第9話 メリゼの過去
投稿遅れて申し訳ありません……。ブクマと評価点をくださっている方がいることに喜びのあまり失神しておりました……(言い訳)。
ブクマ、評価点を下さった方々、ありがとうございます!!
コンコン、と控えめに扉を叩く音が聞こえる。
「はい」
「し、失礼します」
扉の向こうで遠慮がちに返事をしながら、メリゼさんがおずおずと入ってきた。
「具合の方は、どうですか?」
あの後、酒場に着いた僕は、一見して生きているのが不思議なくらいの出血をしている様に見える姿をしていたため、ギルドにいた全ての人を驚かせてしまった。
何でもない旨を伝えた後、ユーリさんが借りている部屋に通され、「暫く体を休めて欲しい」とだけ言うと、まだ何かクエストが残っていたのかすぐに出て行ってしまった。僕はというとそのお言葉に存分に甘え、用意してもらった着替えに袖を通してベッドでぐっすりと眠っていた。ちなみに、今現在は太陽がオレンジ色に染まり、しかもほとんど暮れかけている様な時間だが、つい先程まで夢の中だったのはここだけの話だ。
「あ、はい。何とも無いです。心配してくれて、ありがとうございます」
「べ、別に心配なんて……!! これ、淹れてきたので飲んで下さいね!!」
メリゼさんは健康そうな色艶の頬を夕陽すら飲み込むほど真っ赤に染め上げて、少々乱暴に持ってきたカップをすぐ近くのテーブルに置いた。中には湯気を立たせている白い飲み物が注がれていた。ミルクティーだろうか。折角なので頂こうと思い、僕はカップを手にとった。
「ありがとうございます。いただきますね」
コップを傾け、程よい暖かさと、ほんのりとした甘さのミルクティーが喉を滑り落ちていく。それらは腹に落ちるとほのかな熱となって全身を温めてくれた。
「おいしい。温まりますねこれ」
「そ、それはどうも!!」
恥ずかしがるような素振りを見せながら、刺々しく返すメリゼさん。しかし、何事か思い出したのか、メリゼさんは途端に申し訳無さそうに眼を僅かに伏せると、僕のことを見つめてきた。
「? どうか、しましたか?」
「いえ……その……昼間は、ごめんなさい……。私が何も考えずに貴方を傷つける事ばかり言ってしまって……それでこんな目に……。っ!! 本当にっ!! ごめんなさいっ!!」
ガバッ、と深々と頭を下げて謝罪するメリゼさん。そんな彼女の姿に、僕はみっともなく慌てふためきながら返すことしか出来なかった。
「あ、頭を上げてくださいよメリゼさん!! 僕、全く気にしてませんし……」
「で、ですが……」
「寧ろ、感謝してるくらいなんですよ」
「え?」
僕の一言が意外だったのか、目を丸くして僅かに頭を上げてこちらを見てくるメリゼさん。
「確かに、ちょっと大変な目に遭っちゃいましたけど、結局は大事には至りませんでしたし、元を正せば僕が一人で走り出しちゃうのが問題だったわけだし、それよりも何よりも、とってもいい事を、見つけることが出来ましたから」
「いい、こと?」
「はい。なんというかまぁ、ちょっとした出会いと言いますか……」
まさか喋る触手と出会って意気投合して友達になった、とは言えないので、僕はそこを詮索される前に、別の話題を振ることにした。
「それより、もしよければ教えて欲しいんですけど……その、メリゼさんは、僕のこと、嫌いですか?」
「異性として意識することはできませんね」
「即答!? っていやそういう意味じゃないですよ!!」
それはそれで傷付くが、しかしそちらは問題ではない。のだが、溢れる涙を止められないのは、やはり僕も一人の男の子だという証左だろう。女の人に、それも結構な美人さんとくれば、恋愛対象として見られないという言葉に涙を流さない男などいないだろう。
「うう……そうじゃなくて、その……わざわざ人前であんな事を言うような人に見えなかったので、なら僕が嫌いなのかなぁ、と」
それでも簡単には認められないのか、僕は歯切れ悪く言いながら、メリゼさんに食い下がる。未練がましいとさえ取れてしまうが、それでも、何故かは分からないがそのことについてははっきりさせておきたかった。人間的に嫌いだと言われてしまえば、今後のメリゼさんとの接し方も考えなければならないし、最悪、事務的な事以外では関われなくなってしまうのだから。
「……わかりました。少し待っていて下さい」
と、唐突に何か腹を括ったような締りのある表情を見せたかと思うと、メリゼさんはさっさと部屋を出て行ってしまった。もしかして、怒らせてしまったのだろうか?
「あぁもう僕のバカ……。何やってるんだよもう……」
不甲斐ない自分に悪態を吐く。しかしそんなことをしても心が満たされるわけもなく、起きてしまったことは何をしようとも覆せないと、いっそ開き直る。自分で作り出してしまった居心地の悪い部屋から逃げ出したい衝動を抑えて、待つこと三分ほどが経過しただろうか。扉が開く音がして、メリゼさんがその手に何かを握りしめながら部屋へと戻ってきた。
「えっと……それは……」
尋ねようとして、手に持った石を視界に捉えた瞬間、またも視覚としての情報が与えられ、僕は瞬時にその石が『描晶石』という名前の石で、写真のようにある光景を保存し、映し出すことができるアイテムであることを理解した。
「『描晶石』というアイテムです。保存には一度きりの使用しか出来ず、高価なのであまり市場には出回りませんので、昨日今日この世界に来た貴方が知らないのも無理は無いですね。まぁ見てみて下さい」
メリゼさんはそう言うと、トン、と一度その結晶を指先で弾くように叩いた。すると結晶から光が溢れ出し、何もない空間に一枚の絵を映しだした。
そこにはメリゼさんと、その隣に大人しそうな印象を受ける華奢な少年が椅子に座り、二人共笑顔を向けている姿が映し出されていた。
「私の弟です。名前はオルス」
懐かしむように、自分の隣の少年を見つめて目を細めたメリゼさん。
「弟は、生まれつき体が弱く、更には足も不自由でした。そんな弟だから、あまり外に出すわけにも行かず、出たとしても、家の直ぐ側にある丘から海を見るくらい。そんな暮らしを十年以上続けてきたからでしょうか。元々好奇心の旺盛な子でしたし、いろんな場所を旅して回る冒険者に憧れ、それを夢として考えるようになっていました。けれど、あの子はそれと同時にとても聡明な子で、自分の体ではそんなことは叶わないと、頭では理解して、けれどそれでも諦めきれない。そんな葛藤に苦しむようになってしまいました」
まるで自分自身の事のように、弟さんの痛みを知るメリゼさんは、その綺麗な顔を悲哀に歪ませ、更に続けた。
「だったらせめて、冒険者を助けられるようになりたいと、弟は言い出すようになり、ギルドの職員となるために勉強を始めました。私も、その背中を後押ししてやりたかったし、それにあまり裕福な暮らしができていたわけではないので、少しでも生活の助けになればと同じ職員を目指し、そしてこのファズグランのギルドを任されるようになりました。これで弟が職員となれた時に、先輩としても色々教えてあげられると、当時は喜んだものです。えぇ、実際色々なことを教えてあげられました。けれど――」
メリゼさんの表情が、更に歪む。今度は、怒りと、僅かな憎しみ、だろうか。
「時折、居るんですよ。一流の冒険者になり、世界の秩序を保つため、人類にとっての大きな力となりうる素質を持った人間を、『死蔵するのは惜しい』として神々が見つけ出して、『英雄候補』なんて言って連れてくるということが。勿論、この街にも何人も来ました。けれど、誰一人として冒険者として大成はしませんでした。理由を聞けば笑ってしまいますよ。神々が連れてきた素質を持つ『英雄候補』様は、誰も彼も『本気で英雄になる気は無かった』んです。ちょっと考えたら分かりますよね。神々はその人達を『死蔵するのは惜しい』から連れてきたんです。それって、元は何をしようともしていたわけじゃないってことじゃないですか。安全圏でそれなりに暮らして、自分が幸せであればそれでいい。中には、危険なんて以ての外、無理やり連れてこられていい迷惑だ、なんていう人もいました。えぇ、全てよく分かります。誰だって自分の命が一番です。けれど、だったら何故、何故オルスは夢を叶えられないのでしょうか!? 彼らのような素質が、何故弟には無いのか、等と言いはしません!! けれど、ならばせめて、何故弟の足を動かすことを、天は許されなかったのですか!?」
その心から絞り出すように、涙ながらに不平等を訴えるメリゼさん。その頬を伝って流れていく涙は、木張りの床に一つ、また一つと染みを作っていく。
「こんなの……私の勝手で、我儘だって分かってます……。それでも……嫌いなんです……私……。神々が連れてきた候補者が……。そんな人達……弟に見せたくない……」
やがて、とうとう溢れる感情を抑えきれなくなったのか、メリゼさんは顔を塞いで、小さく嗚咽を漏らし始めた。
そんな彼女に対して、僕は無力だ。彼女が抱えてきたもの、弟さんの味方でありたいがために、涙を流すメリゼさんに、僕は掛ける言葉が見つからない。大変でしたね? 許せませんね? そんな軽い言葉、無責任を通り越して無礼にも程がある。
けれど、弟さんと同じように、メリゼさんもまた戦っている。夢のために戦っている弟さんの背中を押しているのがメリゼさんだとするならば――――。
「だったら……」
彼女の背中を押すなり支えるなり、そんな人が居ても、いいんじゃないだろうか。
「だったらそろそろ、弟さんに自慢できる『英雄候補』が出てきてもいい頃じゃないですかね」
「え?」
意外そうに僕の方を見るメリゼさん。そんな彼女に、僕は決意表明のように言い放った。
「僕、冒険者になりたいです」
すると、暫く唖然としていたメリゼさんが、我に返ったように、キツイ表情で僕を睨んできた。
「む、無理です!! わかっているんですか!? 貴方の能力と成長上限はこの世界において冒険者の平均どころか、人類全体で見た平均を大きく下回っている!! いいえ、それどころか世界で最弱の人類って言っても良い!! そんな貴方が冒険者になれる訳がないでしょう!? いいえ、仮になったとしても、断言できます!! 貴方は次の街へも辿りつけません!! そんな貴方を、ギルドとしても個人としても冒険者として認めるわけにはいきません!!」
「うーん……。でも、ユーリさんに冒険者として一人前になれるように訓練してくれるよう頼んじゃいましたし」
「なっ!?」
僕の言葉に、メリゼさんは顔面蒼白になりながら、戦々恐々とした様子で僕に告げた。
「ゆ、ユーリお姉様の『扱き』は地獄で有名ですよ!? さっき言った諦めていった候補者達が諦めた理由の大半がお姉様の『扱き』が原因といってもいいくらいなんですから!!」
「き、聞いてます……。ユーリさんにも、『私の扱きはキツイぞ』って言われましたし……。でも――」
それでも、と僕は返して、メリゼさんにぎこちないながらも笑顔を向けて言う。
「元々落ちこぼれな僕ですし、それくらいやってもらって鍛えてもらわないと、冒険者の資格なんて、夢のまた夢だと思うんですよ。ステータスが伸ばせない分、何かで穴を埋めなきゃって。あはは、ただの根性論ですけどね」
「――――」
「それに、僕にもどうしても冒険者にならなきゃいけない理由が出来ました。動機はあります。あとは、そうですね、『英雄候補』として選ばれたって事は、僕にも何か素質があるって事だと思って、そこに賭けてみようかなと」
結局は運頼みな僕が情けなくなり、照れながら頬を掻いて、ごまかすように笑顔を浮かべることしか出来ないが、しかしそれでも、僕が本気だということは、これ以上は信じてもらうしか無いだろう。
メリゼさんは僅かに目を細めると、低く、呟くように僕に言う。
「その素質が、実は無いかもしれませんよ?」
「そこは、せっかく目に見える形で居てくれているので、神頼みですかね」
「冒険者である以上、魔種や盗賊等と戦うことにもなりますよ?」
「それは、怖いですね」
「……死ぬかも、しれませんよ?」
「死ぬのも、怖いですね」
「それでも……」
「それでも、です」
僕の友達に、友達として相応しくあれるように、彼に胸を張れるように。僕と友達になってくれた、その感謝の気持ちも込めて――――。
「それでも、できる限りなんとかしてみます。僕は、冒険者になりたいんです」
真っ直ぐ、メリゼさん脅すような瞳を見つめ返す。決して目を逸らしてはいけない。彼女に気圧されてしまうような安い決意では、僕のような落ちこぼれは冒険者になれないのだから。
どれくらい見つめ合っていたのだろうか。やがてメリゼさんが目を伏せると、やれやれといったように溜息を吐いて、ゆっくりと立ち上がった。
「そこまで言うのならば、見せてもらいます。貴方が本当に冒険者になれるのか。まずはユーリお姉様の特訓を乗り越えて下さい」
「――――っ!! あ、ありがとうございます!! やっぱりメリゼさんは優しいですね!!」
「なっ!? 何言って……!!」
その言葉が嬉しくて、僕は思わずその場で頭を下げてしまっていた。それと同時に放った一言の後、何故かメリゼさんが顔を真赤に染め上げていた。しかし、咳払いの後に落ち着きを取り戻したら良いメリゼさんが「ですが」、と続けたので、僕は再び頭を上げた。
「本当にお姉様の特訓は厳しいです。あの人、かなりのスパルタで有名ですからね。死ぬよりキツイと評判です」
底意地の悪い声。恐らく、僕を試しているのが半分、からかいが半分といったところだろう。だから、僕も決して冗談などではないが、それっぽく苦笑交じりに返す。
「は、はは。なら、せめて祈っててくださいよ。無事に一人前の冒険者になれる事を」
「ふふっ。えぇ、祈るくらいなら」
ユーリさんの前で浮かべている、無邪気な笑顔とは違う、まだまだあどけない『女の子』のように、自然な笑顔で武装したメリゼさんを、卑怯だと感じるほど見惚れてしまい、思わず顔が赤くなっていくのを感じた。
「? どうかしましたか?」
「いっ、いいいいいいえ何でもありじぇ……ません」
「? 変な人ですね。それでは私はこれで失礼します。何かあれば、まだ下にいると思うので呼んで下さい。と言っても、そろそろお姉様もお帰りになる頃だとは思いますけど」
それだけ言うと、メリゼさんはスカートを翻して部屋から出ていこうとする。しかし、その前に聞いておきたいことがあった僕は、その背中に声を投げかけた。
「あっ、メリゼさん!」
「はい?」
頭だけこちらを向けたメリゼさんに、僕は一つの疑問をぶつけた。昨日の夜にも懐くことになった、ある疑問を。
「ユーリさんって、どうしてあんなに僕に目を掛けてくれるんですか?」
「――――」
「それに、今のメリゼさんの話を聞いた限り、他の候補者にも目を掛けていたんですよね? 何人もいる候補者の、恐らく全員。どうしてあの人だけが気に掛けてくれているんですか? 別に候補者の指導役を神から言い渡されているわけではないんでしょう?」
「……変なところで鋭いですね。貴方は」
「いえ、そんな……。それより、あるんですね、何か……」
メリゼさんは苦々しげに逡巡した後、意を決したように僕を見据えた。
「わかりました、お話します。けれど、私が話せるのは大まかなことだけ。これ以上詳しく知りたいのでしたらお姉様に聞いて下さい。あと、私が話した、なんて言わないで下さいね? 怒られてしまいますから」
砕けた調子で言うメリゼさんに、僕は苦笑を交えてもちろん、と小さく頷く。
「実は……お姉様は――――」
「ただいま。今帰ったぞ……「べぶぅ!!」ってどうした?」
メリゼさん神妙な面持ちでが口を開こうとしたまさにその瞬間、足音もなくユーリさんが部屋の扉を開け、メリゼさんはびっくりしすぎてバネ仕掛けのおもちゃのようにほぼノータイムで僕の頬を引っ叩いた。その光景を間が悪く見ていたユーリさんが、訝った顔で僕達を冷ややかに見ていた。
「……何かあったのか? メリゼ」
「こ、これは……そう!! カイトさんがお姉さまの『周期』について質問なんかしてきたので、制裁を加えていただけです!!!!」
「…………………ほほう?」
「いや待って!!?? 是非待って!!?? 何ですか僕それ超ド級の変態かヘタすれば犯罪者じゃないですか!!!! 変態なのは認めますけど健全な男児として無実の罪を認めるわけにはいきません!!!! 僕は無実だ貴女の嘘がそれを証明してくれている!!!!」
「お黙りなさい犯罪者紛いの変態駄犬!!!! お姉様、後の事はお任せしますね? そこな腰回りさえ半人前な駄犬にどうかキツ~いお灸を……」
「いやぁ、ちょっと待つんだメリゼ」
わざとらしい笑顔でそそくさとユーリさんの横を通り抜けようとして、その肩をガシィッ! と掴まれるメリゼさん。その首が、凍てついた笑顔を浮かべるユーリさんに向かって、ギギギ、と回される。
「もちろん彼とも話し合わなければならないことにもなっているんだが、その前に一つ訊きたい」
「な、なんでしょ~?」
一切微動だにしないユーリさんの笑顔が怖い。やがて、薄っすらと開かれた光のない瞳に、僕は生命の危機さえ感じてちびる寸前まで追い込まれてしまった。あ、ごめんちょっとやっちゃったかも。
「メリゼはまさか、『それ』を知っているわけじゃあ無いよな?」
「も、もももももももちろんです!!!! そんなプライベートなことにまで干渉どころか監視してくるような不埒者に見えますかこの私が!?」
すると、ユーリさんはメリゼさんの言葉に「そうか」と怒気を霧散させて穏やかに言うと、やや残念そうにうつむき加減で目を伏せた。
「しかし、残念な気もするな……。メリゼは、私の事なら何でも知ってくれていると思ったんだがな……」
明らかに誘導する気マンマンな、俯瞰的に見れば僕にも分かるような見え透いた演技。僕でさえお粗末と思ってしまうような演技に、メリゼさんは引っ掛からないだろう。引っ掛かろう筈もないの……。
「何をおっしゃいますか!!!! 当然把握しております!!!! 『周期』だけと言わず身長体重スリーサイズは勿論のこと!! 味の好みから男の好みまで!! あ、ちなみに最近更新した『お姉様手帳』によりますと男性の好みは自分より低身長で「見つけたぞ不埒者」お助けぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
……だが、見事に引っかかっていた。それはもう、飼い主にご褒美をチラつかせられて、瞳をキラキラ輝かせながら尻尾をブンブンと振って喜びを撒き散らすわんこの様に。
その後、目出度くお縄になったメリゼさんと共に正座をさせられ、外へ飛び出した一件と一緒にみっちり叱られる事になった僕と、鬼の笑顔で迫られ、泣く泣く『お姉様手帳』とやらを没収されたメリゼさん。そして、ユーリさんの『アレ』については、実は僕がスリーサイズを訊いたということで僕とメリゼさんにゲンコツ一発ずつ、それでどうにかお許しを得られたのだった。ちなみに、夕食時足がずっと痺れており、メリゼさん共々ユーリさんに足を突かれながらの夕食となった。味は、あまり覚えていない。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!
見直しはしているのですが、自信ないですね……誤字脱字は勿論、情報の重複ですとか……。
あとメリゼはやっぱアレだなぁ……うん……うz(ここで何故か文字が途切れている)