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冤罪  作者: ニベア王子
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(番外編の続き2)

県警本部で罪がないと断定され、逆に信用が増した。でも実はただの盗撮野郎なのだ。矛盾を抱えたままふわふわと暮らしていて良いのだろうか

またしても周囲の優しさでピンチを切り抜けてしまった。が実際には負い目があるので「これでいいのか?」と自問自答の繰り返しである。しかし現時点で盗撮してますと自首したところで厳重注意で終わりそうな気がするそのうえJRの役員に身元引受人でもやらせてしまったら・・・と思うと自首も軽率な行為としか思えない。結局解決案が思い付かないまま今日も素知らぬ顔で会社自席に座っている。

その時会社支給スマホが鳴った。調達課長からだ。何だろう

「よお、元気か何だか大変だったみたいだな。」

「耳が早いな」

「営業課長は話好きだからね」

ああ、口止めはしてなかったな。この調子だと事業部長も知ってるな、そして社長も。


案の定、事業部長から呼び出し電話が来た。

「いやあ、設計課長は話題に事欠かないねえ。でも、お客さんが力になってくれるって、すごいことだよね。」

「確かに、県警本部には足を向けて寝られません。JRさんにも」

「まあ、感謝の気持ちを忘れずに、さらに機能アップや高速化など提案してあげてください。次の手はもう考えてある?」

「いえ、まだ全然。立ち上げだけで精一杯でして」

「まあ、これだけ利益を出してくれてるので文句も言えないね。でも、さらにステップアップすべく考えて欲しいです。そうそう、各部の優秀なリーダー集めたんだから、彼らから提案貰ったら?」

「そうですね。早速追加機能を並木さん含めて募ってみます。」

並木さんの名前も出したので事業部長は満足したらしく。そのまま解放された。

いつになったら自分はこのシステムの主体的存在になれるのだろう。自分の能力をタナに上げてそんなことでストレスを感じてしまう。

そんな権利無いのに

出口は見えない。やはりエンジニアは開発を進めてナンボだよな。とりあえず色々棚上げしたまま次に進みましょうかね

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