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第5話 初めての戦闘

 三歳のから訓練を始めて、七年が経ち十歳になっていた。

 五歳を過ぎてからは、体力作りの為にランニングを始めた。

 剣も木製から鉄製のショートソードに変わった。

 今では父の型を体で覚え、父と剣で打ち合う時も状況におおじて使い分けることができるようになっていた。

 そして銃の方も魔力コントロールが上手く使えるようになったおかげで身体強化の魔法を習得することができた。

 そのため、ハンドガン以外にもサブマシンガンやショットガンを使えるようになった。 

 最近は私兵の中から父が最も信頼できる部下に銃の扱い方を教えている。

 ちなみに父が気に入ったのがS&W M27。この銃は357マグナム弾と同時に発売されたリボルバーで、当初は一般販売は行われず、特別注文のみで購入できる限定品の扱いであった。そのため、当時から高級な拳銃と位置づけられている。

 当初から疑問になっているのだが、父は、身長が190センチ近くあり、グレートソードを片手で扱えるくらい化け物な人なので銃が必要ない気もする。

 話を戻すが父が信頼している私兵を五人訓練することになった。

 それぞれの名前は、、ヨーヘン・ハイパー、一番背が高く茶髪なのが五人のリーダー格。 

 次にカルロス・ハルコック、背は平均的だが体格のいい黒髪。

 次にマティアス・ヘッツェナウアー、五人の中では二番目に背が高い、髪は金髪。

 次にオットー・カリウス、一番小柄だが地形を読み取る能力に優れている。

 次に同じく白髪なのがアールネ・エドヴァルド・ユウティライネン、以上の五人が父の信頼している部下だ。

 それぞれに好きな武器を選ばせた。

 ハイパーはKar98k、カルロスはM1903、マティアスはGew43、カリウスはMP40、ユウティライネンはMG42、バランスよく分かれた。

 一様それぞれにワルサーP38をサイドアームとして持たせた。ちなみに自分が好んで使用しているのが三八式騎兵銃とルガーP08だ。

 その後一週間ほど訓練して銃に慣れたところで森に入ろうと思う。

 今の季節は初夏、装備は急所を守る金属アーマーで統一している。それ以外にも全員剣を携帯している。下手に銃を使うより接近戦は剣の方が有利な場合も多いためである。

 この森は、浅い所なら鹿やウサギ、キツネに狼もいるが基本的に人を襲わないのだが深い所に行くとモンスターや魔物が増える。

 主なモンスターのゴブリンやコボルトなどは移動する範囲が決まっているため注意すれば危険はないがシャードーウルフやロックボアなどは森を移動しているため危険度が高い、さらに人を見つけると容赦なく襲ってくるのであまり森の奥に入る人は少ない。

 今日は訓練と森の探索もかねて、朝から森に入る順番は俺、ハイパー、カルロス、マティアス、カリウス、ユウティライネン、の順で森に入っていく一様突発的戦闘に備えてソードオフ二連式ショットガンを装備している。

 森に入って一キロほどすると雰囲気が変わる。

 そこからがモンスター達のいる範囲だ入る前に最近習得した探知魔法サーチを発動さた。

 見通しの悪い森では先に見つけられる方が危険を避けれるため入ってすぐ発動させた。すると探知範囲ギリギリにモンスターを感知した。

 探知できる距離は魔力の量によって決まるがエルフのハーフである俺は一般的な人と比べても魔力が多いがまだ慣れてないので二百メールが限界だった。すぐに移動するために指示を出した。


「北に二百メールの所に何匹かモンスターの反応があった。直ぐに向かうぞ」

「分かりました。マンシュ様、誰からモンスターと闘います。」

とハイパーに聞かれたので自分がやりたいことを告げた。

「ハイパー、始めてだから自分でやってみたい、速くレベルを上げる一番手を貰うぞ。」

「構いませんよ。私兵になったからには、定期的に森に入りますから。」


 この世界ではレベルを上げると身体能力とスキルが強くなり、魔力も少しだが上がる。その為貴族や軍では月に数回このようにモンスターを減らす意味でも森に入る戦闘を行う。

 そうこうして向かっているとモンスターが視界に入った。

 俺の目に飛び込んできたのは緑色の肌と石の槍や弓、冒険者から奪ったと思われる剣を持ったゴブリンがいた、数は五ひきで距離はおよそ七〇メール俺は一人前に出て銃を構えた。

 片方の膝をつき、もう片方の膝の上に左腕の肘を置いて、銃を安定させた。

 ここでスキルが発動した。生まれつき持っているスキルホークアイの説明を読むと遠くの物がはっきり見える、相手の動きが遅く見え、距離感を正確に合わせることが出来るというスキルだった。

 スキルを発動させ一番危険な弓を持っているゴブリンに照準を合わせ、ひきがねを引いた。ドォーンという軽めの発泡音と同時に6.5ミリ弾発射され弓を持っていたゴブリンの頭部を貫いた。

 他のゴブリンが気づくよりも速くボルトを動かし、排莢と装填して、次に脅威となる盾を持ったゴブリンの頭部を撃ち抜いた。

 さすがに気が付いたのか、こちらに走ってきたが近い順に頭部を撃ち抜いた。

 五ひき目を撃ち抜いたところでステータスを確認するとレベルが5から8まで上がっていた。それのおかげでいくつかの武器が増えたが今は確認する必要がないので家に帰ってからだ。 

 そして昼過ぎまでモンスターを倒してから家に帰った。全員銃の扱いには慣れたようなのでこれかも訓練をかねて森に入っていこうと思う。






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