五章 登場人物・魔物・固有スキル・ステータス一覧
― 登場人物 -
『アイドリー』
一週間王都で色々とやっていた。獣人の王女と知り合い友達になる。ケモミミ尻尾に妖精の姿で埋もれるのが趣味の一つに加わった。
『アリーナ』
ゲームの布教活動を始めた。アイドリーにお願いして道具は作って貰ったので、現在レーベルの指輪型アイテムボックスの中に山の様に入っている。ガルアニアで最も知識人である魔法騎士団長を将棋で負かし『ゲームマスター』の称号を手に入れた。バルナのことを良きライバルとして認識している。
『レーベル』
大会では暴れ足りなかったのか、マダルコスの森で昇格試験という名の蜘蛛狩りを開始。ほぼ根絶やしにしてご満悦だった。冒険者ランクがアイドリーよりも高くなる。
『フォルナ・フォックス・ミーニャント・ラダリア』
獣人の国ラダリアの唯一王族で生き残った第三王女。数年間ガルアニアの城内でモンドールの温情により隠れていた。人間を信じることが出来ず、又、生来のあがり症な為、素面では人前に姿を現すことが不可能だった。なので普段は高圧的な態度で接することしか出来ない。執事のメーウは生まれた頃から仕えてくれていたので本音で話せる。アイドリー達の正体を知り、友人になりたいという申し出によって心の氷が溶けた。国民を説得する為に、最後にはあがり症も克服してみせた。
『モンドール・ビルテラ・ガルアニア』
アイドリー達の正体を知り、古の盟約に従い全面協力をすることにしたガルアニアの王。この1週間でフォルナとも打ち解け、良きボードゲーム仲間になった。アリーナが城に来る場合は大抵仕事を投げ出して駆け付けてしまうのが癖になった。
『ベルモール・ベイーテロ』
カナーリヤの領主、アステル・ベイーテロ伯爵の妻にして王国の財務局長を務めている女。アイドリーのことはメルキオラから聞いていた為、顔を見た瞬間彼女だと気付いた。国王の最近の変わりっぷりに頭を悩ませている。
『マイネン・ベアランド』
宰相を務める王族の血が入った侯爵。国王の相談役も担っている。アリーナの可愛さに尊さを感じ、仕事を早く切り上げ家族サービスをするようになった。
『マゼンタ・ナイルズ』
伯爵にして王国騎士団長を務める王の剣。女性ながらその強さはトゥイーレルを軽くあしらえる程度には強い。ダイオスやトゥイーレルの件で世話になった事実を知っていたので、実は少し後ろめたい気持ちがあったが、本人達に惚れ込んでしまい全て忘れてしまった。
『モリアロ』
勇者との戦闘により手足を失い、これから歩むであろう悲愴の人生に絶望を感じ始めていたが、スビアの想いに負け供に生きることを決意する。しかし、アイドリーの魔法によってハッピーエンドに導かれた。近々結婚式を挙げる予定だそうだ。
『スビア』
アイドリーに背中を押され、モリアロにプロポーズをした。アイドリーの起こした奇跡により手足が戻った事に一生分の恩を感じている。最近はモリアロとパーティを組み、結婚式を挙げたら一緒に冒険をしに行こうと話し合っていた。
『セニャル』
ヤスパーと一緒に暮らしているが、幼馴染という時間が長過ぎて延長線上で恋人になっていた為、本当に気持ちが伝わっているか心配になっていた。だが、サプライズプロポーズによって一気にゴールイン。ハネムーンはどこにしようかと愛する彼にベッタリしながら話し合う毎日。
『ヤスパー』
実はずっと武闘会が終わったらプロポーズするつもりでいた。ただ金が無く、結婚指輪を買うのに手間取り、この年まで長引いたのだった。セニャルがプロポーズを受けたことにより、気持ちを真っ直ぐに向けるようになった。子供が出来るまではパーティは組んだままということにしたらしい。
『バンダルバ』
10年間空虚な気持ちで武闘会の覇者として強者を待ち続けていた男。しかし今大会で自身がまだ遥か格下であった事を知り、元師匠であるマチューに昔の修行場所を聞き出した。
『マチュー』
たったの1年だが、バンダルバの師匠をしていた男。誰もその事実を知らないのは、本人がバンダルバの下を去った後、ひたすら隠蔽に努めていたからだ。今大会に出たのは、その時に口止め料として渡していた金が多かった為、天寿を全うするには少し足りないと感じていたからだった。その昔、ダンジョン都市にて地獄の修行を乗り越えた過去を持つ。
『バルナ・リンダース』
王国魔法騎士団長を務める男。しかし普段は図書館にて知識の中に埋もれている。策を弄するゲームは好きなので、無理やり連れて来られたアリーナとのボードゲームでもどんどん戦略を構築しのめり込んだが、あと一歩及ばず敗北した。アリーナのことをライバルとして認めた。
― 魔物 ―
『ビッグマンティス』
人間台の大きさになったカマキリ。ただし羽が無く、走行が早い。腕の刃はノコギリ状ではなくカミソリの刃のようになっている。欠けても直ぐに次の刃が生えるらしい。
『グレイヴリザード』
長い尻尾と自らの長い牙を幾重にも重ねて作った槍を持ったリザードマン。ドラゴンのようなスキルは持っていないが、コンビネーションの練度が高いので、グループで出てくればかなり苦戦を強いられる。
『バーサクアント』
体調は30cm程で小さいが、1度に数十匹出てきて死を恐れず突っ込んでくるので注意が必要。体表面は普段は白いが、敵との接触時には赤く変色する。素材としては白い状態が望ましい。
『ロックホーク』
体表面が岩に覆われた体長3m程の鷹。鍵爪で掴み高い場所から落とそうとしてきたり、尖ったクチバシによる連続突き攻撃がある。岩皮を砕いて粉末状にし水に溶かすと、乾かした際頑丈で衝撃に強い岩に変貌する。
『バベルスパイダー』
身体が台形の形をしている蜘蛛。クイーンバベルスパイダーの眷属であり、侵入者が現れれば数百の歩兵となって殺しに掛かる。冒険者達が普段戦っているのは、巣から離れた浅い位置のバベルスパイダー達である。巣の場所は分かっている為、誰もそこには行こうとはしない。レーベル以外は。
『クイーンバベルスパイダー』
バベルスパイダーを従え巨大な巣を張る数ある古代種の一匹。大量の眷属で普段は身を纏っているが、巣が壊滅の危機に陥った時は自らが敵を抹殺すべく動き出す。巣に来る人間は居ないので、冒険者達はクイーンバベルスパイダーが存在するのを知らない。レーベルが討伐したことにより初めてその存在が世に知れ渡った。
― 固有スキル ―
『豪糸』
鉄よりも遥かに固く、粘液性が高い。細くしていくと何もかもを引き裂いていく程鋭利になる。火属性耐性もかなり高い。魔力の消費量でより強くなっていく。
『猛毒』
腐食性を持った毒を出すことが出来る。血中に入ってしまった場合、必ず相手を死に至らしめる。腐食性を付与する場合は魔力の消費量によって効果が増減ずる。
『再生』
あらゆる攻撃に対して治癒力を高めて即座に治していく。魔力の消費量によって回復の速さが増減する。
― ステータス ―
名無し(857)♀ Lv.1355
固有種族:クイーンバベルスパイダー(古代種)
HP 6万1002/6万1002
MP 8463/8463
AK 2万3489
DF 5万4504
MAK 4万2110
MDF 2万7810
INT 60
SPD 1600
【固有スキル】豪糸 猛毒 再生
スキル:体格差補正(A+)




