第1回 うるうる信長
(三好悪魔軍が人数が多すぎて、書くのが大変ということで、メインストーリーで1人ずつ書いていくことに方針を変えた。歴史に名を残す者も同じ方針。前話を書いている途中で、アイデアのネ申が降臨された。空から神々しい光を放ちながら、舞い降りてきたのだ。なんとか、これで書き上げるぞ!)
「ごほん、ごほん。」
ここは尾張のお城です。
「第1回 腐女子会に、ゲスト出演したばかりの・・・我は織田信長! 尾張のうつけ者だ!」
なぜか、自己紹介から会話を続けるキャラクターになってしまった。
「メインストーリーに1度も出たことが無いのに、アナザーストーリーでこんなに登場できるなんて、さすが我だ! うるうる。」
感極まって、泣いているが、これでも織田信長は男である。
「さすが我じゃ。いきなり、アナザーとはいえ、自分のコーナーが持てるとは・・・織田信長のネームバリューはすごいの~♪」
その時、アシスタントディレクターのカンペから、指示が出る。
「なに? 「制覇!!! 3 京、蹂躙編」に向けて、話を進めてもらわないと困るから。・・・あ、そういうことか~♪ 道理でおかしいと思った~♪」
織田信長は、自分でもおかしいと思っていたらしく、頭をかきながら照れる。
「は!?」
しかし、ふと気づいてしまった。
「それなら、残り6000字とかで、書きださずに、さっさと我の活躍を書かんかい! アホ! ボケ! タコ! イカ!」
前話を書いている途中で、アイデアのネ申が降臨された。空から神々しい光を放ちながら、舞い降りてきたのだ。
「うるうる。」
なぜ、泣きを最後に着けるキャラになったのかも知らない。そんな泣いている織田信長の元に、悪い天使が舞い降りる。
「どうしてないているの?」
「我は織田信長! 尾張のうつけ者である! ・・・のはず、なんだが・・・所詮、弱小国のバカなので、アホ扱いなのだ。うるうる。」
織田信長は、自分のことを、アホだと思っている。それもそのはず、うつけ者と言われ続ければ、心も折れるはずである。しかし、そんな織田信長を見て、悪い天使は、ニヤッとほほ笑む。
「私が助けてあげましょうか?」
「うる?」
「私が、あなたに、天下を取らせてあげましょう。」
「本当か!? 私なんかに天下をくれるのか!?」
「ええ、そうよ。」
「やった~♪ これで天下は我のモノだ~♪ わ~い~♪」
織田信長は、自分なんかでも天下統一できると、無邪気に喜んだ。その様子をニヤッと笑いながら、悪い天使は話を勝手に進める。
「契約成立ね。」
「契約するぞ~♪」
「おまえの体は私が頂こう。」
「え?」
そう言うと、悪い天使は、織田信長の体の中に入って行っ、消えてしまった。なんだか織田信長の様子がおかしい、さっきまでの落ち着きの無さが、噓のようになくなった。王者の風格すら漂わしている。
「我が名は・・・名乗るのはやめておこう。お楽しみは後に取っておこう。」
こうして、うるうる織田信長に、悪い天使が憑りついた。
まだまだ、メインストーリーのように高速ペースのテンポで書かなければいけないということは無いのだが、「制覇!!! 3 京、蹂躙編」に繋げるためには、織田信長が、京に出陣できる所まで、進めないといけないので、ザクッと書いてみよう。
「父上。お呼びですか?」
「よく来た、信長。」
「はい。・・・我が織田信長だ! 尾張のうつけ者とは、私のことだ!」
「コツン。」
「痛い・・・。」
「静かにしろ! この、うつけ者!」
「お約束なんです。うるうる。」
織田信長の父親は、信秀。この父親が信長を甘やかしすぎたのか? それとも尾張の平定に忙しくて、育児放棄をしたのだろうか? 息子は立派な、うるうる侍に成長した。
「この度、おまえのお見合いが決まった。」
「やった~♪ パーティータイム~♪ ワ~イ~♪」
「コツン。」
「痛い・・・。」
「いちいち騒ぐな! この、うつけ者!」
「お約束なんです!? 私は悪くない!? うるうる。」
相手は、美濃の斎藤道三の娘、農姫である。
「なんと!? 父上!? それでは政略結婚ではないか!?」
「嫌か?」
「大好きです~♪ 戦わなくていいんだもん~♪ ラブ&ピース~♪」
「コツン。」
「痛い、もう頭がこぶだらけです・・・。」
「次の日曜日だからな! 逃げるなよ! この、うつけ者!」
「お約束だから、やっているだけなのに・・・。」
こうして織田信長のお見合いパーティーが決まった。
「そうだ! 友達の松平ちんにお手紙でお知らせしよう~♪ きっと、喜んでくれるぞ~♪ おお! 心の友よ!」
信長は、手紙を書き恥また。松平ちんは、駿府の今川の元にいる。手紙の書きだしは、こうである。
「松平ちん、元気? 我が織田信長である! 尾張のうつけ者とは、私のことだ! 今度、美濃の姫と結婚して、政略結婚するぞ! 参加したければ、会費3両をお忘れなく!」
書きながら、織田信長は目から涙をこぼしていた。
「きっと、これを読んだ、松平ちんは、祝福してくれて、涙を流してくれるじゃろう。うるうる。」
こうして、織田信長は、手紙を駿府に送った。しかし、密書は駿府の今川義元宅、松平ちん宛だったので、義元が先に手紙を読んでしまった。
「なに!? 美濃と尾張が政略結婚!? 雪斎! 尾張に行く準備じゃ!」
「殿、まずは三河を滅ぼさねば、尾張には行けませんぞ!?」
「私は、会費の3両を出して、政略結婚パーティーに参加したい!」
「そっちですか!?」
「雪斎! さっさと三河を滅ぼし、パーティーに参加・・・京までの道を確保するのじゃ!」
「御意!」
こうして今川義元は、三河を手に入れに走るのだった。
次の日曜日、パーティー会場、正徳寺。織田信長は、初めて美濃のマムシドリンク、斎藤道三と濃姫に会った。
「我は織田信長! 尾張のうつけ者とは、私のことだ! うるうる~♪」
(き、気持ち悪い!?)
(なんだ!? このうつけ者は!? やっぱり娘の結婚は止めにしよう!)
斎藤道三が、呆れて帰ろうとした時に、悪い天使が織田信長の意識を奪う。
「冗談はやめておきましょう。父上、これをどうぞ。」
「これは鉄砲!?」
「はい、尾張には500丁の鉄砲があります。これからの時代は、鉄砲の時代ですよ。ハハハハハ!」
(こやつ、うつけ者を演じて、周りを油断させていたのか!? 恐るべし! 織田信長!)
斎藤道三が織田信長を認めた頃、濃姫にも、悪い天使の魔の手が伸びる。
「姫、あなたの味噌汁が飲みたい! 姫、君のためなら死ねる! 姫に出会えて、生まれてきて良かった! 姫、好きだ! 姫、結婚してください!」
「はい、結婚します~♪」
押して、押して、姫は陥落した。嫌いな男でも、言い寄られれば、落ちるのが女性である。悪い天使は、確信犯であった。
「政略結婚! 制覇!」
織田信長の結婚で、美濃と尾張は仲良しになった。
「私が手を下すこともなかったか・・・。」
織田信長の父、信秀が亡くなった。悪い天使は、織田信長に意識を返した。
「父上!? 父上!? なぜ死んだのですか!? 私の貸した4文を返してから死んで下さい!? うるうる。」
こうして家督を継いだ織田信長であったが、大名にはなれたが、父に貸した4文は返ってこなかった。信長は父からお金の大切さを教えらる。のちの街作りに影響を与える。
「信長だと!? 弟の信勝でいいじゃないか! ワッハハハ!」
この頃、尾張は織田信友が支配していた。信長の暗殺計画を企てる。暗殺者が信長に刀を突き刺そうとするが、刺さらなかった。事件が起きたのは、人格が悪い天使の時だった。残念!
「貴様、誰の差し金だ? 命が欲しかったら、正直に言え!」
「ヒイイイ!? 信友さまです! 命だけはお許しください!?」
「分かった。去るがいい。」
「あ、ありがとうございます!? ・・・グギャ!?」
「命を狙われて、許す訳ないだろう。」
信長は、暗殺者の頭を握り潰した。そして部下に命令する。
「おまえたちは、引っ越しの準備をしていろ。私は、用事を片付けてくる。」
そう言うと、織田信長は消えていった。
織田信長は、なぜか空を飛んでいる。信友の清州城の上空である。なぜか、カノン砲がある。そして、信長はカノン砲の引き金を引いた。
「カノン砲! 発射!」
砲弾が清州城に向かって放たれた。ドカーン! っと命中した。この時に信友は死んだ。悪い天使に目をつけられて、逃れることはできない。
「これで、尾張1国は、私のモノだ。ハハハハハ!」
織田信長は、長かった内紛を治め、尾張の平定した。元の織田信長に戻してみる。
「いつの間にか、尾張を統一している!? すごい~♪ ワ~イ~♪ うるうる。もし父上が生きていたら喜んでくれただろうに。うるうる。」
信長は、命の尊さも、父から教わった。美濃の斎藤道三が息子の義龍のクーデターにあった時も、信長は義父を助けようとする、心優しき男であった。結果として助けることはできなかった。
「兄ではダメだ!」
弟の信勝が、謀反を企てる。
「そんなこと言わないで!? うるうる。」
優しい信長は、泣きながら謀反を止めてと言う。
「カノン砲! 発射!」
悪い天使の織田信長が、カノン砲をぶっ放し、弟の倒し謀反を防ぐ。
「神だ! 信長さま! 万歳!」
空を飛び、カノン砲を打ち込む姿は、まさに神であった。気がつけば、織田信長のカリスマ性は、人を引き付けていた。人も国も、見事にまとめ上げたのだ。
「我は織田信長! 尾張のうつけ者とは、私のことだ!」
「はは~。」
「ひれ伏せ! 豚ども!」
「はは~。」
「こんな日が来るなんて、夢のようだ。うるうる。」
優しい織田信長は、うるうる侍のままだった。
そんな織田信長は、室町幕府の将軍、足利義輝に上洛して会っていた。
「我が織田信長だ! 尾張のうつけ者とは、私のことだ! うるうる。」
(こんな偉そうで、瞳をうるうるさせた田舎者・・・いらん! 駿府の今川義元にでも書状を送って、織田も滅ぼしてもらおう。)
「よく来た。京で遊んで帰るといいぞ。」
「ワ~イ~♪ 将軍さまに会えた~♪ ヤッホ~♪」
将軍、義輝は、織田信長には、目もくれなかった。しかし、当の織田信長は、京で遊び呆けていた。
「たこ焼き~♪ 綿菓子~♪ あれ? 大仏さまがないぞ?」
「みんなどこ!? 京で迷子になっちゃったよ!? うるうる。」
こうして、京を満喫して、尾張に帰った織田信長だった。
そして、ついに織田信長の人生で最大の戦いを迎える。
「信長さま!? 大変です!?」
「どうした?」
「駿府の今川義元が攻めてきました!?」
「・・・。」
「その数、5万です!?」
「うるうる。」
泣くしかない織田信長であった。
「みなさん、一緒に、うるうる、しましょう!」
「うるうる。」
この頃、信長の配下は、森、柴田、林、池田、河尻、佐々、前田、金森、毛利、佐久間などの家臣がいた。おまけにサルこと、木下藤吉郎もいた。
「サル! サルはおらぬか!」
「殿、お呼びでございますか?」
この使いパシリが、のちの豊臣秀吉のサルである。
「我の草履がないぞ?」
「殿が寒くないように、懐に入れて温めておりました。」
「サル、ありがとう~♪ うるうる。」
「殿のお役に立ててうれしいです。」
「サル、おまえも一緒に死んでくれ! うるうる。」
「殿! うるうる。」
抱き合いながら涙を流す2人。なぜか、信長とサルは気持ちが通じていた。
いざ、桶狭間に向かう前に、織田信長は死を覚悟した。
「最後のご飯だ! みんな食え!」
そしたらお腹が空いたので、どうせ死ぬならと、ご飯をお腹いっぱい食べた。
「サル回しでございます~♪」
「ウッキキ~♪」
本当は、人生50年ソングを歌ったらしいが、歌は著作権の問題で警告なし削除を食らうので、回避するために、織田信長は、サルこと、木下藤吉郎を回して、宴会芸として遊んでいる。
「どうか、痛くないように死ねますように~♪ うるうる。」
「うるうる。」
最後に、みんなで近所の神社にお参りに行った。この時の織田軍は、信長のうつけぶりに5000の兵が、2000まで減ったと言われている。
「みんな、今までありがとう。うるうる。」
「殿。うるうる。」
その時、急に雨が降り出した。そして雷鳴もなり始めた。
「あ、雨だ。今日の出陣は、中止します~♪」
「ワ~イ~♪」
織田軍が、出陣を取りやめた時だった。ゴロゴロゴロ! っと、雷が落ち、織田信長に命中した。真っ黒焦げになる信長。
「プハ~!? 」
雷が命中し、真っ黒焦げになった、織田信長は、凛々しかった。
「中止は嘘だ! これより今川本陣に奇襲をかけ、今川義元の首を取るぞ!」
「どうしたんだ!? いつもの殿じゃない!?」
「うるうるは、どこにいったんだ!?」
優しい織田信長から、悪い天使の織田信長に変わった。
「私が、これから今川の本陣に、カノン砲をぶち込む! それが突撃の合図だ!」
「なんだか分からんが、どうせ死ぬなら、やってみよう!」
「おお!」
「私が、みんなを勝利に導くぞ!」
「信長さま! 万歳!」
「信長さま! 最高!」
悪い天使の織田信長は、言葉もしゃべり方も変わり、カリスマ性があった。うるうる信長ちゃんとは、180度キャラクターが違うのだ。
「くらえ! 今川! これが私のツインカノン砲だ! 発射!」
なぜか上空に飛んでいる織田信長の必殺技、カノン砲のパワーアップ版、ツインカノン砲が火を噴いた。
「な、なにごとじゃ!?」
ドカン! ドカン! と撃ち込まれるツインカノン砲の砲弾に、今川の本陣は、パニックになっていた。
「突撃! 今川義元の首を取るぞ!」
「おお!」
織田の少数の軍勢が、今川の本陣に突撃した。そこで織田軍が目にした光景とは?
「え、・・・。みんな死んでるんですけど・・・。」
織田信長のツインカノン砲の破壊力で、今川の本陣の兵は、皆殺しになっていた。今川兵は、全員、地面に転がっていた。
「あ!? 今川義元だけ、生きてるぞ!?」
なぜか、今川義元が1人だけ、奇跡的に生き残っていた。
「手柄だ! 今川義元を殺せ!」
「おお!」
織田軍500人に対し、今川義元1人。織田軍の兵士は、手柄をあげるために、今川義元を取り囲んだ。
「今川義元、君は完全に包囲されている。速やかに投降しなさい!」
「許してください!? 降伏します!? ううう!?」
「え、殺したよ。」
「わああああ!?」
織田の家臣、毛利さんが剣を突き刺し、今川義元を討ち取っちゃいました。
「勝ったぞ! 今川に勝ったぞ!」
「人数が少なくても、織田が勝ったぞ!」
「勝どきをあげるぞ!」
「エイ! エイ! オ!」
「エイ! エイ! オ!」
織田軍は、勝利の雄たけびをあげた。歓喜の喜びである。小が大を制したのである。これが、新しい史実、桶狭間の戦いである。
「私は、疲れた。少し眠るとするか。」
上空から、ツインカノン砲を撃って、エネルギーを使い果たした、織田信長が意識を失い、地上に向かって落ちていく。
「空を見ろ!?」
「鳥だ!?」
「飛行機だ!?」
「信長さまだ!?」
今川を相手に奇跡の勝利を収めた織田軍。歓喜に沸いているところに、空から織田信長が降ってくる。
「ギャア!? 痛い!? うるうる。」
誰も受け止めようという気持ちが無いので、ドカーン! っと、信長は地面に落ちた。その衝撃で意識が戻った。いつもの、うるうる信長さまだった。
「殿! 勝ちましたぞ!」
「織田が今川に勝ちましたぞ!」
「うる?」
優しい織田信長は、意識が無かったので、今川を倒したことを知らなかった。
「真か!? 今川に勝ったのか!?」
「これも信長さまの、大筒砲のおかげです!」
「ワ~イ~♪ 褒められた~♪ うれしくて、うるうる。」
最後に言っておくが、信長さまは、男である。
「信長さま! 万歳!」
「信長さま! 万歳!」
兵士たちは、奇跡の勝利に信長を褒めたたえた。
「ワ~イ~♪ やった~♪ うるうる。」
今まで、うつけ者と馬鹿にされきた男にやっと陽が当たる。
「我が織田信長だ! 尾張のうつけ者とは、私のことだ!」
本人までも、自己紹介の挨拶で、ふざけていた尾張のうつけ者が、天下の今川義元を討ち取ったのだ。この下剋上が、日本全土を震撼させた。
「なに!? あの田舎者が、今川を破っただと!?」
京の将軍、足利義輝も驚いた。とりあえず会っておいてよかったと思った。
「今川が負けた!?」
今川と3国同盟を結んでいた、武田家と北条家も目が飛び出るほど、驚いた。
「チャンス! 川中島に攻めに行くぞ!」
越後の虎、上杉家は南下する機会が到来した。
「織田信長? 終わりのうつけ者? 知らない。」
栄華の三好長慶は、無名の弱小国の織田信長に興味はなかった。
「我は織田信長だ! 尾張のうつけ者とは、私のことだ!」
と、ふざけていた信長であったが、
「天下は、私のモノだ! ハハハハハ! ワ~イ~♪ やった~♪ うるうる。」
こうして、織田信長の快進撃は、始まるのである。
うるうる。
第1回 うるうる信長 完
つづく。
おまけ。
1話の前置きが200字くらいで、それをカットした場合、10万字に足らない危険性がある。(足らない作品は、新しく書き下ろしている。)ので、おまけを書いてしのいでしまおう。2000字も書けば、大丈夫だろう~♪
「おお! 今川にこき使われていた、我が友、松平ちんではないか!?」
「ああ! 泣いてばかりの信長うるじゃないか!?」
信長の友達の松平ちんは、桶狭間の戦いで敗れた今川から独立を果たした。三河の大名、松平ちんになったのだ。
「うるうる。」
「ちんちん。」
「うえええええん!」
織田信長と松平ちんは、感動の再会を果たす。泣きながら抱きしめ合う2人。
「よかったな! 自由になれて! 松平ちん! うるうる。」
「これも信長うるが、アホの今川義元を倒してくれたおかげだ! ちんちん。」
「うえええええん!」
2人の友情の絆は強かった。子供の頃からの友達というのは、無条件で信じるものである。時間が経って、性格はかなり変わっているのだが・・・。
「信長うる。」
「なんだ? 松平ちん。」
「私も独立したので、松平ちんは、恥ずかしいでござる。語尾に、ちんちんと付けるのも、私のために、出版が停止になってしまいます。」
「それは、困った!? 発売されなくなったら、泣いちゃうぞ!? うるうる。」
こうして2人は、松平ちんの新しい名前を考えることになりました。
「松平うるうるは、どうだ?」
「うるうるは、信長うるだけで十分です。」
「残念じゃな、うるうるで天下を統一しようと思っていたのに・・・。」
「しなくていい!」
「では、松平マンとかどうだ?」
「却下。」
「松平仮面?」
「ちょっといいかも・・・却下。危ない危ない、もう少しでOKを出す所だった。」
「宇宙兵器松平?」
「まだ、戦国時代に宇宙は早いです。」
なかなか、うるちんコンビでは、新しい名前は決まらなかった。
「もう、どうすればいいか、分からんのう・・・。うるうる。」
「こうなっては、奥の手を出しますか?」
「なに!? 奥の手だと!?」
信長は、松平の周囲を見回す。
「奥の手は、どこにある手だ!?」
「ふざけないでください!」
「そんなに怒らなくても・・・。うるうる。」
ただ、うるうるに持っていきたいだけである。
「発表します! 新しい名前は・・・徳川家無しです!」
「どうも、徳川家無しです~♪ どうも~♪ ・・・おい!?」
「そんなに怒らなくても・・・。うるうる。」
改めて、発表します。
「徳川家ないよです!」
「どうも、徳川言えないよです~♪ どうも~♪ ・・・おい!?」
「そんなに怒らないでも・・・。うるうる。」
さすがに、このネタも2度が限度だね。
「徳川家康に決定しました!」
「どうも、徳川家康です~♪ どうも~♪」
「気に入ってくれた?」
「ありがとう。信長うる。」
「よかったです。家康ちん。」
「あの・・・あくまでも、ちんを付けるのですか?」
「つけるのは、友情の印です!」
「そうですね。家康ちんでいきます~♪」
こうして、松平ちんは、家康ちんに改名された。
「信長うるは、今川も倒して、飛ぶ鳥を落とす勢いなのに、改名もしないんですか? 信長エリザベス・カール・ライトニング・ドンゴロウとかどうです?」
「それいいね~♪ 変えたいのは山々なんだけど、変えれないの。うるうる。」
「どうしてですか?」
「だって、主役だから~♪ うるうる。」
こうして、松平ちんの改名で、おまけは幕を閉じるのでした。
尾張。
つづく。




