(第53回)続サポート初日
一件目は顧客問題で片付いた、これで終わって欲しいなあ
最初の問い合わせは顧客ミスで事なきを得た。これで終わりかと油断していると2件目の問い合わせ、
どうやらドイツからである。私とエースは自動翻訳画面を見た
「一号車からシステムが起動しない、大至急対処願う」
一件目と同じ内容である。
早速リモートで状況確認すると、これも正常動作中。
エースはドイツにカーナビ地図更新有無を確認依頼。ああ、これも解決かなと思っていると顧客回答は
「カーナビ更新は終わって起動しているがこちらのシステム応答がないとのこと。
こちらからリモートで正常応答を確認している旨伝えたが、先方は納得しない。
カメラ系の電源は入っており、ドラレコは前後とも動作しているとのこと
エースに口頭確認
「動作状況確認方法は同じだよね」
「勿論です。今こちらで確認したログを先方に送りました」
先方回答
「これがこちらでも取得できればそもそも問い合わせしていないよ」と言って先方が取得したログ
を送ってきた。
「なるほどステータス確認に対して5秒以上応答がなくタイムアウトエラーになっていますね。しかし
じゃあ何でこちらは正常応答が返ってきたんだろう・・・まさか!」
エースは先方に「貴方はシステムに対して管理者権限を持っていますか?と確認した回答はノー
ゲストで使用しているとのこと
「それはいけない。外部からの侵入防止にゲスト権限では無応答になる。これはマニュアルに記載があります」
5分ほど相手から返信無く
「いやあ、申し訳ない君の指摘通りだ、管理者権限で確認したら全数正常が確認できた。ありがとう」
今回も、これで問い合わせ一件消費したことを理解いただき。合わせて全顧客に今回の事例を注意事項として展開する許可をもらい問い合わせ終了である。エースをねぎらうと「いえいえかえって他のお客様に
注意点展開ネタを貰えたので、儲けものでしたね」やはりエースは視点が違う。
自分は単にこちらに責任が無かったことで安堵していたが、器の小ささを再認識した次第である。
部下が上司のような対応となったが、まあ、良しとしましょう!