表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Hiraeth〜apertio floris〜  作者: 春薔薇
1/1

第1章【濫觴】 第1話〘 先輩(仮)〙

皆様、どうも初めまして春薔薇と申します。

これから長編小説を地道に投稿していくのでこれから何卒よろしくお願いします。

では、少し長い文ですので、無理せずゆっくり読んでください。


月に照らされてる明るい街中、平和が充満し広がっている。夜中になっても寝ることの無いこの大都会を眠らせることなんて、誰にもできないのだ、そう誰一人も___



〇 契機


知っているだろうか?平和は日常ではなく、日常が平和にしたのだ。

朝起きると、「おはよう」と言える相手がいる。朝昼晩とご飯も食べられる。夜には暖かいベットで寝ることが出来る。

この日常があるから平和があるのだ

逆を返せば、その日常が少しでも崩れると、平和はどこかへ行ってしまう。

ドミノのように、少しでもバランが崩れると全てぐすれてまた1から作らなければならなくなる。

平和はとても儚くて

きちんと握っていないとすぐに消えてしまうことを

知っているだろうか?



「お母さん!お母さん!!」

「エミ、私を置いて早く行きなさい…」

「嫌だ!お母さんと一緒に逃げるの!」

「いいの!早く、早く逃げなさい!すぐそこまで怖いお化けが来ているの!早く、逃げて…」

「嫌だ!お母さん!お母さん!」

「ガガガ__グギギッギ___ガギッ_ギ_」

恐ろしい、とても美しい化け物が親子に襲いかかる

「ガグッ?!__グ__ギギ_ガ_____」

次の瞬間黒百合の花びらが中を舞い、恐ろしい化け物は塵のように宙を舞い消えていった

「…お母さん、怖いお化け…いなくなっちゃった…」

「えっ、えぇ…そうね」

まだ少し、黒百合の花びらが舞っている花びらがヒラヒラと落ちてくる、その真ん中で大きな鎌を持って静かにたっている青年がいた。その青年は黒百合のと全くおなじ髪の色で、今にも吸い込まれてしまいそうな、綺麗なバーガンディ色の目していた。

「大丈夫か?」

「…少し足を捻挫してしまいました」

「ならそこで待ってるといいぞ、すぐ救助が来ると思うから、じゃあこれで」

そう言って立ち去ろうとする青年。

「あの、助けて下さりありがとうごさいます、出来ればいつかお礼をさせてくれませんか…」

「いや、そんなことしなくても…」

「だったら名前ぐらいは!命の恩人に何もしないなんて…」

「そうだよ!お兄ちゃん!私、お兄ちゃんの名前知りたい!」

「…ああ、えぇーと」

困ったなぁ…と言いたげな顔をする。そんな時、奥の方から青い髪の綺麗な少女がやってきた

「大丈夫で_ってあれ?テクタリトがいない?」

「あ、じゃあこれで、お礼もいらないから」

そう言ってまたこの場から立ち去ろうとする。だか青い髪の少女は簡単には返してくれないようだった。

と、言うわけでここまでがここに至るまでの経緯…

正直こんなことになるなら親子たすけるんじゃなかった

「…じゃあ、俺はもう行ってもいいか?」

「待ってください、ここの状況を報告してください」

「嫌だと言ったらどうする気だ」

「口を割るまで拷問でもしましょうか」

この子見た目によらず怖いこと言うな、こんな可愛い女の子から出て来る言葉じゃないわ

「それは嫌だから言うよ」

普通に痛いのは嫌だしな、あと、絡まれんのがめんどくさいのもあるが

「とりあえず、親子を助けてくれてありがとうございます」

「そりゃどうも」

「ひとまずなんでこうなったのか教えてくれませんか?」

「えーと、さっきfloresがこれたちの事助けてくれた」

「情報提供感謝します、ついでにfloresがどっちの方面に行ったのかも教えてくれませんか?」

「え?えぇーと、そっち」

やべ、適当に言っちゃったよ、まぁいいか、ヤバくなったら逃げればいいし

「…はぁそうですか、分かりました、それともうひとつ聞きたいことがあるんです」

まだあるのかよ、早く帰りたいんだか?これ以上面倒事に巻き込まれたくないんだが

「あなたはfloresですか?」

「は?」

「すみません直球すぎましたね質問を変えます、あなたがテクタリトを倒したんですか?」

「んなわけないだろそもそも証拠もなしにそんなこと言うなよな」

「証拠もなしに言う訳ありません、証拠ならありますよ」

「なんだよその証拠って」

「まずこの花びら、まだ残っているということはまだfloresが来て10分も経っていないこと、floresが逃げていった方向が私が来た方向だったこと…他にも色々ありますが__」

「あぁ〜分かったよ、認める」

こりゃ勝ち目ないわ、勝ったとしてもきっと面倒事には巻き込まれるよなまぁもう巻き込まれてるけど

「やっと認めてくれましたか、ではその親子と一緒にRtrA本部に来てもらいますよ」

「はいはい、分かりましたー」

やっぱり逃げられなかった…クソっ


「…なぁひとつ聞いていいかクロエ」

「なんです?」

「なんで俺は今牢屋の中にいる?」

「さぁ?貴方が法律違反をしたからだと思いますよ」

今俺は、約1週間ほど牢屋の中に放置されている。何も言わずにだ、せめて何か言ってから置いて言って欲しいんですけど

「その冗談は面白くないと思うぞ」

「そうですか?残念です」

1ミリも思ってなさそうな顔だな、てか早く助けて欲しいんだか?いつまで突っ立てんだよ

「きっと貴方をここへ連れてきた人も貴方が結構偉い人だとは思いもしないでしょうね」

「ほんとだよ、俺をここに入れたヤツの手足縛って海に沈めたい」

「結構物騒なこと言いますね、ほんと」

お前にだけは言われたくないぞ?まぁ今は黙っとこ

「てか、早くここから出してくれない?そろそろ飽きてきたんだけど?」

「言われなくても最初からそのつもりですよ」

「じゃあさっさと助けろよ」

「今やってるじゃないですか、文句言わないでください」

お前、俺を1時間くらい眺めてたくせによく言えるな…その度胸感心する

そういえば、俺を閉じ込めたあの女…どうしてやろうか

「なぁいいこと思いついた」

「きっとまたろくでもないことなんでしょう?」

ろくてもなくてなにが悪い

「ろくでもないことは認めるが…じゃねぇーよ」

「じゃあなんなんですか?」

「あの青い髪の女に俺は入ったばかりの新人って言っといてくれないか?」

「お断りします、そもそも貴方嘘つくの苦手でしょう?」

「それでもいいんだよ、恥書かせてやる」

「何年経っても性根は変わりませんね」

それはどうゆう意味だ?場合によっちゃお前も手足縛って海に落とすぞ

「おい、それは俺がクズ野郎だって言いたいのかよ」

「そんなこと言ってないですよぉー」

目が笑ってないぞ、子供見たらなく顔してるぞ?

「はぁ、とりま助けてくださいよ、じゃないとなんもできないだろ」

「僕は何もしないでくれると助かるんですが」

知らんこっちゃない、俺はあの女に仕返ししないと気が済まない

「分かりましたよ、そんな怖い顔しないでください」

「俺は元々こんな顔だ」

「そうでしたっけ?」

「お前から海に落としてやろうか?」

「それは勘弁してください」

それからクロエに牢屋から出してもらい、ついでにあの女と1日だけペアを組む事にしてくれた、あいつ言ったらなんだかんだやってくれるから結構役に立つだよな、まぁ本人に言ったらどうなるかわかったもんじゃない

「ありがとな」

「1つ貸しですよ、まぁ昔貸した貸しは一向に返ってきませんが」

「それはなかったことにしてくれよケチだな」

「貴方が遅かれ早からちゃんと貸しを返す人だったらケチにはなってません」

いつの話してんだよ、いっその事ケチ野郎って呼んでやろ

「へいへいそーですかケチ野郎」

「やっぱり、この話無かったことにしましょか」

笑顔で言うんじゃねぇよ怖いわ

「冗談だって、な?」

「ならいいんですよ、ならね?」

「はいはい〜」

「はいは1回ですよ?」

「はい、分かりました〜」

それから俺はクロエに言われた場所に行った。そこは誰がどう見ても廃墟見たいなとこで俺が着いた時には例の女がいた

「よぉ!俺を牢屋に入れた非道な女!」

「人聞きの悪い事言わないでください」

そんなこと言われても無言で牢屋に入れられて1週間放置されたら同じようなこと言うと思うぞ

「いや、お前がやったこと思い返してみろ自分がやられたらやったやつ殴るくらいはしたくなるだろ、俺はやってないんだ偉いと思うぞ?」

「勘違いされるようなことするあなたも悪いと思いますよ?」

「俺は勘違いされるようなことは1回もした覚えはない」

とは言ったものの客観的に見て俺結構怪しかったよな

「まぁ別にもういいです、貴方がfloresだったことも分かりましたし」

「そりゃどうも」

「はぁ…少しぐらい敬ってくださいね?一応先輩なんですから」

なんか面白いな、こいつ俺の立場知ったらどんな顔するのか楽しみになってきた

「あ〜、先輩今日も美しいですね」

「感情が篭ってなかったですよ…?」

そりゃ、1ミリも思ってねぇーし

「とりあえず行きましょう、早く終わらせて、先輩のご飯が食べたいですし」

「うぃーす先輩」

人を騙しながらの任務、実に面白い!…今俺をクズだと思ったろ、よく言われる!

「暗いですね…少し明かりが欲しいところですが…」

「あ、先輩あそこに使えそうなマッチある」

「ほんとですね、使いましょうか」

マッチの明かりで照らしながら廃墟の中を歩き出す、すると先輩(仮)が口を開いた

「少し、いいですか?」

「ん?なに先輩」

なんだ?もしかして暗いとこが怖いとでも言うんじゃないだろうな

「その、私の名前はソリティア・ロサブルーです覚えてくださいね」

「嫌だと言ったら?」

「また牢屋に入れます」

躊躇なく行ってくる、やはり見た身によらず怖いこと言うよこの子

だが、マッチの光に照らされた顔は少し赤らんでいるように見えた、多分見えただけだけど

それから俺たちは廃墟の奥へと入っていっただが、この廃墟から出ることになるのは数日後になるだろう

読んでくださりありがとうごさいました。

これから、何卒よろしくお願いします。

それともし、誤字や脱字がありましたら教えて頂けるとありがたいです。

ではまた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ