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冤罪  作者: ニベア王子
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(第48回)海外拡販

新機能搭載で、営業がやる気になってくれた。何だか商談が進む予感がする。だっていやいや対応する仕事より、進んで取り組んでいる仕事のほうが普通、上手くいくよねえ

 さて、やる気を出した営業部がドイツの巨大カーメーカー=出荷台数世界2位=の日本法人に売り込みをかけてくれた。結果は好感触でサンプルを提供し、カーメーカーが1ヶ月かけて実車試験をしてOKなら正式契約となった。標識データは先方準備だがこちらにも提供いただけることになった。また、すでに契約済のイギリスのカーメーカーにもこの商談情報を展開許可いただいたので、早速アップデート版提供と合わせて先方にコンタクトした。先方は大喜びで「うちでも同様の試験を実施するがドイツでOKならおそらく問題ないでしょう。又売りが増えて嬉しいですね」

「喜んでいただけて嬉しいです。」

「これが日本の「おもてなし」ですか」

「いや、私はそういうことは意識していないです。」

「なるほど、それこそがジャパニーズスピリットなんでしょうね」

自分では、われながらおせっかいだな、と思っていたが、好感を持たれるのは悪い気はしない。

営業さんはさらに、欧州各国の有力カーメーカーに売り込み、並行してアメリカのビッグ3にもプロモーションする計画を立ててくれた。ただ、東南アジアやロシア、中国へは販路が無く、親会社営業部に相談するとのこと、ドンドン大掛かりになっていくなあ。

やはり、やる気というのは大切ですなあ

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