退会された貴方へ……
※ ※ ※
今日は、とてもショックなことがありました。
今までとても良いアドバイスをくれた方が、今日、突然退会したのです。
正直、今はとても放心状態です。
何度メールを送ってもエラーが出てしまうのです。
おかしい、と調べてみたらその人は退会していました。
驚きました。
──退会の原因は多分、私です。私のせいです。 私に間違いないです!
今日、私がその人とメール交換して、お互い食い違う議論を何度かしてしまったのです。
確かにその時、私は腹を立ててました。
でも、まさかそれが原因で、その人が突然退会するとは夢にも思っていませんでした。
退会ってよくわからなかったのですが、その人の書いた小説、エッセイ等全て消えるのですね。
信じられない、なんて残酷なんだろう。
その人が何十万字書いたものが一瞬で消え去る……
その人の作品は二度と見れないのです。
その人は練習だから……といってたけど、その人にお気に入り登録した人や、ブクマや評価を付けてた人だってショックでしょう。
自分だったらショックすぎます。
なんだか、この世から突然、その人が消えたような感覚なのです。
こういう感覚をよく私が物語のキャラクターの地の文に書く「茫然自失」というのでしょうか。
はっきり言って、私なんかのせいで退会する理由などまったくないのに……。
こんなの捨て置けば良かったのに……。
もしかしたら、その人には他の退会する理由もいろいろあって、私のメールがタイミング的に、退会に点火させたという事もあるかもしれない。
けれど、それでも発端は私でしょう。
私とのやりとりがなければ、この人は今日、退会はしなかったはずです。
ものすごく罪悪感で一杯です。
これはヤバい……精神的にキツイ。
だから書かずにはいられなかった。
だって私は「私も」ってお詫びに退会できないエゴイズムな人間なのです。
こんな薄情な人間なんだから、その人は無視すれば良かったのに……
貴方が消える必要など何一つなかったのです。
※ ※
ほんの短い間でしたが、彼女(彼)には凄くお世話になったのです。
私の拙い作品を細かく分析してくれた。
その人は懇切丁寧に、一つ一つ自分の作品の詳細を書いてくれた。
本当に一生懸命その人はアドバイスしてくれました。
おかげ様で今、その作品は私の代表作となりました。
私の中で、初めて短期間でなろう登録者たちから、評価してくれた作品となりました。
※ ※
〇〇さん、本当にありがとう。
私の方こそ、貴方の事、退会せずにいられないくらい、沢山傷つけてごめんなさい。
最後の未読メール謝ってくれてたんですね。
気が付かなかった。
それどころか、それを知らずに私は、あなたに文句の返信メール延々書いてましたよ(泣)
ああ、本当に自分がアホで馬鹿でしょうがない。
大切ななろう作家の若い芽を潰した気がしてならない。
貴方のこと、絶対に絶対に私は忘れません。
貴方といろいろメールできた事。最後はまあ……あれだったけど。
それまでは、とても楽しかったのも事実です。
私に夢を語らせてくれてありがとう。
私に希望を語らせてくれてありがとう。
拙い私の作品をたくさん読んでくれてありがとう。
凄い才能あったのに、退会させてしまって、心から申し訳なかったです。
でも最後に云わせてください。
あなたは十分、文才は最初からありましたよ。
私に言わせれば、小説で練習する必要など少しもなかったです。
これが私の本心です。
どこかで、もし見ていたら本当にありがとう&ごめんなさい。
真摯にお詫びいたします。
これは私の貴方への懺悔の手紙です。
文才有って知能もとても高い。
論理的、思考的、客観的と人より多く長けている貴方。
それに、とても若いから貴方の未来は、きっと明るいでしょう。
どうかお身体ご自愛くださいね。
さようなら。〇〇さん。
※ リアクションつけてくださった方、評価を付けてくださった方、またエッセイを読んでくださった方、誠にありがとうございました。
私はとても慰められました。