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冤罪  作者: ニベア王子
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【第20回】据付、稼働

ついに客先にシステム設定する日が来た。すんなりいくといいけど

さて最寄りのJR駅にお試し無償提供の据付日がやってきた。もちろん並木さんにサーバー設定など

お願いし、無事セッティング完了。さて、帰りましょうと思ったら駅長さんから相談があるとかで営業課長と会議室に連れていかれた。

「どうもありがとうございました。これであとは成果を待てばいいんですね」

「そうですね。いい結果が出ると良いのですが」

「物は相談ですが明日からしばらく当駅に詰めてもらえませんか?まずは一週間。できれば成果が出るまで、毎日。もちろん費用はお支払いします。」

「はあ、」

「急に言われても困りますよね?じゃあリモートサポートでも良いです。そうすれば無償で良いですかねえ」

なかなか狡猾なお客さんだわい。先に受け入れられない相談をして次に本丸を攻めれば断れない。

でもこちらも思い通りになりたくないので「ちょっとお待ちください、できればこちらに詰めるほうが良いですよね。本日中に費用含めてご提案しますので17時までお待ちいただけませんか?」

「持ち論良いですよしかし日当100万円とか言わないで下さいね」

「それはお断り見積ですね。そんなことはしません。妥当な費用で提案するか、もしくはリモートで最低限費用ということになるかもしれません」

「わかりました。ではお手数ですが、17時にもう一度この部屋で相談で良いですか?」

ということでもう一度来ることで約束した。

帰途、営業課長が「大丈夫ですか?見積回答は承認経路長いし、ホントに間に合うの?」

「まあ奥の手でやり方決まったら事業部長直で許可もらうしかないでしょ」

「了解。協力しますよ。見積もり依頼はもうシステムに入力しました。よろしくお願いします」

早速並木さんに電話して現地詰められるか相談

「うーん、了解といいたいところですが、さすがにずっとは無理ですね。課長が現場に行って自分はリモートで問い合わせ件数で課金でどうでしょう?」

「一件いくら?」

「そりゃ回答にかかった時間次第です。即答なら50k¥、あとは1日当たり100k¥でどうですか?」

「うーーん妥当だと思うけど、日数が妥当かが判断就かないなあ」

「では1日を超える場合はかかる日数を提案して了解なら実施、不良解なら破棄でどうです。」

「その日数で終わらなかったら?」

「そりゃ持ち出しで対応しますよ」

「オッケーそれで提案しましょう」

通常ならここから長ーーーーい見積り審議が始まるのだが、営業さんが根回ししてくれて、並木さんが信用あるので、15時には決済された。内容が簡単なので営業さんが一人で説明に行きお客様了解をいただけた。ああ、正確には事業部長案で何も問い合わせが無くても1日50k¥いただく

ことになっている。まあこれで月100万円の不労所得ならまずまずである。

さて、明日から何も問題が起きませんように・・・

まあ、上手くいったほうかな

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