ルナとカオル
第三章 ルナとカオル
俺とルナが契約して丁度一週間が経とうとしていた。。森から抜け出し小さな洞窟にこもっていた。道中で敵に出くわしたりもしたが低レベルだったので大事には至らず、それどころかルナの経験値にしてやった。その時ルナのレベルが上がったらしく頭の上に残りの経験値が表示された。
一応ルナのステータスを確認しておこう。
名前 ルナ・クラーク
HP150
NP10
種族 亜人(白大犬)
職業 剣士(レベル50で進化可能)
筋力3 技量6 知力10 体力5 素早さ5
補正
対斬撃性
対打撃性
対刺突性
スキル 獣化
状態 奴隷
親密度 100/100(貴方を完全に信用しているようだ)
レベル20
装備 綺麗なナイフ
それにしてもルナは奴隷だったせいかで育ちが悪くレベル20にしてはステータスがかなり低い。しかし、補正のおかげで少しはよくなっている。
補正はレベルが上がる時に増えていくものだが、ルナのように耐性系が多い傾向は奴隷として育ったからだろう。さすがに怒りを隠し切れなかったのでそいつを見つけたら教えてくれとルナに頼んでおいた。
そんな話しをしていると怪我した少女が目を覚ましたようだ。
「うっ.........う、う....」
それに気づいたルナがとても喜んで飛び跳ねている。
なんて可愛いんだ。.....いやいや、そんなことより怪我の状態を見ねば!!
俺は立ち上がり回復薬を塗った布をめくりあげる。
「出血は止まったけど熱が下がってないな」
「大丈夫かな..........」
ルナは心配したのか耳が垂れ下がっていた。
「ステータスが表示出来たら対処の方法がわかるのだが」
もし毒などなら薬を飲ませればいいが呪詛や呪い系の魔法だと悪化させてしまう危険がるのだ。
実際、俺が初心者の時にそれで仲間を死なせている。本当に苦い思い出だな。
すると俺が悩みに悩んでいた時にルナがとんでもないことを言い出した。
「それならアカツキ様の奴隷にすればいい」
「え?」
俺はド正論を言われ少し思考がストップする。
確かに奴隷にすればステータスは表示させられるが........またアレをルナの前でするとなるとなあ〜〜。
「アカツキ様は何を戸惑っているの?」
「いや、その.......そのだな。こいつは自由になったのに俺の奴隷になるのは嫌だろうし。まあ、寝ている女の子にアレをするのは少し問題ががあってな」
「私達はアカツキ様に助けたられた命だから奴隷になるのは嫌じゃない。それに奴隷だからキスの一回や二回は普通のはず、でも私は初めてだった」
ルナは少し赤面し顔を下に背けた。
いや最後の一言いらないだろ。俺は少し安心したがな!!だって知らんやつと間接キスとか最悪じゃないか!!!
「でもルナの前であんなことはさすがにハードル高くない?」
「なら私で練習する?」
「いやいやいやいや、どうやったらそこに繋がる!?俺がロリコン認定されるわ!?」
そう言うとルナは少し息遣いが荒くなり何やらニヤけだした。
頼むから本当に辞めてくれよ?
俺はその場で悩んだ結果男として腹を括ることにした。
「仕方ないだ、仕方がないことなのになんなんだこの背徳感は!?」
俺は顔を近づけていくがギリギリのところで止まってしまう。
頑張れ俺!!!限界突破だ!!!
しかしお互いの息が唇にあたるくらいでストップしてしまった。
畜生!俺の意気地無しが!!
そんな時だった。
「えいっ!!!」
「あっ!おいまっ!.....」
唇に柔らかな感触が感じられる。そうルナと契約した時と同じように。
奴隷を獲得
奴隷名カオル・パラソ
ああ、終わった。
俺はそう思い頭を上げようとした時だった。
突然変な声が聞こえてくる。
「ん、んんっ!!もん、んん!!」
「あ、すまない!」
俺は急いで顔を上げた。
これは運命の悪戯なのか、寝ている本人がキスをしている時に目が覚めるとは。
これは..........罪です。
「ちょっと!!このヘンタイ!!」
彼女は顔を真っ赤にして俺から距離をとるようにルナへ離れて行った。
「ち、違う。誤解なんだ!!!」
俺は地面に頭を擦りつけて言った。
「何が違うって言うの!!このヘンタイ!!ロリコン!!女たらし!!」
「誤解を招くようなことを言うな!!」
「ルナ!!こんな場所から、は、やく......」
バタン!!!
「カオルちゃん!?」
いきなり動くからだ!!
俺は彼女のステータスを表示し状態を調べると案の定毒であった。
そして俺はアイテム欄から解毒薬を選択すると手の平に小さな小瓶が現れた。
「ルナ、この解毒薬を飲ませてくれるか?」
「はい!」
ルナは瓶の蓋を開けそのままカオルの口に注ぐ。
「う、ぶへっ!!!」
「カオルちゃん。苦いけど我慢して!!」
俺はもう一度ステータスを表示させたところ状態の欄には毒という文字が消えていた。
「はぁ〜〜、治ったか.....」
「よかった....」
カオルのステータスも確認しとくか。
名前 カオル・パラソ
HP200
NP5
種族 亜人(青猫)
職業 拳闘士(進化可能レベル50)
筋力15 技量10 知力5 体力15 素早さ5
補正
対斬撃性
対打撃性
対刺突性
スキル 獣化 終わり無き侵略者
状態 奴隷
親密度 200/100
レベル25
装備 なし
あれ?何この親密度....やばくないか!?
そんなことより俺は見たことのないスキルを発見したのでワクワクした気持ちで内容をタッチした。
スキル終わり無き侵略者
攻撃速度と攻撃力が攻撃するほど増えていきまたHPも増えていく
超近距離アタッカー向きのスキルってとこかな。
詳しく説明するとカオルのスキルはオーバーステータスと言ってかなりチート級のスキルだが対軍戦に弱いのが特徴的だ。その代わり対人戦や対ボス戦ではとても輝くのだ。
そんな時、カオルが再び目を覚ました。
「う、うう」
「おーい、大丈夫か?」
「えへへ、私の王子様」
「はい!?」
どうしたんだ?寝惚けてんのかな?
俺は指で軽く頬をツンツンとした。とても柔らかい感触が指先に感じた。
「ふにゃ!?」
「おっ、やっと気がついた」
「カオルちゃんおはよう」
ルナが安心した顔になった。それを見て俺も安心する。
「えっ、お、おはようじゃなくて私は何を?」
「カオルちゃんはアカツキ様に助けて貰ったこと覚えてる?」
「まあ、助けて貰ったのは覚えてるわ。だけどもっとカッコよかったはずでしょ?」
「ただただ悪口を本人の前で言うな」
「でもそれが本当なら一様ありがとうと言っておくわ。べ、べつにあんたに助けて貰って嬉しいとかそんなんじゃないからね!」
カオルは少し赤面し早口になっていた。
こいつ超ツンデレ属性なのか!?しかし分かり易くて助かる。
「アカツキ様、カオルちゃんはあんなことを言っているけど本当はかなり感謝してる」
「ああ、わかってるよ」
俺がそう言うとカオルは不服だったのかそっぽに向いてしまった。
本当に猫そっくりなんだな。
俺は近所にいた野良猫を思いだす。すると撫でたい衝動にかられた。
「あ、そうだ.........。カオルとルナって何処で育ったの?」
「私は亜人の村で育った」
「私もそうだけど....」
ルナはいつもどうりにしていたがカオルは下を向いて暗い表情になってしまった。
「すまない。悪いこと聞いたな」
俺は内心「しまった!!!」と心の中で反省した。
ここはゲームの世界じゃないんだから少し気を使わないとな。
「別に気にしてないわよ」
嘘をつけないとはなんて不便なのだろうか。どう見たって声が生きていなかった。
「アカツキ様....」
「どうした?」
「水浴びがしたい」
「みずあび?べつにいいぞ」
水浴びとは簡単に言って水風呂のことだ。歳頃の女の子だからか汚いのは嫌なのだろう。
「アカツキ様もいっしょに行かない?」
「俺はいいからカオルといっしょに.....」
「あんたも行くの!!」
カオルは俺の腕を掴みそのまま引きずられる。
「わかったよ。今行くから」
そうして俺達は近くの川に行くことになった。
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「着いたぞ」
そこは洞窟を出て森に入り10分ほどの場所にある面積の広い川だ。面積が広いと言っても深くはなく一番深い場所で足首くらいなのでルナ達でも安心して入ることが出来る。
「冷た!!」
今の季節設定が夏だと言ってもかなり冷たかった。
「アカツキ様も入ろ」
「そうだな.....いや待てよ、これって俺が入ったらロリコン認定されるのでは!?」
「はぁ?何を言ってんのあんたは?」
「いや、俺は男だぞ」
「それがどうしたの?」
こいつ全然分かってねぇーー!!
「とにかくお前達が先に入いってろ。俺はあたりの見張りでもして来るから」
「アカツキ様....いっしょに入らないの?」
「!?」
俺の目の前にはもう服を着ていないルナが瞳を閏るとさせながら腕を掴んでいた。
「に、逃がさないんだから」
「!?」
それに負けずとカオルが同じ格好で俺は腕を掴む。
まずいぞ。これは普通にまずい気がする!!
「あたりが気になるから見てくるな〜!」
俺はそう言ってルナとカオルを引き離しもうダッシュする。
「ああ!この意気地無し!!」
いやいや、普通は逃げるだろ。
俺はそのまま走り続けていると森から出てしまい明るい太陽が目を襲った。
「はあ、はあ....」
そしてあるところに着いていた。
「こ、これって.......亜人の村か!!!」
亜人の村とは亜人達が住む集落であり、多種多彩の亜人達がいるのだ。
しかし俺のことに気がついたのか何故か村が騒がしくなった。
「なんだ、なんだ?」
村から続々と亜人が出て来る。しかも武装もしているようだ。
「お、おい!!そこの者よ。ここは亜人達の安全と自由の場所である!直ちに立ち去るがよい!!」
村の木の上からリーダー的なやつが俺を睨み着けていた。
見たところここの亜人は奴隷だったやつが大半なのだろうか体が傷だらけだった。
「う、うう!!」
すると包帯を巻いた一人の亜人が痛々しい声を出して倒れてしまった。
「おい!大丈夫か!」
俺はいても経ってもいられなかった。それは多分だがルナやカオルがいるからだと思う。
「直ぐに飲むんだ。回復の薬だ」
すると傷は塞がっていき次第に呼吸が落ち着いていった。
「俺は戦う気はない。もし怪我をしているやつが居るなら案内して欲しい」
そう言って俺は近くの亜人に武器を渡した。
「皆の者、騙されるな!!!」
大きな声が響き渡る。
「何を言ってんだ!!こんな怪我したやつが未だ居るんだろ!!」
「その傷を作ったのはお前達人間ではないか!!!」
「そんなことはないわよ!!」
俺の後ろから聞き覚えのある声が聞こえて来た。
「カオル!」
「遅いのよ......バカ」
「アカツキ様帰って来なくて心配してた。でも私よりカオルちゃんの方が心配してた。
「ちょ、べ、べつにあんたなんかの心配なんて.....」
カオルはどんどん赤面していき最終的にブツブツと言いながら黙ってしまった。
ツンデレって....良いよね。
「か、カオルなのか!それにルナじゃないか!」
亜人達の中から青い毛並みの男性が出てきた。
「あら、ゲンジロウじゃない!久しぶりね」
「久しぶり」
こうしてルナとカオルの説得により俺達は村に入ることが出来た。
「こちらです」
俺は怪我した亜人達の場所に案内してもらい傷の手当をしていた。
「火の王として我が同胞の傷を癒そう....暖かな温もりよあれ!!」
痛々しい傷を負った者達が光に包まれていきまるで新品のような体に戻っていた。
「直ぐに怪我した者をここに運んで来てくれ」
「は、はい!!」
「アカツキ様!私も手伝う!」
「ルナがどうしてもって言うから仕方なかったんだからね!べつあんたが喜ぶとかそんなこと考えてないんだから!」
「はいはい!じゃあ怪我したやつを俺の近くに運んでくれ」
そして時間が経つこと三時間。
「疲れたーーー!!NPが0になるまで回復魔法を使ったからか」
俺は人が一人入れるくらいの部屋にぶっ倒れていた。
トントン!
ノックの音が部屋に鳴り響いた。
「入っていいぞ」
最初はルナだと思っていたが入って来たのはカオルだった。
「どうしたんだ?」
「えーと、その....みんながとても喜んでいたって言いに来たの」
「そっか、友達のところに行かないのか?」
「もう沢山話したわよ」
俺は青い石を手に出して見上げていた。
「なぁ、そろそろ奴隷を解約してもいいかなって考えているのだが...................カオルはどう思ってんだ?」
「いや........」
「へ?」
「いやに決まってるじゃない!!!」
なんでだよ!とツッコミたかったがカオルが本気で泣きそうなので言えなかった。
「な、なんでそんなこと言うのよ!」
「奴隷が嫌いじゃないのか?」
「いいえ、最初は嫌いだったけどね.....私はあんたに救われたそしたら気づいたの私は永遠にあなたの......」
また頭の中にあの子の姿が思い浮かぶ。そうルナの時と同じように。
「支えになりたいの」
カンカンカンカンカンカン!!!
外から鐘の音が聞こえた。
「どうしたんだ!?」
俺はカオルを連れて外に出た。
「た、大変です!!黒い龍がこちらに向かっています!!!」
「なんだって!?直ぐに戦える者は武器を持つのだ!」
「待ってくれ村長!」
「おお!アカツキ殿早くお逃げくださいここは亜人の村。我々でなんとかします」
「直ぐに村の人を避難させてくれ」
「な、何を」
「俺が殺る」
俺はふらつきながら槍を構えた。
「無理よ!あんた死ぬわよ!」
「ルナ、カオル!」
「アカツキ様?」
「絶対命令だ!村の人を連れて森に避難させろ!」
「そ、そんな」
するとルナとカオルの体が強制的に従わせられる。
「アカツキ様死んじゃう!」
「あんた死ぬ気!?」
「俺を甘く見てもらって困るんだよ」
俺は笑顔を見せながらそのまま走って龍の方へと近ずいて行った。
「ヴァアアアアアアアアアア!!」
「ブラックワイバーンか。しかも二匹」
ブラックワイバーンはレベル90の上級モンスター。普通のワイバーンと比べレベルもだが筋力や素早さが圧倒的に段違いだ。
それよりも気おつけなければいけないのは牙に毒があることだ。
「せめて能力が使えたらな...」
俺は槍を構え歯を食いしばる。
プレイヤースキルの見せ所だな!
そのままワイバーンへと突撃して行った。
その頃ルナとカオルは村の避難に手を焼いていた。
「みんな森に逃げるのよ!!」
「慌てなくていい」
「カオル君とルナ君!」
「へ?村長?」
すると村長はある物を渡した。
「これは?」
「村の避難がもう終わる。そしたら君達はアカツキ殿のところに行くのだろう」
「もちろん」
「ならこれを持って行きなさい。アカツキ殿には感謝してもしきれない。せめてもの送りものだ」
「あ、ありがとうございます、村長!」
「うん、ありがとう」
「いいやこれでも足りないくらいだがね」
「行こうカオルちゃん」
カオルは頷く。
そして二人は猛スピードで走り出した。
「ヴァアアアアアアア!」
「ぐはっ!!!」
ワイバーンの体当たりをもろに受け壁に激突する。
するともう一匹の喉が紫色に輝いて俺にに向けてブレスを放射する。
ブラックワイバーンのブレスはワイバーンように火ではなく呪いの塊と言いった方がいいだろう。
ドス黒い霧のようなものが一直線に飛んで来る。
「やば!」
俺は槍を壁に突き出して回避する。
まずい、こんな時に目眩が!
着地に失敗して地面を転がって行く。
「このままじゃ勝てない」
俺は終わったなと薄々感じ始めた。
「NP回復アイテムも全部使っちまったのが運の尽きか....」
またワイバーンのブレスが来る。今度は避けられないだろう。
俺がどれだけラスボスを倒したと言ってもレベル90の相手を二体同時に倒すのは無理だろう。
言わば無理ゲーだ。
ブレスが放射され死を覚悟した時だった。
「何をやってるのよ!助けぐらい頼みなさいよ!」
声が聞こえブレスが弾き飛ばされる。
「ルナ、カオル何故ここに!?」
「村の避難が終わったから助けに来た」
「ダメだ。お前達は死なせられない!」
「大丈夫よ。私達にはこれがあるから」
二人の手には武器が握られていた。
「龍火と龍爪...それに一等星の盾剣」
龍火と龍爪はモンスターの素材で作れる最強武器だ。能力もその名の通り片方が火の爪でもう片方は切れ味に特化している。
ルナが持っている一等星の盾剣もモンスターの素材で作れる最強武器の仲間だ。見た目だけだとただの勇者の剣と盾のように見えるがそれは大違いだ。盾は全ての魔法を弾き剣は全てを表すことが出来る。
「どこでそんなものを?」
「村長がくれたのよ」
「うん、カッコイイ」
だがおちおちと話しをしていることも出来やしない。
「ルナとカオルがいるんだ.....負けるとこなんて見せられんのだよ!!!」
俺は槍持ち直し再びブラックワイバーンへ構える。
「ルナとカオルは後ろにいろ」
「でも.....」
「もう負けないからさ」
俺は槍を投げワイバーンの目を貫通させる。そして神速の速さで体を切り刻んでいった。
するともう一匹のブラックワイバーンがカオルとルナへとブラックワイバーンを吐く。
「しまったルナとカオルの方へ...................!!」
死ぬ?
また失うのか俺は........。
すると心に言葉が流れて来る。
復讐するのだろ?
お前は仲間を守れなかった罪人だ。
「違う......」
なら答えはひとつだ..........。
殺せ!!!
「ああ、ヴァアアアアアアアアアああああああああぁぁぁ!!!!!!」
闇の王解放
相手を高確率で即死させる呪いの黒い火を纏う。
「ヴァアアアアアアアアアああああああああぁぁぁ!!!」
黒い火を纏った槍は音速の速さでブラックワイバーンに大きな穴を開けた。そしてその傷口から即座に腐敗していきブラックワイバーンは肉片一つ残らず散っていった。
「ニガサナイ!ヴァアアアアアアアアア!!!」
飛び逃げようとするもう一匹のブラックワイバーン。
しかしもう遅い。
羽は黒い火に包まれて黒焦げになりどんどん腐敗していく。まるでサラサラの土で作った模型が風で飛ばされるように見える。
二匹とも倒すと闇の火は消えていきその場にアカツキが気を失い倒れていた。
「アカツキ様!!」
「ちょっと!!死なせないから....絶対死なせないからね!!!」
そう言ってルナとカオルが俺の体を持ち上げ村の方に戻って行った。
こんにちはそしてこんばんはどうも永久 光です。今回の作品を読んで頂き誠にありがとうございます。さてさて、今回はどうだったでしょうか?面白かった人もそうでなかった人も評価をお願い致します!まだまだ未熟ですが書籍化を目指して頑張っていきたいと思います。わざわざ後書きまで読んで頂き再度ありがとうございます。そして気になる次回は三月の間にはだそうと思っているのでしばしのお待ちを(遅れるかもしれません。ご了承ください)