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風邪引いた…

作者: かがアン

それは俺が高校一年の夏休みのことだ。俺は高熱を出して大好きな部活を四日も休んでしまった。

部活…ではなく本当はまだ同好会なのだが。

俺が所属しているのは演劇同好会だ。先輩や先生とも日々楽しく活動していた。

大会本番が近付き練習や装置作りが忙しく、朝の八時から夜の十時まで部活が続いていた。そのせいで疲労が溜まっていたのだろう。しかし本番が近く神経を張って生活していた俺は疲れた顔一つ出ず。疲労が溜まっていることに周りも自分さえも気付いていなかった。

大会がなんとか終わって二日後…事件は起きた。

俺は四十度近い熱を出してぶったれてしまったのだ。

病院にも行ったが頭痛も鼻水も止まらずもがき苦しんでいた。

しばらくしてだいぶ落ち着いてきた俺は部屋で寝ていた。

二日目…三日目…そして今日、四日目。

部屋の外から母さんの声がした。

「お友達がお見舞いに来てくれたわよ。」


多分部活の皆だろう。と思いそのまま寝ていた。

「がちゃ」

とドアが開き

「よっ。大丈夫か……」

声が小さくなった先輩の方を見ると顔が真っ赤だった。

俺は不思議で仕方なかった。

先輩や部活の子は三人ほど来ていたが一向に部屋に入って来ない。

「げ…元気そうだな…あははぁははは。」

と先輩が言い

「熱のときくらい我慢しろよ…」

ともう一人が言ってすぐに帰ってしまった。

「急ぎの用事でもあったのだろうか。」

と熱で朦朧としている俺には深く考えることなどできなかった。

それから二日後。元気になった俺は部活へ向かった。

「皆おはよう。」

しかし元気な挨拶は返ってこない。

「なんだよ、なんだよ。」

と部活を始めた。がなんか皆ヨソヨソしい。

その帰り道、部活内で一番中の良い友人に

「なんか皆の態度がおかしいんだけど…俺が風邪引いて長いこと休んだせい?」

と聞いてみた。すると、

「あぁお前が風邪引いて見舞に行った先輩が

「熱でダウンしてたけど下はかなり元気だったぜ。布団の回りはティッシュだらけだった。」

って」

それを聞いて俺は焦った。

そう、先輩たちが見舞に来たとき、体が思うように動かず鼻水が多くでていたから使ったティッシュをゴミ箱に捨てられず布団の回りに散らばせたままだったのである。それから誤解は続き俺が三年になった今でもこの話は部内で語り継がれてるらしい。

皆さん気をつけてくださいね。

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― 新着の感想 ―
[一言] 文章が雑な気がします
[一言] 少し、しもネタが入ってますね^^;小学生ぐらいの年頃にはまったく理解できない内容だろうと思いますけど。実際こんな経験は体験したことはないですね^^;少し下品に思えました。
2006/08/03 13:01 グレイト真田
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