蛾の踊り 詩
浮いた雰囲気
足音の余韻
擦れた靴底
目の奥の余韻
心の音源化をする
泣いた雰囲気
器の結露
窓の手の跡
欠けたからこそ
音の抽象化をする
見渡して踊る
振り向いて周る
抱え込んで向かう
投げ出して廻る
見渡して踊る
振り向いて周る
抱え込んで向かう
投げ出して廻る
話すかな文字
酔いに埋もれて垢で溢れる
黙る多言語
垢に埋もれて朽ちてく
若さを刈る垢
焦り割れる若さ
垢で描く心
視えた殻の中身が
若さを刈る垢
焦り割れる若さ
垢で描く心
視えた殻の中身が
読んでいただきありがとうございました