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壱話目

壱話目~恩賞ほうびと仲間~



「よくぞ‼魔王を倒してくれた‼」


国王の言葉で俺達五人は下げていた頭を上げた。


「いえいえ…俺達は只この国を……世界を救っただけですので……」

「謙遜するな。魔王を倒したのは事実なのだ」


実際は魔王を討伐ころしはしてない訳だが……


「そなたらには恩賞ほうびを用意しよう‼」

「「「「「はい。ありがたき幸せです」」」」」

「其と、そなたらはこれからこの国の学園にも通ってもらうからな」

「「「「「………………は?」」」」」


俺達は全員顔を見合わせて首を傾げた。


「そなたらはまだ子供ではないか。この国を支える職に就くにしてもまだ早い訳だ」

「「「「「……………………」」」」」

「なら成人まで後三、四年位学園に通ってもらおうということだ」


この世界では18歳から成人おとな扱いになる。

確かに俺達は全員15歳な訳だから国王の言う道理だと三年間は通わなくてはならない。


「学費の心配はしなくても良いぞ。この学園が無料で入学させてくれるらしいからな」


俺達は反論がめんどくさくなって俺達は無言で頷いた。


「それでは、恩賞ほうびに何が欲しいか聞こうか。まず、一人目」


仲間ゆうしゃの一人、須賀沼すがぬまゆうが前に出る。


「俺達は学園には通いますが俺達は冒険者として働かして下さい」

「其は、全員の意見か?」


国王の言葉に仲間ゆうしゃの一人、栗崎きりさき愛奈まなが前に出た。


「はい。その通りです」

「フム……そうか。なら其を、全員分の恩賞ほうびとしよ……」

「待ってください‼」


俺は立ち上り言葉を遮った。


「なんだ?」

「俺にギルドを創る許可を下さい」

「フム……其は、許可だけなのか?」

「いえ……援助もしてもらえると幸せでございます」

「フム……なら他の二人が了承したら願いを効こう」


聞かれた仲間ゆうしゃの二人、道化みちばけ乃乃ののと、神埼かんざきひじりが頷き……


「本当は武器とかの装備が欲しかったですが楽しく過ごせそうですし私は良いですよ」

「はい。私も其で、よろしいです」


国王は溜め息を溢し言った。


「わかった。ついでに武器も装備も与えてやろう。それに、ギルド建設の金も我が受け持つことを約束しよう」


これで出資者パトロンまでゲット出来たので俺達は満足した。

そこから、何か話したが嬉しさが勝ってしまって何を話したのか俺はあまり覚えていないが気が付くと話は終わっていて、俺達が外に出る時間になっていた。


「今日は各自、自分で泊まる宿屋を確保して今日は自由にしよう。てっ事で解散‼」


各々自由に歩いて去っていく。

俺は早々に宿屋を見つけ部屋を確保して俺の異能アイテムの

七つの指輪を撫でる。

すると……………


「やっと御呼びですかな?主人あるじ殿」


強欲の指輪が光放ち執事服を着た初老の老人が現れた。


「あぁ~やっと全ての契約なかまが出来たからな」

「そうでごさいますか……其は、楽しみですな」


そう言ってペコリと執事の様に頭を下げる。


「なぁ~本当に俺の執事になるのか?」

「えぇ~主人あるじ殿がくれました第二の生を謳歌する為にもわたくしめ事、マモン・ドラグニルは誇り高き執事になりましょう」

「わかった。じゃあこれから宜しくな」


俺が契約の証としてマモンに渡した金の腕輪が妖しくも光った。


「其で、他の方々は?」

「ギルドが出来次第呼び出す予定だな」


其から数日が経ちギルドの準備が出来たと連絡が来た。



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