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私と彼の言葉の無い話。
願い事、後悔、悲しさ。口にするなら幾らでも。
怒号、号泣、泣き声。ああ、なんの意味もない。
触れたかった、その骨ばった手に。柔らかな髪に。言いたかった、あの日口に出来なかった言葉を。
蒼く冷たい景色の中に、チカチカとランプが点滅しました。カンカンと警笛の音が遠くで聞こえました。
辺りに私の嗚咽だけが響く。喉が痛い、涙が溢れる。もう、私を支えてくれる人はいない。
神様、私の最後の願いを聞いてください。
私の願いは_____。
カミサマはいいました。「君は馬鹿だと。」