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時間旅行  作者: 葉波都湖
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違和感

私の失われた記憶…


事故の前後は私は何をしていたんだろう。


3歳の娘はフランス人形のように可愛らしい容姿をしている。


夫に似て綺麗な瞳に私に似て厚めのピンクの唇。


髪の毛は直毛で色素が薄く一見ハーフのような見た目で兄や祖父母、そして夫から大切に育てられているのが良くわかる。


夫は小さい頃に私が憧れていた従兄弟のお兄ちゃん。


私の兄と同い年で夫には私と同い年の弟さんがいるらしい。


ここまで、説明を受けたけど全く記憶に残っていない。


息子は高校生と中学生と小学生。


3人ともサッカーが好きで長男は現在サッカー部のキャプテンをしつつ、受験勉強を頑張っているとのこと。


将来は子ども達にサッカーを教えたいそうだ。


次男は美術部に所属していて部屋には美術書や描きかけの絵画等があるらしい。


次男の芸術的センスは私に似たと母親が説明してくれた。


三男は料理が大好きで小学生ながら家族のご飯を作ることもあるようだ。

チキンソテーが得意らしくクリスマスなんかによく作っているんだそうだ。


子ども達は私の兄と兄嫁に憧れているとの事。


私は本当にこの家族と血が繋がっているのだろうか?


見た目は確かに似ているが私の中の何かが違和感を訴えている。


出来すぎた幸せいっぱいの家族像が何か違うんじゃないかと本能がそう訴えている。

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