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冤罪  作者: ニベア王子
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【第7回】軌道修正

決死の自撮り画像が思わぬ出来栄え。やりかた見直しですわ

さて、決死の覚悟で自撮りした画像をまずは自分で確認した。

ん?なんか変だぞ。

絵にかいたような変態顔は予想していなかったが、それにしてもどういう表情なんだ、これは?

まあ、解析能力に自信がない自分としてはいつものように仲間の意見を聞くことにした。

会社の立場上、自分の部下になっているがいづれも自分より能力が高いメンバーである。

自撮り画像を見せて感想を聞くと「ああ、これは課長が設計しているときの表情ですね」

とのこと。

その時、自分のなかで鍵が開いた

「そうか!」対象を採点している自分の行為はまさにエンジニアが検証を行う作業と同じなのだ。

・・・これでは自分変態化は不可能である。

では、どうすれば?

やっぱり本当に痴漢を・・・ダメに決まってる・・・

痴漢の気持ちになるんだ。どうやって?

行為寸前まで進めて犯行直前で自撮りし、直ちに素に戻る。どうやって????

上の文章で最も難しいのは痴漢寸前に素に戻ることである。しかし、犯罪さえ犯さなければ

寸前の表情は使えるのではないか?

そこで今度は以下で進めることにした

①常時自撮り

②採点だけでなく、痴漢行為寸前まで自分を暗示

③ただし絶対に犯罪を犯さず

で、③を実現するため、スマホにタイマーセットして一定時間後にアラーム発動することにした。

軽率であるが、なんだかこれでできる気がしてきた。早速自撮り棒とスマホホルダを購入し

常時自撮り装置を作成だ!


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