第7話 砲兵部隊と不穏な陰
ハイパー、カルロス、マティアス、カリウス、ユウティライネンの五人がそれぞれの武器を使い始めて一ヶ月が過ぎた。
それぞれ自分の武器の性能や独特の性能や癖などを理解し、自分の手足のように扱っていた。
今ではそれぞれ元いた隊の兵士に銃の扱い方を教えていた。
まず、訓練を受ける兵士に好きな銃を選ばせて一週間訓練してから森に入りハイパー達と同じように戦ってもらい、そこからどの銃が合っているか確認していき装備を替えていった。
兵種としては、前衛担当の突撃兵、塹壕や拠点建設、爆発物などの扱いにたけた工兵、機関銃で前衛部隊を掩護する援護兵、遠距離から支援するマークスマンとスナイパー、の五つに分けた。
それぞれスナイパーを覗く四つの兵種で射撃班を組んでいき、それの四つ集めて分隊とした。スナイパーは二人一組でいくため少数となった。
ハイパー、マティアス、カリウス、ユウティライネンは4つの分隊の隊長をしてもらう予定のため、今は作戦や戦術などを学んでもらっている。カルロスはスナイパーの基本を部下に学ばせているため、四人速く学んでいった。
ハイパー等の訓練の際にレベルが上がり、召喚できる装備を見ていると銃だけでなく、火砲が増えていた。
日本製
榴弾砲
十四年式十糎榴弾砲
九一式十糎榴弾砲
機動九一式十糎榴弾砲
九五式野砲九一式十糎榴弾砲
八九式十五糎加農
九六式十五糎加農
三八式十五糎榴弾砲
四年式十五糎榴弾砲
十四年式十糎加農
九二式十糎加農
九六式十五糎榴弾砲
ラ式十五糎榴弾砲
野砲
三十一年式速射野砲
三吋野砲
三八式野砲
改造三八式野砲
九〇式野砲
機動九〇式野砲
山砲
三十一年式速射山砲
四一式山砲
四一式騎砲
九四式山砲
九九式十糎山砲
迫撃砲
九六式中迫撃砲
九六式重迫撃砲
九七式軽迫撃砲
九七式中迫撃砲
九九式小迫撃砲
二式十二糎迫撃砲
阻塞弾発射機
墳進砲
試製四式七糎噴進砲
試製九糎試製空挺隊用噴進砲
十五糎多連装噴進砲
四式二十糎噴進砲
高射砲
十一年式七糎半野戦高射砲
十四年式十糎高射砲
八八式七糎野戦高射砲
九九式八糎高射砲
押収三・七吋高射砲
三式十二糎高射砲
四式七糎半高射砲
五式十五糎高射砲
高射機関砲
ホ式十三粍高射機関砲
九八式二十粍高射機関砲
ラ式二十粍高射機関砲
一式三十七粍高射機関砲
五式四十粍高射機関砲
対戦車砲
九七式自動砲
九四式三十七粍砲
ラ式三十七粍対戦車砲
一式三十七粍砲
一〇〇式三十七粍戦車砲
試製九七式四十七粍砲
一式機動四十七粍砲
試製機動五十七粍砲
試製五式七糎半対戦車砲
試製十糎対戦車砲
歩兵砲
十一年式平射歩兵砲
十一年式曲射歩兵砲
九二式歩兵砲
ドイツ
榴弾砲
10.5cm FH 98/09
10.5cm leFH 16
15cm sFH 02
15cm sFH 13
21cm Mrs 10
21cm Mrs 16
21cm Mrs 18
15cm sIG33
10cm K 04
10cm K 14
10cm K 17
10.5cm sK 18
15cm K 16
15cm K 18
15cm K 39
17cm K 18
山砲
7.5 cm GebG 36
迫撃砲
5 cm leGrW 36
8 cm sGrW 34
Kz 8 cm GrW 42
12 cm GrW 42
10 cm NbW 35
10 cm NbW 40
20 cm leLdgW
21 cm GrW 69
38 cm sLdgW
ロケット砲
15cm NbW 41
30cm NbW 42
8.8cm Raketenwerfer 43 Puppchen
ヴルフラーメン40
ネーベルヴェルファー
歩兵砲
7.5 cm leIG 18
対戦車砲
2.8cm sPzB41
3.7 cm PaK 36
4.2cm lePaK41
5 cm PaK 38
47mm P.U.V. vz. 36砲
7.5 cm PaK 97/38
7.5 cm PaK 40
7.5 cm PaK 41
7.62 cm PaK 36
8 cm PAW 600
8.8 cm PaK 43
8.8 cm PaK 43/41
対空砲
2 cm FlaK 30
2 cm FlaK 38
2cm Flakvierling38
3.7 cm FlaK 36/37
3.7 cm SK C/30
5 cm FlaK 41
8.8 cm FlaK 18/36/37
10.5 cm FlaK 38
12.8 cm FlaK 40
12.8 cm FlaK 40 Zwilling
ソビエト製
榴弾砲
M1909/37 122mm榴弾砲
M1910/30 122mm榴弾砲
M-30 122mm榴弾砲
M1909/30 152mm榴弾砲
M1910/37 152mm榴弾砲
M-10 152mm榴弾砲
D-1 152mm榴弾砲
ML-20 152mm榴弾砲
B-4 203mm榴弾砲
Br-18 305mm榴弾砲
カノン砲
M1910/30 107mmカノン砲
A-19 122mmカノン砲
M1910/30 152mmカノン砲
M1910/34 152mmカノン砲
Br-2 152mmカノン砲
Br-17 210mmカノン砲
野砲
M1902/30 76mm野砲
F-22 76mm野砲
F-22USV 76mm野砲
ZiS-3 76mm野砲
M-60 107mm野砲
BS-3 100mm野砲
山砲
M1909 76mm山砲
M1938 76mm山砲
迫撃砲
37mm軽迫撃砲
M1938 50mm軽迫撃砲
M1939 50mm軽迫撃砲
1940 50mm軽迫撃砲
M1941 50mm軽迫撃砲
M1937 82mm迫撃砲
M1938 107mm迫撃砲
M1938 120mm迫撃砲
M1943 120mm迫撃砲
M1943 160mm迫撃砲
対戦車砲
1-K 37mm対戦車砲
19-K 45mm対戦車砲
53-K 45mm対戦車砲
M-42 45 mm対戦車砲
ZiS-2 57mm対戦車砲
対空砲
72-K 25mm対空砲
94-KM 25mm対空砲
61-K 37mm対空砲
M1931 76mm高射砲
M1938 76mm高射砲
52-K 85mm高射砲
アメリカ製
榴弾砲
M1 75mm榴弾砲
M2 105mm榴弾砲
M3 105mm榴弾砲
M101 105mm榴弾砲
M1918 155榴弾砲
M1 155mm榴弾砲
M1/2 203mm榴弾砲
M115 203mm榴弾砲
M1 240mm榴弾砲
カノン砲
M1917 155mm加農砲
M1/2 155mm加農砲
M1 4.5インチ砲
M1 8インチ砲
対戦車砲
M4/M5 37mm戦車砲
M2/3/6 75mm戦車砲
M7 76.2mm戦車砲
M3 90mm戦車砲
M101 105mm戦車砲
高射砲
M1 40mm対空砲
M1 90mm高射砲
M1 120mm高射砲
イギリス製
榴弾砲
BL 6インチ 26cwt榴弾砲
BL 8インチ榴弾砲 Mk6
BL 7.2インチ榴弾砲
BL 9.2インチ榴弾砲
カノン砲
BL 60ポンド砲
BL 4.5インチ砲
BL 5.5インチ中砲
野砲
QF 13ポンド砲
BL 15ポンド砲
BLC 15ポンド砲
QF 18ポンド砲
QF 25ポンド砲
QF 25ポンド短砲身砲
山砲
QF 3.7インチ山岳榴弾砲
迫撃砲
2インチ中迫撃砲
9.45インチ重迫撃砲
ニュートン6インチ迫撃砲
ストークス3インチ迫撃砲
SBML 2インチ迫撃砲
ML 3インチ迫撃砲
ML 4.2インチ迫撃砲
対戦車砲
QF 2ポンド砲
QF 6ポンド砲
QF 17ポンド砲
対空砲
QF 1ポンド砲
QF 1.5ポンド砲
QF 2ポンド砲
QF 12ポンド 12cwt高射砲
QF 13ポンド 6cwt高射砲
QF 13ポンド マーク IV 高射砲
QF 13ポンド 9cwt高射砲
エリコン20mm機関砲
ボフォース 40mm機関砲
QF 3インチ 20cwt高射砲
QF 3.7インチ高射砲
一覧を見て驚いた。なぜなら第二次世界大戦中の砲だけでなく、第一次世界大戦時に使用された砲もあったからだ。この中から使いやすい砲を確認するのは、骨が折れそうだ。
新設する砲兵になれるのは、父の私兵150人中、今訓練に参加していない、80人だけ。
使用していく装備を扱うなら十分な数がいるため問題はなかった。
使用するのは山岳地帯で使うことを想定した山砲と第一次大戦で誕生した迫撃砲の2つ、80人もいればそこそこの火力になる。
山砲は日本の九四式山砲。
迫撃砲はドイツの十二センチ GrW42。
この二つを召喚した。
割合は山砲が40人、迫撃砲が40人と半分づつに別れてもらった。
まず、使用する山砲はこの方は旧日本陸軍が開発した山岳用の砲だ。
射程は8400メートルで、この砲の最大の特徴は小型で分解すれば最悪人の手で運ぶことができるよう設計されている。しかも、平行射撃と曲車の二通りの射撃ができるため、アメリカ、イギリス両軍の評価も高く、亜エリカ軍に至ってはマニュアルも配られるほどだった。
さらにタ弾(成形弾薬)を使えば対戦車戦闘も可能という汎用性の高い山砲だった。
そして、ドイツの方は大戦中にソ連が使用していたものを鹵獲し使用していたが前線部隊の需要をまかないきれなったので、小改良を加えながらもほぼコピーして開発した。そのためほぼ同じ形と性能を持っているが射程がわずかに伸びている。射程は六〇〇〇メートルで牽引式で機動性も高かった。
最近分かったことなのだか俺のスキル、武器兵器・召喚製造は召喚できるがその製造できる数が決まっているということそれと召喚できる武器はレベルが上がる増えるとゆうことが分かった。今は五〇の種類と九〇までしか製造できない。単体なら召喚できるが同じ物を製造しようとしても上限を越えることさできなかった。
この二つをそれぞれ二〇門づつ製造した。
早速召喚した方を町から数キロ離れた平原に向かいそこで訓練を始める。砲は馬にそれぞれ牽引してもらいここまで運び込んだ。
山砲と迫撃砲の二つのグレープに分けて訓練を始めた。
はじめは砲について説明をしてそれから分けて訓練していくつもりだ。
「今から砲の説明をする。これは九四式山砲だ。貴様らは銃を見て驚いているが銃は比べれられない威力がある。これが10門あれば数千の兵士を短時間で全滅できるほどだ。この兵器は戦場の神と例えられる兵器を扱う貴様らは選ばれた兵士なのだ。誇りを持って学べ。」
少し、大袈裟に言ったがこれで士気が下がることはないと思う。
まず、日本性の九四式から説明をする。
「これは九四式という砲だ。これは歩兵だけでなく、地竜の鱗を貫く威力がある。だが地竜を戦場に出す国はまずないだろう。こいつの餌食になるのはモンスターか歩兵だ。そして、馬が使えなければお前たちが分解して担いで運ぶことになるだろう、その場合は覚悟しておけよ。」
一通りの照準の仕方と装填、廃弾、発射の仕方を実演してから教え、訓練させた。
ただし、まだ実弾は撃たない。
次は迫撃砲だ。
迫撃砲は初速が低く、命中率も高くないが他の砲に比べて発射の速度が速く、破片の飛翔距離も広い。さらに軽量のため小型な物なら歩兵だけで運用できるなど利点も多い。
「これが貴様の使う砲だ、見た目は弱そうだか威力は見た目以上に強力だ。しかもバカでも扱えるいい武器だろ。」
先ほどとは扱い方が違うため一通り実演した。
こちも照準の仕方と装填の仕方を教えて訓練させた。
数時間ほど訓練させて、手順が分かったら射撃訓練を始める。
5キロの所に土魔法で的を作りそこを狙って撃つ準備を始めた。威力を見せるため的の近くに土人形を配置した。
正確に狙うためには、まず、少し遠めに撃つ、そして今度は近めに撃つ、その真ん中に照準を調整し逢わせれば目標当たるという射撃方法だ。
ドォーン、ポッォンとそれぞれ真逆の発射音が響き、ヒューウと砲弾が空気を着る音が聞こえ、的に着弾と同時に土舞い土煙が上がった。土煙が晴れると土人形がバラバラに吹き飛んでいた。
これを見た兵士達は、「この距離であの威力」、「これは戦いが変わるぞ」、などと口々に話していた。
「今から貴様には俺のように正確に撃てるようになるまで射撃訓練をする。それぞれ、最大射程の的に当てるまで帰れると思うなよ。」
そう言って、兵士達に命令した。すぐさま兵士隊は移動をはじめ、それぞれの砲に行き射撃の準備を始めた。
しばらくすると砲声が響はじめ、爆発音がこだました。
訓練は昼過ぎから始めたが終わったのは陽が沈む前だった。着弾地点を見ていたがまだ、着弾がバラケルが狙えるようには、なんとかなったようだ。
日が暮れる前に町に帰ってこれた。
町の門の前で、解散し火砲や銃を片付けるように指示してから帰宅した。
家に着き、扉を開けようとすると背中に寒気が走った、ゆっくり扉を開けると母立っていた。相当お怒りで、
「あんな、大きい音たてるなら事前に教えておいてちょうだい!驚いてお気に入りのコップ割ったじゃない」
そのまま玄関で正座させられ説教を2時間受けた。その前に父も知っていたのに知らせなかったと言うことでしぼられたらしい。
だがこの時知るよしもなかった。森の奥で異変が起きていることを。
銃だけでなく火砲も出したかったので書きました。
詳しく知りたい方は、ぜひ調べてみてください。