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妖精さんが世界をハッピーエンドに導くようです  作者: 生ゼンマイ
第九章 魔導学園都市テルベール
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八章 登場人物一覧

― 登場人物 ―



『アイドリー(分身)』

 本体の『複数思考』を分割して肉付けされた分身体。今回は魔導学園都市に潜入し、相棒と供に事件を解決し、報復も完了した。本体方から随時情報が更新されているのだが、アリーナの変わり具合と自分の変わり具合に多少驚いていた。今後は卒業までフェルノラ達と残り少ない学園生活を楽しむつもりだ。卒業式では演奏もする予定。



『アイドリー』

 本体を送って、ラダリアで色々やっていた。学園祭の時に勇者2人を捕縛し、企みを阻止することに成功。アリーナとの関係もより濃厚になった。そして何かが起こった。



『アリーナ(分身)』

 アリーナの『S.A.T』モードで『複数思考』を分割したことにより、人格のみを固定した状態で生まれた分身体。大体アイドリーに抱き着いているのだが、今回のアリーナの気持ちを変えた結果になった。以降はただひたすらにアイドリーを愛でるだけになる。学園祭の時は学園の歴史に残るレベルで愛のキューピットになった。



『アリーナ』

 アイドリーと供に色々していたのだが、分身から送られてくる情報の所為で毎日顔を赤くし、アイドリーに対しタジタジになっていた。学園祭の時にその想いが溢れ出し、2人揃って新たなスタートを刻み始める。やはり何かが起こった。



『レーベル』

 運動不足だったので、アイドリーに息抜きを手伝って貰った。互いにほぼ全力を尽くして戦い、リベンジは失敗してしまったが、前よりもずっとアイドリーが好きになる。人間で言うなら完璧に惚れているぐらいらしい。



『クアッド・セルベリカ』

 学園祭の招待チケットを譲り受け、テルベールに観光しに来た妖精老紳士。3日間丸々使って全ての出し物、施設を回り切ってホクホク顔で帰った。今回は本当に何もしていない。



『フォルナ・フォックス・ミーニャント・ラダリア』

 アイドリーから預かっていた神代魔道具を盗まれ、必死に九尾モードで取り繕っていたのだが、特に責められることなく協力してくれたので泣き出してしまった。彼女がアイドリー離れ出来るのはまだ少し先のようだ。



『モンドール・ビルテラ・ガルアニア』

 神代魔道具が盗まれたという事でアイドリーが協力を要請、テルベールへの転入手続きをしてくれた。代わりに娘を見ていて欲しいという依頼をされたが、見ているどころか毎日連れ回し、挙句の果てには勇者との恋仲にしてしまった。そろそろ王子にバトンタッチしようかと考え始める。



『フェルノラ・ビルテラ・ガルアニア』

 テルベールで色々と悩んでいたモンドールの娘。勇者に恋をしていたのだが、あまりに奥手だったので2年間まるで進展が無かった。アイドリー達に散々引っ張り回され毎日ケアされていた所為か、前よりも更に容姿が美しくなってしまっている。現在16歳。



『バゴット』

 魔道具学科で、フェルノラとは腐れ縁の男。長い髭は入学した頃から面倒で沿っていない為、偶に下級生に教師扱いされることがある。アイドリー達がスポンサーになり、自分の開発した魔道具を完成させ、かなりの高評価を得た事により現在その対応に追われている。未来の就職先はガルアニアで決定している。



『マートン』

 魔導学園都市テルベールの総括を行っている理事長。普段の仕事は真っ先に終わらせ、それ以外の時間は全て研究時間に費やしている。今章の黒幕であり、実験として自らが造った魔道具を勇者2人に使わせたが、アイドリーにより粉砕される結果となった。罰として40年間勇者2人を教育しながら魔道具の研究をする人生を送る事になる。本人は絶対に言わないが、ブジスの事を掛け替えの無い生涯唯一無二の親友だと思っている。



『ブジス』

 40年間平教師をしている男。いつもマートンに呼び出されては頭を下げている。腰が低く。何事にもあまり自身を持たず、自分が教師に向いているとは一度も思った事が無く、その点においてはマートンを羨んでいる。



『ブロリア・バラドクス(本名ブロア)』

 男でありながら女の道を歩む求道者。元Sランク冒険者であり、実はバンダルバとは顔見知りだったりする。学園の教師をやっている理由としては、「青春を永遠に見てられるから」らしい。アリーナの相談にも快く乗ってくれていたので、アイドリーからの信頼は厚い。いつか女性にしてあげようかと思われている。



『マゼンタ・ナイルズ』

 ガルアニア騎士団長として、王の命によりテルベールへ招待された。偶々残っていた付き添い部下が問題児だったので、肉体よりも精神の方が疲れていた。アイドリーの作戦により、馬車に盗まれた神代魔道具を載せ、無事に出て行く事が出来た。部下は減俸である。

 


『トゥイーレル』

 かつて武闘会においてアイドリーに敗退した女騎士。本来の性格は騎士に似つかわしくない狂犬であり、マゼンタを崇拝している危険人物である。ただしアイドリーには圧倒的な差で負けているのであれでも軟化している。マゼンタの悩みの種の大部分を占めている問題児だが、マゼンタの命令には絶対順守なので手放せない。



『及川奏太』

 マートンにフェルノラを人質に取られ、ラダリアから神代魔道具を盗み出した『隠蔽』の勇者。フェルノラに一目惚れしてしまった為にそれを利用された事を非常に悔やんでいた。しかしフェルノラによってその悔やみを覆され、無事想いが通じ合った。身長140㎝の21歳。真正ショタである。



『相澤雄二』

 学園始まって以来の問題児の片方。勉強大嫌いで、未だにこの世界の文字すら読めていない。元の世界の頃から残虐性があったが、異世界に来てから更にそれが増大していた。朝比奈によって学園という名の監獄に入れられ暇がてらに校則違反を繰り返していた。マートンの口車に乗って及川を殺し、ついでにフェルノラを毒牙に掛けようとしたが、アイドリーにより40年を勉強と研究時間に堕とされた。



『森田 鉄』

 学園始まって以来の問題児のもう片方。そして同じく勉強嫌いでこの世界の文字すら読めない。相澤とは元の世界からの悪友である。狂楽的な人格なので、人のルールには逆らたくなる性格をしているので気が合った。アイドリーによって40年の拘束を約束されたが、それよりも後方のバラドクスに恐怖を感じている。



『バンダルバ』

 アモーネの地獄の20層からようやく修行を終えて戻って来た元武闘会チャンピョン。何度もモリアロとスビアが死に掛けたり、潜る度に装備を丸ごと駄目にしたりと忙しかったが、その御蔭でマチューを遥かに超える強さを手に入れた。種族覚醒も果たしており、その理由もなんとなく気付いている為、モリアロとスビアに内心では感謝している。だが2度と一緒に冒険するつもりは無かった。



『モリアロ』

 戦闘狂の女冒険者。夫と一緒に遥かな高みへ登れた事に絶頂すら感じる喜びを感じている。協力者のバンダルバには一生頭が上がらないだろう。次はラダリアから少し離れた森でドラゴン狩りをしながら力の手加減を覚えようと思っている。高坂との再会の時は近い。



『スビア』

 戦闘狂の男冒険者。妻と一緒に遥かな高みへ登れた事に絶頂すら感じる喜びを感じている。協力者であるバンダルバには一生頭が上がらないだろう。モリアロと供にラダリアへ行き、力の制御をすることに同意し、今日も2人は互いを理解し合う。



『剛谷千次』

 小さな妖精に今日も尻に敷かれて森を迷っていう元勇者。今日も不本意な人助けをしたところ、これまた不本意な事に奴隷4人と知り合い、そのまま旅をすることになってしまった。ただでさえしばらく女は見たくなかった彼だが、これから幾度となく苦難が待ち受けていることだろう。新しい名前は『エイス』になったが、本人はその名前の意味を知らない。



『アイドリー(分身:幼女版)』

 妖精幼女によって生まれた妖精。喋れない代わりに、周囲の魔力を取り込み続けているので、半永久的に自立行動が出来る。自分で考え、感情のままに動くので、基本的に何も考えず、今したいことをしている。ただし彼の道だけは示し続けている。彼の新しい名前はノリで思いついた。



『アライナ』

 依頼失敗により奴隷に堕ちた元Cランク冒険者。しかし不当な扱いにより非正規の奴隷商人に売られ荒れていたのだが、他の3人に慰められて心の平穏を取り戻した。新しい日常を生きる為に、そして少女達に恩を返す為に、ワドウへの旅を同行することにした。現在エイスから渡された剣しか装備していなので、かなり際どい恰好になっている。薄い褐色肌の赤髪が特徴的。



『レナ』

 3人で売られた内の1人。元は村娘だったが、不作により奴隷として奉公に出た。しかし途中盗賊に襲われ、不正規の奴隷商人に売り渡された。3人の中では一番お姉さんであり常識人である。13歳



『リムル』

 同じく売られた内の1人。歳では2番目になる。髪が長く、目が隠れてしまっている。落ち着いた性格をしているが、内心はいつも戦々恐々としている。10歳



『モール』

 基本無口な一番若い少女。8歳。あまり感情を表には出さない代わりに、行動で示すことが多い。

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