DT卒業疑惑
その後、俺とカンナさんは大王の間に呼び出された。
俺達の前にはゴルダバ大王、マルガレーテ妃、ジーラ姫がいた。
ゴルダバ大王は俺を睨みつけて
「だから私はこんなチ〇カスのような男は駄目だと言ったのだ。こいつが初めて大王宮に入って来た時からチ〇カスの臭いがした。そうだろうマルガレーテよ?」
王妃マルガレーテはにこやかな顔をしたまま何も答えなかった。
ゴルダバ大王は俺を指さし
「こいつとピンクビキニアーマー隊のチナツがまぐわっていたと姫が言っていた。穢れた男とジーラ姫を結婚させるわけにはいかん。本当にまぐわっていたのならこいつは死刑だ。ピンクビキニアーマー隊を尋問すると、まぐわっていないと言っていたが嘘を付いているかもしれん。そこで私は検査官を用意した」
ゴルダバ大王が指を鳴らす。
「入れ。検査官」
白衣を着てマスクをした神経質そうな4人の男が大王の間に入って来た。
「よし、そいつを調べろ検査官」
「はい、ゴルダバ大王様」
4人の男は俺を取り囲み、俺の股間に手をかざす。目つきがとても怖い。
なんなんだこいつらは?
暫くして俺から離れると4人の男は集まりヒソヒソ何かを話している。
そして一人がゴルダバ大王の足元に行き跪く。
「どうだった検査官よ?」
「はいゴルダバ大王様。光男様はまだDTです」
「なんだと?間違いないか?」
「間違いありません。一物からチナツを感じません」
その場にいる一同がほっとしているようだった。
「しかし、お前は姫を悲しませたのだ。奴隷になって反省するがいい」
するとカンナさんが「待って下さいゴルダバ大王様。姫は光男さんの一言でメルガバと和平を結ぶことが出来たのです」
「なに?それはどういうことだ?」
「光男さんが『和を以て貴しとなす』と言った後、姫は敵の司令官と話し合いをすることにしました。彼らの惑星にはもう資源が無いということで、我々の宙域にある小惑星の豊富なエネルギー資源がどうしても欲しかったのです。姫は50年契約でエネルギー資源採掘を許可したそうです。その20パーセントを我々が使えるエネルギーに変換して蓄電池を送るという約束を取り付けました。ウンガブンガの国内全ての世帯で電気が利用出来るのです」
「しかしそれでは小惑星の資源がメルガバに堀り尽くされてしまうのではないか?」
「いえ。今のメルガバの採掘技術で五万年分の量があるようです」
「そうか、これで子供達が夜ローソクの炎で勉強しなくてもよくなるのだ。電気で子供達の心も明るくなるのだ」
ゴルダバ大王の眼が潤む。
え?
この国ってまだ電気も行き届いてないのか?思っていたより酷い国だな。
姫の方を見て、ゴルダバ大王は
「こん棒で破壊するだけの姫も少しは成長したようだな」
「では光男さんを許してくださるのですか大王様?」
「光男を奴隷にするのは一旦止めよう。しかし姫を侮辱したのだ。光男がとても嫌がる罰を私が考えておくとしよう」
俺が嫌がる罰って?なんだよそれ?
「よし解散」ゴルダバ大王が手を叩く。
これにて俺のDT卒業疑惑は晴れたようだ。
俺はとぼとぼと大王宮の廊下を歩いて自室に戻ろうとしていた。
俺はもう別にチナツとチナツしていたら死んでも良かったのだが。
ふと前を見るとハレムの大扉の前でピンクビキニアーマー隊のお姉さま方が整列していた。
「やあ、光男君。大変だったみたいだね」とチナツが言った。
「ごめんなさいね。私達はもう少し普通のハレムでも良かったんだけど、カンナが光男さんに厳しく接するようにと言うものだから」とカスミさん。
「姫様を怒らせたので我々は大王宮で働けなくなった。地方に飛ばされるんだよ」とお姉さまの一人が残念そうに言った。
「まあ、最後にサービスしてあげるからね」とチナツが言ってお姉さま方は居なくなった。
最後のサービスってなんでしょうか?期待していいんでしょうか?
俺の股間は戸惑っている。




