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魔性の瞳  作者: 冬泉
第五章「闇の舞」
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魔性の瞳-169◆「思考」

■ヴェロンディ連合王国/王都/大聖堂


「姫様。そちらは如何でしょうか?」

「こちらは、大丈夫なようです」


 大聖堂に残ったセイとレムリアは、注意深く結界石と、その置かれた台座を調べた。あれほどの変異にあったにも拘わらず、全ての結界石は無事であった。


「大事が無くて良かった。この結界石に何か有れば、都全体の守護にも問題が起こる所です」

「現時点の状況では、それは致命的ですね」

「そうですね」


 セイは、ほっと胸を撫で下ろした。大聖堂の結界は、都の守護と防備をも担っている。これが機能しなくなると、シェンドルの都は魔導的に無防備になってしまう。


「よし。ここは問題ない。ハウ卿と合流致しましょう」


 そっとレムリアはエリアドを見た。深く思考に沈降しているのか、エリアドは全くその視線に気が付かない。


“邪魔しない方が、いいでしょうね”


 そう思うと、レムリアは静かにセイに頷いた。


「行きましょう、セイ」


 エリアドを大聖堂に残して、セイとレムリアは謁見の間に向かった。



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