表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三匹のブッタ  作者: 平和神リケ・ミケランジェロ
2/5

第1話 ダイバダッタ

「ここか・・・!」


人狼ワーウルフは、ダイバダッタのワラの家の前に立つ。


「うおおおおおおお・・・・・!」


人狼ワーウルフの姿は、直立二足歩行の狼に変じる。


「おおおおおおお・・・」


そのまま、神波動オーラを高めて、息を吸い込む。


そして・・・


ぶはっと息を吐きだす!


「ゴッドブレス!」


女神を守る星座の戦士が、地上を守るマンガに登場する海の戦士のごとく、息を強化して放ったのだ。


たちまち、ワラの家は微塵に吹っ飛ぶ。


「くくく・・・

これでは、さしもの「ブタの修行僧」も跡形もなく・・・

なにッ!」


言いかけて、人狼ワーウルフは、仰天する!


そこには、結跏趺坐を解かずに座禅を組み、瞑想するダイバダッタがいたのだ!


「よければ・・・

説法などして進ぜよう。

修行になるのでね。」


目を閉じたまま、にこやかにほほ笑むダイバダッタ。


「なめんな!」


人狼ワーウルフは、ダイバダッタの肩に噛みついた。


「おやめなさい。」


「なに言ってやがる・・・」


「あなたのためです。

あなたは、自分を食い殺すおつもりですか?」


人狼ワーウルフは、自分の肩を見た。


「うおッ!?」


人狼ワーウルフの肩は、無残にも巨大な歯形が現れ、大量に出血している・・・


「な・・・

なぜだ・・・!?」


「あなたは・・・

私ではなく・・・

「神仏」を食い殺そうとしているとみなされています。

ゆえ・・・

あなたの攻撃は、すべてあなたに返ります。

悪いことは言いません。

肉が食したいなら、狩りで獣を狩るか、肉屋で買って食しなさい。

人や獣人を食すものでは、ありませんよ。」


人狼ワーウルフは、ダイバダッタに恐怖した!


「やってられるか!」


踵を返し、逃げだした!


「ええい!

今度は、次男を狙ってやる!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ