参話目
参話目~七大罪の悪魔〔2〕~
夜8時頃
夜時間になりギルドに設置されているバーが始まる。
「美味しいか?」
「美味しいニャスー‼」
俺の横でご飯を食べているベルゼが歓喜の言葉を叫ぶ。
「マモンいるか~?」
「何でしょうかな?主人殿」
マモンが音もなく現れる。
「な~今日ルシを見てないか?」
「ルシ嬢なら本日は見ておりませんな」
「ん~?じゃあ、ベルゼとベルフェは?」
「見てないニャスー‼」
「………ん~見てないよ~」
俺の横でご飯を食べているベルゼと俺の背中で寝ているベルフェが答えた。
「彼女は、まず部屋にいるのですか?」
後ろから俺ら四人以外の声が聞こえる。
俺達は声が聞こえた方を見る其処には、白髪のメイド服を着ている女性が立っていた。
「アスモ居たんだな」
「えぇ~アスモは貴方様の直ぐ近くにおりますよ?」
後ろに居た彼女は俺のパーティーメンバの一人、アスモ・エルノート。
何故メイド服を着ているかは俺にも謎だが其処に触れるとめんどくさくなる気がするので触れない事にしている。
「マモン、ルシが部屋に居るか見てきてくれないか?」
「はっ今見て参ります」
そこから二~三分後、マモンが現れる。
「ルシ嬢は、部屋におりませんでした」
「何か書置きとか在ったか?」
「えぇ………こんな物が……」
『買い物に行ってくるのじゃ』
「「「「「……………」」」」」
俺達はルシが残した書置きを見て絶句する。
「な~あいつは誰か連れて行ったのか?」
「エヴァー嬢が居りませんので一緒に出たのかと……」
「「「「良かった」」」」
誰かと一緒に出た事に俺達四人は安堵の溜め息を溢した。
「そうか、じゃあ夜も遅くなって来たし迎にでも行くか」
「では、私めも……」
「じゃあ、アスモも行きます」
「ん~私も行こうかしら」
「ベルも行くニャスー‼」
「分かった」
賑やかになってきているギルドから俺達は外に出た。
「其れじゃあ、行きますか……」