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親友を何故殺したのか?

声劇専用台本です。

物語性はありません。

優子 親友殺害で死刑判決を受けた少女


茉莉亜 優子に殺された優しい少女


明美 優子と茉莉亜の親友だが、優子の彼氏を寝取ろうとしている最低な女。


優子:

茉莉亜:

明美:



優子「親友殺害容疑で逮捕され死刑判決を受けた。最後の日、明美が面会に来た。きっと聞かれるであろう言葉を私は繰り返しデモンストレーションしている」


明美「優子。久しぶり」


優子「明美…痩せたね」


明美「私よりも痩せた貴方に言われると少し複雑…。ねえ、大丈夫なの?本当は殺してないんじゃ」


優子「まさか、証拠が物語ってるんだし」


明美「優子の心が知りたいの!なんで、茉莉亜を殺したの?いつも一緒だったじゃない!!」


優子「聞かれると思ってた。なんで、かな?なんでだろうね」


明美「…あの日、茉莉亜と何があったの?」


優子「何が…か。茉莉亜はあの日、落ち込んでる私に遊びに行こうって誘ってくれたの。暗い顔の私に、茉莉亜は…」




茉莉亜「優子!今日は用事ないんでしょ?カラオケ行こうよ!」


優子「え、ああ。うん」


茉莉亜「優子?もしかして、彼氏と喧嘩したの?話聞こうか?」


優子「茉莉亜はいつも優しいね、ううん。そうじゃないよ」


茉莉亜「そうかなー?そうは見えないんだけど!」


優子「当て馬だったかもしれないんだ…」


茉莉亜「え、」


優子「うっそー!!あはは!騙されてやんのー!」


茉莉亜「ちょ!馬鹿!そういうの心臓に悪いからやめてよねー!」


優子「明美にはナイショだよ??」


茉莉亜「明美にはって、どういうこと?よくわかんないんだけど」


優子「いいから!ね?」


茉莉亜「うん」




明美「そこから、そうなって殺害に至るわけ?」


優子「それは…」


明美「誤魔化すのはもういいから!本当のこと言ってよ!私たち、親友でしょ?」


優子「親友…ね。そうね」


明美「優子、おかしいよ。何か庇ってるみたいにしか見えない。殺したなんて、本当は嘘なんじゃないの?違うんじゃないの?」


優子「…茉莉亜があの日、聞いて欲しいことがあるって改まって言ってきたわ」



茉莉亜「優子、聞いて欲しいことがあるの」


優子「どうしたの?」


茉莉亜「実は、早く言おうと思ってたんだけど。私のお父さんが、失業しちゃって引っ越すんだよね。明美に言ってないけど、優子から話しといて欲しくって。明美は時間取れなかったし、すぐに引っ越すんだ。だから、お願い!ね?」


優子「いいけど、何で私なの?」


茉莉亜「一番信頼してるからってのも、ある」


優子「明美に失礼じゃない!」


茉莉亜「でも、優子。知らないでしょ?明美ったら貴方の彼氏と寝たんだよ?!そんな子を信頼しろって言うの?」


優子「え…なんで、それ。茉莉亜に話してないよね?」


茉莉亜「許せないよ、私は許せない…」


優子「でも、きっと…明美も彼が好きだったから利用されたのかもしれない…じゃない」


茉莉亜「優子の長所だよ、そのお人好しは。でもね、許せないことってあると思うんだ。わかるでしょ?親友の面して彼氏寝取るって酷いわ!」


優子「…うん」


茉莉亜「私がいなくなって、きっと明美は調子に乗ると思う。辛くなったら電話して、私から叱るから。優子だけは、私の親友なんだから」




明美「茉莉亜、そんなこと言ってたんだ…じゃあ、私が茉莉亜を殺したの知ってて今、そこにいるってこと?」


優子「明美、あまり物騒なことをここで言ったらダメだって」


明美「それで守ってるつもり?何なの?ほんっと腹立つ!!」


優子「明美が大好きだから。茉莉亜も大好きだから。私はこれでいいの」


明美「…茉莉亜が電話してきて、叱られて、私は引越しの途中だった茉莉亜たちの所へ向かったわ」




茉莉亜「明美…?!何する気?その包丁しまって!!」


明美「いい子ぶりやがって!優子に話したの知ってるんだから!ふざけんなよ!!」


茉莉亜「貴方が悪んでしょ!私や優子のせいにしないでよ!」


明美「ムカついてたんだよね。あんたら二人共!!」


茉莉亜「待って、やめ!優子!!!」


明美「死ね!!」




優子「嫌な予感がして、私は茉莉亜の所へ行った。血まみれのご両親、でも、茉莉亜はまだ息をしていたの。私は助けを呼ぼうとしたけれど茉莉亜が言ったの」


明美「…なによ」


優子「やっぱり、親友は優子だけ。優子のために、迎えに行くって。だから私が殺したことにして、私が死刑になれば…茉莉亜の最後の言葉を守ってあげられる」




茉莉亜「優子。死刑に、っ…なって…会いに、来て…」


優子「茉莉亜、茉莉亜!!!」


茉莉亜「大、好き、私の」




優子「私の親友ってね」


明美「…何なの、気持ち悪い!!!」


優子「明美は最初から一人だったみたいね、可哀想な明美。でもね、私が貴方を庇ってあげる。優しいでしょ?ねえ、明美」


明美「優子、やめて…!謝るから!もう、やめて」


優子「もう時間ね、次に生まれ変わるときは、貴方なんかと」


明美「やめて!!!!」


優子「友達になりたくない」


明美「な、んなの、なんなのよ!!親友…って、何よ…」



END

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