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いつもとは違う

はぁ、嫌だ


いつものように彼女は白い実験着に着替え静かにベッドに横になる。研究員によって身体を固定するベルトを締められ、準備された点滴から赤黒い毒液を投与される。今回は銀白色の畏死鬼から採取された毒液を使用する。


私はこの時間が嫌い



細い管の中では

ゆっくりとアイツらの毒液が流れている。

それが私の中へ入った瞬間、



いつもの毒液とは違った痛みのような衝撃が走った



「ウッッ!!ガハッ!」


全身の血管内を茨の棘が駆け巡っているかのように、肺の中が水で満たされ尚且つ肺そのものが圧縮されているかのように、うまく呼吸が出来なかった。


そして、肘や足の小指をぶつけたような鋭い痛みが身体の中でのたうち回り、気持ち悪い何かが渦巻いていた。自分の意思に反し一瞬にして意識が飛んだ。



―――

<ザザッ!ザザー!

いっ……に……いき……>

真っ暗の中、よく分からない音が響く

ドクンドクンッと頭痛の波が押し寄せる



「ハッ!………ハァハァ」

目が覚めるとまだ、肺が圧迫されている感じがして息苦しい。目は開いているが身体は重くずっしりとしていて指1本ピクリとも動かない。

「起きたか。今からテストするぞ」

研究員の人がいつものようにテストを行うが、私は動くことが出来ず、それはすぐに終わった。研究員が用紙を持って部屋を出ていき、その後は自室入口までストレッチャーで運んでもらい重い身体をなんとか引きずってベッドへと倒れ込んだ。

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