るんだ。




もしふられたら今までみたいにはいられないかな?




でも鈴ちゃんは優しいから今までみたいに接してくれるんだと思う。




じゃあ、おれは?




おれは今までみたいに接することできる?





わかんない。




でもそうまでして伝えたいって思うことが現実にはあってそれは自分自身でもとめられないんだ。




心の中はやめときなって言ってるのに。




なんでだろうね?




このときおれが鈴ちゃんに告んなきゃあんな未来はまってなかったのかもしれない。




想像し得なかった未来。




アイツも気持ち抑えられなかったのかな?




でもおれはそれにこたえられなかった。




だからあんな態度とってきたの?




おれにはわかるようでわからない。


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