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冤罪  作者: ニベア王子
23/65

(第23回)模擬痴漢事件事前相談

あまりに起きない痴漢事案を訓練形式で疑似発生する。アイデアは良いが、やってくれる人は居るんだろうか?

あれから2日後の15時、並木さん来訪2名の男女を連れてきた。

「設計課長。この2名が犯人と被害者です。」

「はい。で、内容は理解されているんですよね?」

「勿論です。この2人は交際中、女性は劇団所属の役者修行中です。

当日は、彼にお尻を触ってもらい。その手をつかんでねじりあげ「この人痴漢です!」と叫んで

例のJR駅でホームに引きずりだします。その後駅員に引き渡し、彼は犯行を認める。という筋書きです」

「なるほど、完璧なストーリーですが、そうすると彼はその後警察に逮捕されますが良いんですか?」

「勿論そうでなきゃ事件にならないでしょ。最終的には彼が必死にお詫びして示談で終了します。」

なるほど、さすが並木さんはミスターパーフェクトだなあ。

「しかし、警察の調書に記録が残って、本当に前科者になるのではありませんか?」

「うーん自分もそこまでは調べてませんでした。前科者となるとその後の人生にも影響しますねえ。

でも、ウチの社員ですから、私が悪い査定をしない限り、あるいは彼が転職しなければ大丈夫でしょ」

やはり並木さんにはかなわない。提案通り実施することで即決した。

さて、駅長が来るまでまだ30分あるな。今のうちに並木さん案を発注しておこう。そうだなこれは事業部長にも事後報告必要だな。

発注処理が終わるとちょうど16時となり、営業課長と駅長が入ってきた

並木さんとのやり取りを説明すると駅長は

「素晴らしいアイデアだ、やりましょう」とこれも即決、費用概算を提示するとそれも了承された。

持つべきは並木さんである。

さて、あとは事業部長に報告して決済をもらい。さて、いつ実行しようかなあ

驚きの並木さんアイデアで問題解決。しかしどうやってあの二人に納得させたんだろう。ひょっとして

模擬事件現場を撮影させろとか、無理難題を言ってこなければいいけど・・・

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