↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
94/100

喫茶「いそしぎ」で全人類集合!ヨーヨーの糸で90年代をハッキングする代表作プレゼン

ケン

「……起きてるか、全人類。今夜はいつもの国会中継でも異世界転生でもねえ。時計の針が、逆回転して1990年代の日本にプラグインしやがった。俺たちの笑い声が、ついにバブルの残り香が漂う一本の高層ビル――『シャルンホルスト・タワー』の地下一階、喫茶店『いそしぎ』のドアベルを、誰も触ってねえのにカランカラン鳴らしちまったんだ! ネットの噂、もう時空がバグってる。『16bit・アタックのリスナーが爆笑しすぎて、ビルのエレベーター4基が全部5階で止まって「使徒、襲来」って点滅し始めた』ってな!! ギターのケンです、16歳! 今夜のスポンサー作品、なろうで読める作者渾身の“完結済・代表作”、タイトルがこれだ!!『シャルンホルストとグナイゼナウ』!! Nコードは『N4871GN』、作者は『寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった』! ……いや、会議室で起きたはずが今度は喫茶店かよ!! URLはこれだ!!


https://ncode.syosetu.com/n4871gn/


全人類、今すぐ別タブで開いてスタンバイしろ!!」


ユカ

「(机をバンバン叩きながら)わっしょぉぉぉぉぉおい!! ねえケンくん、私あらすじ読んだよ! 主人公の友達の扶桑くんね、ただモカを一杯飲みに来ただけなのに! ディスコで催涙弾が咲いて、投票所でラップが鳴って、ハンググライダーに乗ったフルフェイスのライダーが窓に突っ込んでくるの! こんばんは、モカ一杯で世界が崩壊するの大好きな女、ユカです! ……ねえ、この作品、各話のタイトル、ぜんぶ『ヨーヨーの技の名前』なんだって! Sleeper、Walk The Dog、Around The World……最初の技が『Sleeper』で、投げたヨーヨーが糸の先で回り続けて、手首を返せば必ず掌に戻ってくる技なんだよ! わっしょーい!」


ケン

「(悶絶しながら)そこに気づいたか、ユカ!! そう、この作品ヤバいのがな、各話タイトルが『ヨーヨー技名』で、サブタイトルが『アニメの名前』のダブル構造なんだよ! 第1話『Sleeper/Your Name.』からして君の名は。だ! 暗殺教室、響けユーフォニアム、氷菓、まどマギ、カードキャプターさくら、あの花、鬼滅の刃、とらドラ、夏目友人帳、鋼の錬金術師……90年代~令和のアニメ愛を、狂気の速度で全部ぶち込んでハッキングしてやがる! しかも舞台は90年代のカオス日本! テレカ、公衆電話、プリントゴッコ、バーコードバトラー、YMOの散開……全人類、当時を知らなくても爆笑できるから安心しろ!!」


アサ

「高城アサ、16歳。……ふふ。……ちょっと待って。私、この『シャルンホルスト・タワー』の由来を読んで、電卓が止まったわ。バブル期に悪徳政治家とゼネコンが癒着して建てた“悪のタワー”が、崩壊寸前にテナント料の暴落で若者が集まって蘇生した……? これ、不良債権をディストレス価格で底値買いして再生させる、私の理想の再開発スキームそのものよ。しかも登場人物が濃い。念力『超平和バスター』で鬼と戦う語り部・蒼龍。フルフェイスを一生外さないグナイゼナウ・ライダー。旧日本軍の軍服を着た美少女・神鷹中尉。黒幕はまさかの“ナベツネ”配下の5色ネクタイ『オニンジャー』……。今すぐこのURL


https://ncode.syosetu.com/n4871gn/


を踏んだ全リスナーから『喫茶いそしぎ・モカ一杯7億円(涙の塩味つき)』を徴収するわ」


ケン

「(机を叩いて悶絶)出た7億円!! しかもなんで塩味なんだよ!! ……いや、それも作品ネタだわ! 扶桑が『マスター、今日のモカ、なんだかしょっぱいね』って言うと、いつの間にか自分が泣いてんだよ! それがこの作品の隠し味なんだ! ドタバタギャグの合間に、急にグッと切ない話をぶち込んでくる緩急がエグい。特に第2部の蒼龍と千歳ちゃんの話……幸せの黄色いリボンの話は、ギャグ小説だと思って油断してたら涙腺を一撃で持ってかれるからなァ!!」


アス

「……えへへ。みなさん、こんばんわぁ。アスですぅ。あ、今ね、スタジオのドアに、ちいさな『組紐の妖精さん』が結ばれてるんですぅ……。赤い、赤い糸の妖精さんでぇ……。マスターさんの手首にも、同じ赤い組紐が結ばれてたんですって。あ、その妖精さん、扶桑さんと若宮ちゃんが二人そろって涙をこぼした理由を、そっと『わすれちゃったねぇ』って囁いてますぅ……。えへへ、ヨーヨーの糸みたいに、投げても投げても、ちゃんと掌に戻ってくるんですねぇ……」


ケン

「(少し黙る)……アス、お前、また的確なんだよ。そこがこの作品の一番の仕掛けでな。序章で語り部の蒼龍が、読んでる“お前”――つまり全人類に、直接こう語りかけてくるんだ。『君はもう、投げられた』ってな。ヨーヨーの『Sleeper』の掟――どれだけ長く眠っていても、軽く手首を返せば必ず投げた者の掌に戻ってくる。それを“物語そのもの”に重ねてやがる。読者を糸の先でくるくる回して、気づいたら指が勝手に次の話をたぐり寄せてる。……全33話、完結済み。安心して、この喫茶店のカランカランに飛び込んでくれ」


――で、だ。ここからが今夜の本題。今夜このタワーを紹介する“本当の理由”がある。


ケン

「全人類、聞け。この『シャルンホルストとグナイゼナウ』はな、作者の“完結済・代表作”なんだよ。そんで今、この作者の別作品を2つ読んでる奴、いるよな? 追放ざまぁの『追放された最弱スキル持ち、実は世界最強でした 〜辺境で始める無双スローライフとざまぁ婚約破棄〜』(Nコード N7162LJ)と、『「寿命を削る欠陥ヒーラー」と追放された俺、実は【世界樹の根源】だった』(Nコード N1362LW)だ! ……この2作、実は今夜の代表作と、糸で繋がってんだよ!!」


ユカ

「(机を叩きながら)わっしょーい!! ケンくん、私それ気づいた! 『世界樹の根源』のほう、毎話の後書きに『著者の完結済代表作はこちら「シャルンホルストとグナイゼナウ」』ってURL貼ってあるんだよ! 全話だよ全話! 読み終わるたびに『代表作こっちだよ!』って手首返してくるの! これもう、ヨーヨーの糸で読者を代表作に引き戻す『Around The World』じゃん! わっしょーい!」


アサ

「(電卓を叩きながら)そう、それが実に高利回りなのよ。新作の『世界樹』を読み終えた読者を、後書きの一行で確実に代表作へ送客する。完璧な導線設計(トラフィック・ルーティング)だわ。私ならそのリンク経由の流入1クリックにつき7億円の“紹介手数料”を……いえ、それより注目すべきは中身の骨格ね。『収納』の主人公も、『世界樹』の主人公も、揃って同じ構造なの。“最弱・欠陥”と嘲られて追放された男が、実は世界のコストを一人で肩代わりしていた『生命の蛇口』であり『世界のゴミ捨て場』だった――。彼が抜けた瞬間、パーティも世界も、支払いを踏み倒せなくなって崩壊する。捨てた側が、利息つきで破滅するのよ。……この“世界を背負う柱を捨てた愚かさ”という主題、私は投資判断として満点をつけるわ」


ケン

「(頷いて)そうなんだよ、アサ! そんで『収納』も『世界樹』も、最後は“物語の外側”にまで手を伸ばすんだ。管理者だの、運命の書だの、しまいには画面の向こうの『観測者=読者』と『創造主=作者』にまで殴りかかる第四の壁ブレイク! ……で、その大元、その作風の“原点”が、今夜の代表作『シャルンホルストとグナイゼナウ』なんだよ! 90年代のあの喫茶店で、蒼龍が最初に『君はもう、投げられた』って読者に語りかけた、あのメタ構造から全部が始まってる! 追放ざまぁの2作は、この代表作のDNAを受け継いだ“双子”ってわけだ!!」


アス

「……えへへ。あ、電波の向こう側に、ちいさな喫茶店の看板が3つ、並んで灯ってますぅ……。『いそしぎ』の隣に、『収納』のお店と、『世界樹』のお店……。ぜんぶ同じマスターさんが、奥のカウンターでグラスを磨いてるんですよぉ……。あ、赤い組紐の糸が、3つのお店を、くるくるって繋いでますぅ……。えへへ、投げられたヨーヨーは、ぜんぶこの喫茶店に、戻ってくるんですねぇ……」


ケン

「(生ギターをジャッと鳴らして)……ああ、そういうことだ。今夜のテーマ、決まりだ。『16歳の、ヨーヨーの糸で3作品を繋いで90年代喫茶店ごとハッキングする禁断の代表作プレゼン』!! 全人類、まずは代表作『シャルンホルストとグナイゼナウ』(N4871GN)を読め! 気に入ったら、同じ作者の『追放された最弱スキル持ち』(N7162LJ)と『世界樹の根源』(N1362LW)で、追放ざまぁの糸を最後までたぐり寄せろ! モカはまだ温かい。次の一杯は、お前の分だ。……それじゃあ来週も、この壊れた防音室で会おうぜ。16bit・アタック!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。