表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖精さんが世界をハッピーエンドに導くようです  作者: 生ゼンマイ
第四章 王都ガルアニアの武闘会
66/403

四章:登場人物

― 第四章 ―



『アイドリー』

 今回大反省したと同時にはっちゃけた妖精。親友アリーナの誘拐により勇者の名を堕とし、自らが武闘会のヒーローとして語り継がれることになる。今回初めて泣きました。



『アリーナ』

 『スペシャルアリーナちゃんモード』と命名されたスキル『限定成長』を使い覚醒した。精神年齢が上がっても相変わらずアイドリーが純粋に大好きである。『妖精の宴』のお金をほぼ全額武闘会で賭けた為、国を転覆させかけた。



『レーベル』

 『超同調』を手に入れ、短い時間だがアイドリーと同じステータスで戦えるようになった。クールタイムになるとロリっ子になり、アイドリーに引っ付いて魔力を貰う必要がある。祀られるより畏れられるのが好きらしい。



『アグエラ』

 アイドリー達の泊まった宿屋の女将。元冒険者で、地元では割りと知られていた。今でも森に入って魔物を自分で狩り店で出す豪気振りを見せる。体付きは筋肉質だが、脚は美脚である。男勝りだがお人好しで、鉱山で奴隷として働いている彼氏の帰りを気長に待っている。



『バルディ』

 万年予選落ちの名物冒険者。いつも武闘会前になると緊張で周囲の弱そうな者に当たり散らしてしまう巨漢。いつも大会が終わった後でそのことに後悔している。それを知っている為に、係員も強く言えないことが多い。



『セニャル』

 今回武闘会の司会を務めた冒険者。ヤスパーとは幼馴染の婚約者である。表面上では罵倒したり小馬鹿にしたりもするが、2人きりの時はデレ甘になる。レーベルとアイドリーのファンになり、ハバルにファンクラブがあると聞いて後に入ることになる。



『モンドール・ビルテラ・ガルアニア』

 ガルアニアを治める王様。国の財政と勇者の監視により胃に穴が空きそうになっていた。勇者から解き放たれたのとアリーナとの出会いにより性格がかなり温厚になった。実は双子の姉妹を娘に持っているが、長年会っていない為、余計アリーナが可愛く見えてしまう。



『ナリシャス』

 レーベルの犠牲者その1。ロックダースと呼ばれる鉱山の多い国からやってきたBランク冒険者。水魔法を剣に纏わせて戦うのが得意。妖美な舞いの様に戦う為、予選では結構な男をファンに付けていた。



『ホロミル』

 レーベルの犠牲者その2。魔道具の矢筒の効果で矢を一定時間透明にした状態にし、連続で放つ戦いをする森の国アドリアーナ出身の女冒険者。一度に何本もの矢を連射するので、初見で勝つことは非常に難しい。魔物ならワイバーンまでなら完勝出来るそうだ。



『オーシャン』

 海国マルタ出身の海専門のAランク冒険者。マルタの国の冒険者は海の中では戦闘力が地上の3倍程違う為、今回彼は自分がどれだけ地上で通じるか試しに来ていた。銛の攻撃は当たれば岩に風穴ぐらいなら空ける。



『タンザ』

 ガルアニア王都に住む地元の冒険者。戦闘力はAランク相当だが、いつもランク昇格試験でグループ活動が出来ずに落とされるので万年Cランクという経歴となっている。



『アビル』

 レーベルの犠牲者その3。一人での強さを求め続けている男。冒険者だがランクに興味は無く。適当にランクを上げた後は、ひたすら自分を高めることに集中していた。去年バンダルバに完敗したので、一年死に物狂いで鍛えたのだが、レーベルに去年以上の完敗を喰らい笑いながら負けた。ガルアニア王都に住む地元の冒険者だが、彼の姿を見る者は少ない。



『ラルゴ』

 かなりの巨体を持つ大男。数多の大型魔物と戦い屠ってきたことによりSランクにまで昇格した。大剣の一撃はドラゴンの鱗も砕き、大楯はその牙を楽々を防ぐ。本人はパーティを組んでないが、臨時で誘われることは多く頼りにされている。



『スビア』

 細剣と投げナイフで戦う村出身の冒険者。魔法はまったく使えないが、純粋なステータスとスキルで戦うスタンダートな冒険者。5年前からモリアロとは武闘会で勝ったり負けたりの仲。一年中どうやってモリアロの戦い方に対して対策をしようかと考えている。



『モリアロ』

 地元に住む水魔法を好んで使う女冒険者。スビアと5年前に会ってから、彼を気に入り来年はどう戦おうかと楽しみにしていた。今年は勇者の犠牲になってしまう。しかし残念、ノリからは逃れないのだ。



『バンダルバ』

 武闘会において最強と言われていたSSランク冒険者の男。連続10回の優勝記録を持つ覇者。素のステータスとスキルランクが高く、人間の中では正しく最強の部類に入る。勇者のプロパガンダに使われてしまったが、本人は勇者と戦えたので満足だったらしい。『バースト』は彼が『不屈』のスキルで地獄の特訓の果てに生まれたスキルである。



『ピッソン』

 男爵家の長子として今回参加した男。レイピア使いであり、アステル子爵の次に強いとされている。貴族の中でならかなりの強さを誇るが、今回の一回戦の惨状に嫌気が差し棄権してしまった。



『ゲンカク』

 東の果てにあるワドウという国から来た冒険者と同等の『侍』と呼ばれている男。刀専用のスキル『居合』により繰り出される一閃は、同格の相手であっても一撃必殺にしかねない程の一撃を誇る。アイドリーの犠牲者その2。



『ヘンリク』

 短剣二刀流の手数で勝負するタイプの冒険者。紹介はされなかったが、彼自身の強さはスビアと同等である。



『オノレ』

 両手爪装備と兜の角で突撃攻撃をする野性味溢れる森に生きる男。王都の横にある森の前に小屋を建ててそこに住んでいるという。



『ヤスパー』

 司会のセニャルとは幼馴染にして最近婚約した冒険者。接近戦が得意だが、剣よりも寝技での攻撃が一番得意。対人戦専用の戦いを模索する代わり者だが、不意打ちに置いては高ランク冒険者も圧倒出来る実力がある。



『シルヴェスター』

 長剣を扱う冒険者。間合いが広く大振りになり易いが、懐に飛び込んで来た者には長い足から繰り出される蹴り技の応酬に晒されることになる。



『アレイド』

 さすらいの賢者。身元一切不明だが、実力は魔法のエキスパートな為、ステータスの高いバンダルバよりも強い。今回は本気を出していないが、その気になれば都市の一角を更地に出来る程度のことは出来る。何故か『妖精』を探して旅をしている。



『マチュー』

 地元のAランク冒険者だが、特筆すべき特徴が無い。普段まったく働かずギルドの酒場で飲んでいる為、他の冒険者達から『冒険しない冒険者』やら『能も無く爪も無い鷹』と蔑まれていたが本人はまったく気にしていない。だが実際のところ、その戦い方は冒険者の基本を極限まで高めた技を持った武人である。実はバンダルバの剣の師匠でもある。ステータスもスキルで普段から隠している。



『高坂 彩音』

 武闘会において『ブレイク』選手として参加し、バンダルバを使って鮮烈なデビューを果たした勇者。本来はそこまで残虐ではなかったのだが、ある事件が切っ掛けで精神的にかなり神経質になってしまっている。過激な思考も持ってしまった為、相手を傷付けることに快楽を覚えてしまった。アイドリーの逆鱗に触れ屈辱的な大敗を喰らう。



『日野 栄樹』

 実質ガルアニアを裏から牛耳っていた勇者。心の拠り所を他に作ってしまい、盲目的な思考の下に動いていてしまう癖がある。今回の一連の言動は全て『勇者』にとって必要だと判断し動いていた為、本人の意志は全て無視し、機械的に行動していた。高坂とは元々仲が良い訳ではなく、最近の性格にも付いていけない為半ば放置していた。アイドリーの逆鱗に触れ、レーベルの一撃により一瞬だが上半身と下半身がバイバイしてしまった為、軽くトラウマになったことだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ