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勉強戦争(2)vs英語 敵主力:英単語

作者: polish

ボキッ…  グチャ   ビリッ!


あまたもの攻撃によってわが軍のミサイル(シャー芯)の消費はえげつないほどになっていた。それだけではない。何度も何度も再攻撃(消しゴムで消す)を繰り返すことにって,戦場に異次元の空間のゆがみがおこっている。指揮官も相当焦っている…。


どうしてこうなったのかというと,ことの発端はこうだった。




英語の最高指揮官(先生)は一昨日わが指揮官に対して宣戦布告を行った。


その内容が以下の通りだ。






「はい!皆さん~!明後日は教科書19ページから39ページの英単語のテストをします~しっかり勉強してきてね!」




これはれっきとした宣戦布告であった。


これに指揮官は焦った。なんといっても指揮官は理系であり,かつ,対英単語戦での第一戦での勝率は驚異の1/5であった。


さらに,今までは戦争開始(テストの日)までに約1週間ほどの戦闘準備期間があったのだが,今回はなんと2日しかない。さらに指揮官は前回の国語との戦いによって夜戦を終えたばかりであり,これ以上戦争準備し戦うということはあまりにも疲弊しているため不可であると考えられた。


俺は指揮官の顔をのぞいてみた。




あ。。。




案の定,終わったという顔をしていた。


だが宣戦布告されたものは仕方がない,我々は戦うしかないのだ。


こうしてわれらは必死で2日間大至急戦闘態勢をとっていたのだが…




戦場での戦闘はひどいものだった。


どうやら指揮官は敵分隊の6割ほどを撃破することはできているようだが,その中に混じっている精鋭部隊がどうも倒せなかった。




e,a,uこの3つは繰り返し読むだけで覚えてきた指揮官によっては致命的だった。


eかと思えばuであったり,間違えたと思っていたら正しかったり…。


とにかくこの三兄弟の部隊は確実にわが軍を苦しめていた。


それを援護するかのように現れたのが,


r,lである。


よく考えれば倒せないこともない相手なのだが,三兄弟と合わさってくるとまぁうっとおしい。


冷静な判断ができなくなるように三兄弟が苦しませ,さらに拍車をかけるようにl,rが追い打ちをかけてくる。


そうすることで焦った指揮官は,戦場に異空間までも開けてしまった…


そして時はやってきた。




キーンコーンカーンコーン




戦闘終了の知らせが鳴った。




撃破できなかった部隊(空欄)は30のうち8,この時点でわが軍の敗戦が決定した…。


※ちなみに合格ラインは25点




その後指揮官は敗戦者(不合格者)として英語の最高指揮官(先生)に出頭を命じられ,


地獄の2時間を迎えてたらしい。




さらに指揮官は宣戦布告をさらに受けた。しかし次は数学との戦いらしい。


指揮官の得意な戦線だ。次こそは完全勝利して景気を良くしていきたいところだ。


我々の戦いはまだまだ終わらない!


to be continue...

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