ゴールドビキニアーマーのヒミコ
俺はマルガレーテ王妃に質問する。
「あの。一体あなたはこの世界をどうするつもりなんですか?」
「絶頂の世界を作るのよ。絶倫の王とね…」
「絶頂の世界とは何ですか?」
「それはとても気持ちのいい、イッた時が永遠に続くような解放された世界なのよ」
俺はいまいち言ってることがよくわからないので、違う質問をすることにした。
「絶倫の王なんてどこにいるんですか?」
少し怒った顔をしたマルガレーテが俺を指さす。
「絶倫の王はお前だよ光男」
「ええっ俺?」
「正確にはお前の中に絶倫の王が眠っているのだ。奴は色んな女とヤリまくり疲れ果てると、冴えない、女に縁が無さそうな人間の中に潜み休眠する習性があるのだ」
「ええ?ホントなんですかそれ?」
「お前は性的な事を考えると、力が出てきて何でも出来るような気分にならないか?」
俺は思い起こして、はっとする。
「確かに俺は落ち込んでいる時、エロい事を考えたら急に元気になっていました」
「それは絶倫の王がお前の中に居るからだ。私は絶倫の王を探す為にジーラ姫に魔法を掛け化け物に変えた。恋する乙女回路を植え付けて、絶倫の王を探知すると発動するようにしておいた。姫は長い婿探しの旅に出て、絶倫の王の隠れ家である光男、お前をついに見つけ出したのだ」
「恋する乙女回路?ああそうか。それで姫は俺にぞっこんだったんですね?」
「そうだ。お前の実力だと勘違いするなよ光男」
なんてこった。魔法で姫は操られていただけだった。俺を好きになるなんておかしいと思ってたんだ。やっと腑に落ちた。
「俺の中の絶倫の王は見つかったんだし、もう姫は元に戻してあげてくださいよ」
「見つけただけで、お前の中の絶倫の王が顕現しなければ意味がない。私はその方法がわからないので、お前に様々な刺激を与えて絶倫の王が出て来るように試したが、まだうまくいっていない」
「そうか。俺を刺激する為のビキニアーマー隊やゴルダバ大王なんですか?」
何か点が線で繋がって行くのを感じる。
「姫の結婚式まで本番を控えさせたが、おそらくお前がDTを捨てた時に絶倫の王が顕現するのだろうと思っている。ドスケベな奴の事だ。絶対そうに決まっている」
マルガレーテは椅子から立ち上がる。
「それじゃあ私がお前のDTを奪ってやるとしよう」
マルガレーテの体が変化し、ピンクビキニアーマー隊のカスミさんの姿になった。目の前のカスミさんはビキニアーマーを脱いで素っ裸になった。
俺は生唾を飲む。
「さあ。素晴らしい絶頂を与えてあげるわ。ここに来て光男くん」
「ああっ。カスミさんのカスミさんが。いや、でもそれは駄目だ」
「なんだ?この娘では満足ではないのか?」
また形が変わり、カンナさんの姿になる。カンナさんはビキニアーマーを脱ぎ出し、素っ裸になる。
俺はその姿を直視できない。
「それは駄目だ。カンナさんだけは。こんなのは嫌だ」
「なんだ?もっと幼いのがいいのか?」
今度はチナツの姿になって脱ぎ出す。
「やったあ」と俺は思わず声が出た。
いや、違う違う。そうじゃない。
「絶倫の魔女。あなたの本当の姿を見せて下さい。あなたの変身した姿だけ見ても俺は安心できない」
「なに?意外とお前は熟女好きなのかもしれんな」
絶倫の魔女は真の姿になる。
「ええーーーっ?」
しわしわの老婆だった。いやいや。いくらなんでもそれはちょっと。
「ごめんなさい。やっぱり無理です」
俺はマルガレーテの私室のドアを開けて走って自室に戻ろうとした。
階段を下りるとゴルダバ大王が待ち受けていた。
「おい光男。今マルガレーテの部屋から出て来たな?何をしていたんだ?」
俺は頭に来て「うるさい、操り木偶人形め。そこをどけ」
足を蹴ってやった。
「痛てえ」
足を押さえてうずくまるゴルダバ大王。
怖い怖い。今すぐここを逃げよう。部屋に戻って逃げる用意をせねば。
自室に戻り、新しいパンツとジュース瓶と栓抜きを持った。
俺の私物は意外と何も無いな。
よし最後にジャグジーを汚くしてからここを出て行くか。
俺は綺麗なお湯のジャグジーをいつものように汚くした。
掃除してくれる人には頭が下がるな。
そして新品のブリーフを履いて「よし逃げよう」
大扉に手を掛けると、全然開かない。何でだ?夜になると実はセキュリティロックが掛かる仕組みか?
それなら非常口から逃げるまでだ。ピンクビキニアーマー隊のお姉さま達のように。
非常口のドアノブも回らない。
「何故だ?」
すると後ろから「どこにいくんだい?光男?」
振り向くと老婆が立っていた。
「いや散歩に行こうとしていただけです」
「嘘を言うな。お前は一度も夜間、外に出た事なんかないだろ光男。お前の様子は二十四時間、年中無休で私が監視しているのだからね」
「う、あ。はい」
俺はもう何も言えなかった。
俺は老婆の隣で何かピカピカ光っているものに目を惹かれる。
そこにはゴールドビキニアーマーを着た絶世の美女が居た。
「お前のDTを捨てる為に素晴らしい逸材を連れて来たぞ。ビキニアーマー隊一万二千人の頂点に立つ、唯一無二の存在。それがゴールドビキニアーマーのヒミコだ」
ええ?そんなすごい数いるのかビキニアーマー隊は?その中の頂点だって?
何もかもがゴージャスなヒミコさんはにっこりと微笑み俺の手を握った。
「今夜は忘れられない一夜になると思いますよ光男さん」
その言葉で俺の一物が超合金になった。
それを見た老婆は
「それじゃあ婆はここで待ってるから部屋に入って好きなだけしてくるといい。絶倫の王が目覚めたら教えるんだよ光男」
「はい、お婆様」と俺は言ってヒミコさんの手を引っ張り俺の部屋に連れ込む。
俺とヒミコさんはベッドに座る。こんな絶世の美女とイチャイチャできるなんて信じられない。
俺はヒミコさんの腿に顔をスリスリして甘える。
スリスリスリスリ
「まあ。光男さんは甘えんぼさんなんですね」
俺は腿をベロベロ舐め始める。
ベロベロベロベロ
「くすぐったいですわ光男さん」
ヒミコさんは俺の耳を指でやさしくさわさわしてくる。
ゾワゾワゾワ、鳥肌が立ってくる。
そして俺はヒミコさんと組んず解れつのぶつかり稽古をして俺はDTを卒業するわけですが当然割愛させていただきます。 みつお
その時俺の頭の中に声がしてくる。
「俺の眠りを妨げる奴は誰だ?興奮してもう二度寝できなくなった」
俺は頭の中の王に語りかけた。
「あっ。初めまして絶倫の王。すいません。なんか俺DTを卒業しちゃいました」
「なんだって?人選ミスだったようだな」
「いや、そうでもないんですが」と俺は今までの経緯を絶倫の王に話した。
「なんだと?絶倫の魔女に連れてこられた?これはまずいな」
「どうすればいいんですか絶倫の王?」
「私は股間が全回復する前に目覚めてしまった。もうあの魔女から逃げる事は出来ない。数日中に私はこの世に顕現してしまう。その時にあの魔女に襲われたら終わりだ」
「魔女に襲われる?」
「あの婆に性行為を強要されるんだ。私の聖なる棒から出る聖なる液体があの魔女の腹の中に入ると、絶倫の魔女はこの世界を絶頂の世界に塗り替えてしまう。今まではギリギリ中出ししないで私は逃げまくっていたが、全回復していない今、攻撃されたらもう奴の中に出してしまうだろう」
「絶頂というと何か素晴らしいイメージがあるんですが駄目なんですか?」
「馬鹿言うな。永遠の絶頂を味わうのはあの魔女だけだ。人間は快楽で頭がおかしくなり衰弱して死ぬ。それは私も例外ではない」
「俺はどうすればいいんですか?」
「お前は魔女の婆を倒す方法を考えろ。ステータス画面を見てそれをヒントに何かを考えるんだ」
「しかし、なんであのポーズでしかステータスは出てこないんですか絶倫の王?」
「私に対しての嫌がらせだ。いつものように中出しせずに魔女から逃げたら魔法を掛けて来たのだ。それから土下座ポーズでしかステータスが出なくなった」
「なるほど。そんな事があったんですね」
そしてヒミコさんがフラフラと部屋の外に出て行ったので俺も部屋の外に出た。
「随分激しかったようだね。やるじゃあないか光男。それで絶倫の王は目覚めたのかい?」
「いえ。お婆様。まだのようですが」
「ホントかい?」
魔女は俺の体をじっと見た。
そして笑い出した。
「絶倫の王は顕現する。もうすぐ世界は絶頂期を迎える。この時をどれだけ待った事か」
直ぐにばれたようだ。
俺は土下座から魔女のステータスを見る。
絶倫の魔女 レベル99999
この世界で唯一魔法が使える存在
この世界を永遠の絶頂の世界にしようと目論んでいる
人間を魔法で化け物に変える
魔法無効
物理攻撃無効
備考
挑まれた勝負事を断れない。ルールはちゃんと守る。
「どうだい?あたしの弱点はわかったかい光男?せいぜい足掻くんだね」
魔女とヒミコさんはハレム部屋から出て行った。
一体俺はどうすればいいんだ?
何かの勝負を絶倫の魔女に申し込み、正々堂々勝つのが唯一魔女を倒すチャンスのようだが、しかしそれは何だ?
俺は立ち上がり部屋に戻ると、ベッドに倒れ込む。ベッドの上にはヒミコさんの下の毛が凄く散らばっていた。
「ヒミコさんは剛毛だったからな」
ヒミコさんとのぶつかり稽古で凄く疲れた俺は、睡魔に襲われ眠りに落ちていった。




