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冤罪  作者: ニベア王子
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(第29回)第2弾無償提供先

駅長会議で次の提供先を相談してもらえることになり、まな板上の鯉である。どうかお隣の巨大ターミナル駅に決まりますように・・・

駅長との相談から10日後、呼び出されて最寄りJR駅に営業課長と共に訪問した。

「いやあ、お待たせしました。メールでも良かったんですが大事な話なのでお越しいただき、ありがとうございます。」

「いえ、こちらこそお時間頂戴して恐縮です。」

「結論から申し上げて、無償提供第2弾はご希望のお隣駅に決まりました!どうかよろしくお願いします」

私は嬉しさのあまり拳を強く握りしめていた。お隣の駅は都内を除けば首都圏でもナンバーワンの乗降客数を誇り、JRだけで3路線、その他3社が乗り入れる一大ターミナルである。

営業課長が「ありがとうございます、すべては駅長様のおかげです。」

「いえいえ、事前相談でご要望をお聞きしていたので、私はほんの少し誘導しただけで、手柄などありませんよ。」本当にいい人だ「しかも次で成果を出せば提案しなくともこぞって他の駅から引き合いが来るでしょう。それも考えて、無償は今回が最後、と言っておきましたので、費用メニューなど作っておいてくださいね。」

「ハイ、すぐに作成しますので、出来上がったら最初に見ていただき助言をお願いします」

「勿論、有償契約となったらこちらも真剣にチェックしますよ」

その場で隣駅の駅長に電話していただき、3日後に訪問することで合意した。さあ、正念場だぞ!

望み通りの結果となり、また怖くなってきた、次の駅は前回の10倍近い利用者である。しかし全駅採用の成否がかかっているので頑張りどころなのだ

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