サービスか暗殺か
次の日目覚めた俺は、昨日寝る前に怒っていたことが何だったかもう忘れていた。
俺は朝食を食べにいつものダイニングに行き、朝食を食べているといつものようにカンナさんが入って来た。
俺の席の後ろで立ち止まり「光男さん何か臭いますね。お風呂に入ってますか?」
そうだ。俺はピンクビキニアーマー隊が居なくなってからジャグジーを汚していない。
「すいません。今日は汚しますから」
「それと昨日の電話は一体どこに掛けたつもりだったんですか?サービスって何ですか?」
「マッサージのサービスです。昨日のパーティで緊張して体が凝っていたもので」
「そうだったんですか。マッサージぐらいなら私でもしてあげられるのに」
「ええっ?」
灯台下暗しとはこのことか?最近は完全にお母さんみたいな感じでカンナさんを見ていたが、またエロい目で見てもいいんだろうか?
いやいや、何を考えている俺。カンナさんが言っているのはただのマッサージだ。
最近の俺はほんとに性欲が異常すぎるぞ。正常に戻らなくてはいけない。
それにしてもパープルビキニアーマー隊を召喚する番号はどこにあるんだろうか?
俺は朝食を終えて自分の部屋に戻る。
掃除のおばさんはもう帰ったみたいだな。
「あっ?」
棚を見ると新しい紙がある。
俺はすぐ紙を取り数字を確かめる。昨日とは違う7桁の番号だ。
今度こそサービスが受けられるのでは?
ジーコ、ジーコ、ジーコ
黒電話のダイヤルを回し終える。ドキドキする俺。
プルルル、プルルル、プルルル。ガチャ
「お電話ありがとうごさいます。パープルビキニアーマーサービスセンターです」
ついに掛ったぞ。
「ああ、訪問サービスお願いします」
「お名前をよろしいですか?」
「光男。大蒜光男です」
「はい。ありがとうございます大蒜光男様。それではご住所をお願いします」
「大王宮。光男のハレム」
「光男のハレムで宜しいですね?」
「はい。」
「それでは何人のコースが宜しいでしょうか?」
「何人とは?」
「2人から5人になっています」
「ええ?5人も来てもらえるんですか?」
「はい」
「でも2人でいいです。以前4人でトラウマになったので」
「かしこまりました。2人ですね。それでは5分以内に到着すると思いますのでお待ちください」
ガチャ
5分?随分早いな。
ああ、しまった。風呂に入らないとお姉さま達に嫌な顔をされるかもしれない。
俺は大急ぎでジャグジーを汚く汚した。
うわ。泥水みたいになったな。念のために普段使わないシャワーも使っておこう。
体にボディソープを付けて擦りまくる。特に股間と尻の穴を。
ゴシゴシゴシゴシゴシ。綺麗にシャワーで洗い流す。
よし。これで大丈夫だろう。ブリーフを履く。
俺が部屋に戻ると、もうパープルビキニアーマー隊のお姉さま二人は既に来ていた。
しまった。洗うのに少し時間を掛け過ぎたか。お姉さまが不機嫌になってなければいいが。
一人は前にダイニングで会ったパフェの娘だ。名前は知らないけど。
すると「アカネです。宜しくねー光男くん」とすぐに自己紹介した。
「私はツカサです。光男くん。私の口撃を耐えられるかなー?」
そう言ってツカサさんは俺のブリーフを思い切り下げると、凄まじい口撃を俺にしてきたのですが、そこは常識から考えて割愛しなければなりませんね。 みつお
その時腕にチクリと痛みが走る。俺は半開きの眼で腕を見ると、アカネが持っている注射器の液体が俺の腕に入り終わる所だった。針を抜き、アルコールの染みたカット綿を腕に押し当てる。
「光男くん分かる?男が一番油断するのはイッてる最中なんだよ」
ニヤリと俺を見るアカネ。
凄すぎる。こんな手練れだとは。俺の想像を遥かに超えていた。俺の視界は歪み闇に落ちてゆく。




