どうした
璦奈は、次の日学校を休んだ。
大丈夫?って連絡すると、うん!と返事が返ってきた。
なんだかとっても心配だったから、オレは璦奈の家に行ってみた。
そしたら、璦奈のおかあさんがでてきた。
最初は、くだらない世間話からはじまり…
璦奈は、今寝てるからって言われて璦奈には、あえなかった。
だから、起きたらでいいから電話ほしいな、って携帯に連絡した。
すると数分後に、いっぱい寝ちゃったーって文字と、かわいいスタンプが送られてきた。
(電話していい?)
って入れたら、
(今からお風呂入りたいな)
ってきたから、
(明日は、来れそう?)
って聞いてみた。
そしたら、元気そうな絵文字で
(もちろん)
ってきたから、安心した。
でも…
次の日も璦奈は、学校に来なかった。
…
休み時間、電話をすると璦奈は元気そうな声で、寝坊しちゃった!だからそのままサボっちゃったって、笑っていた。
でも…
心配になって、学校帰りにまた璦奈の家に行ってみた。
そしたら…やっぱりおかあさんがでてきて、ごめんねって謝られた。
璦奈…昼間はあんなに元気そうだったのに。
でも、オレは思い出した。
璦奈は、昔から辛くても笑顔で隠し通すクセがあるってことを。
きっと、璦奈はなにかを隠して頑張って元気なフリをしているんだ。
…
今は、オレにあいたくないっていうなら…無理矢理押しかけるのもな…。
もしかしたら、透はなにか聞いているんじゃないかなって思い、いつのまにかオレは透の病院にきていた。
そして、病室のドアに手をかけようとしたそのとき…
「ほんとアイツは、絶対許さない‼︎わたしが消す。二度と現れないようにするからね!」
って冴木さんの声がした。
え…?
オレはドアをトントンと叩いて、病室へとズカズカ入った。
そしたら、冴木さんが赤い顔をして
「えっ⁉︎りっ寮梧くん…」
と、慌てて立ち上がった。
なにをそんなに顔を真っ赤にして慌てているのだろうか?
「あ、オレお邪魔だった?」
「そ、そんなわけないよ」
と、透もなんか慌てている感じだった。
…
オレに聞かれちゃまずい話でもしてました?
「あっ!わたし、これから用事あったんだぁ。じゃ、寮梧くんごゆっくりー…」
と、冴木さんは急いで病室を出ていってしまった。
…
「なんか、オレタイミング悪かったかな…」
「えっ⁉︎てことは…みた?」
?
「なにを?」
「あっ、いや…ううん。みてないなら大丈夫。うん、大丈夫。」
「なんだよ?てか何話してたんだよ?」
「あ、たいした話じゃないんだよ。それより今日は、璦奈と一緒じゃないんだ?どう?順調か?」
…
それをオレに聞くってことは…璦奈は、透になんにも話してないってことだよな。
透なら、なにか知ってるかもって思ってここにきたんだけど…
この様子じゃ、知らないだろうな。
「あー、璦奈は…ちょっと体調良くないみたいでさ」
「え、大丈夫かよ?だから最近連絡ないんだ?ちゃんと支えてやれよ」
…
「あぁ…」
…
なんか…そんな言い方されると、ほんとにオレの子どもなんじゃないかって、つい思い込んじゃうな。
もう、頭の中がどうにかなってしまいそうだ。
グルグルグルグル…色んなことが頭をまわっているみたいだ。
とまらないメリーゴーランド…
ならいいけど…
いや、それも困るけど…
もう、オレの頭の中は電子レンジで卵が爆発したみたいに、グチャグチャだ。
だれか、布巾で掃除してくれないだろうか?
ホウキとチリトリで、オレの頭の中も綺麗に掃除して、仕上げに布巾で拭いてくれたら…
って、そんな脳内お掃除くんなんているわけないんだ。
璦奈は、どうしたらオレと…
オレに…
なんでも相談してくれるだろう?
オレって幼馴染だったし、そもそも彼氏でもあり、結婚の約束もしたばっかりなのに…
なのに、なんで璦奈は…
オレに心をひらいてくれないのだろう…
むしろどんどん閉ざしているみたいだ。
あと…透と冴木さんは、いったいなにを話していて、なにをしていたのだろう?
みた?って言われたけど…
なにが病室にあったというのだろう?
なんにもなかったように見えたけど…
続く。




