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星空のお花

心が疲れた時、

私にはよく通う場所があった


そこは私の部屋の窓から見える森の奥。

他の子達は誰も好き好んで、森深くまで足を踏み入れようとしない。

けれど、そこは

私だけが落ち着ける日当たりが良い場所だった


―――

大きく広がる空を見ながら、私は大の字で

野原に寝そべっていた。何も響くことはなく、

木の葉が囁く音や、草花をかき分ける風の音

それらのどれもが凄く落ち着くのだった


ふと横向きになった時、長く伸びた草の隙間から

綺麗な色がそっと覗いた。


先ほど目にした空の色がそっくりそのまま

そこにあった。星のようにキラキラ白く輝く

雌しべと雄しべ、それを守るように花弁の先端から徐々に淡くグラデーションになっているふわふわの花びらが囲っていた


(なんて名前の花なんだろう)


名前も知らないその花は

周りの草花に負けることなく、めいいっぱい

太陽の光を浴びていた。


(不思議…昼間なのに星空みたい)


実際にはありえないことを思いながら、

ただそっとその花に寄り添った。まるで流れ星のようにその花々は風に揺られていた。

それからは花を含めて、お気に入りの場所になった


後で植物の本でも調べてみようかな。

そうだ、おじさんに聞けば分かるかも



何かする訳でもない

何かしたい訳でもない

ただボーッと心穏やかに

周りの木々が奏でる音を聴いていた

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