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(4) 一人でも寂しくなかった


月日は流れ、転生して2年が経った。


「『鑑定』」

 『美味しいキノコ(赤)』

「これ、赤文字だ」

「やったね♪」(女の子の声)


この世界は、色でランク(強さ等)が区別されている。

黄緑<深緑<青<赤<銀<金<白<黒<虹

そしてそれが見た目だけでなく、ステータスの文字の色にも反映される


美味しいキノコ(赤)、文字の色が黄緑より、赤の方が旨い。黒や虹なら最高なんだろうが、この森には、銀より上は無いようだ。

この2年では見たことが無い。



『ピコッ』

「ん? 何か居る?」「何?」(女の子の声)

危険を察知し、警告音が鳴った。

今では、この森の魔物で俺に危害を与える魔物は居ないが…。


木の上から確認する

「熊だ、デリシャスベア!」

「『鑑定』」

『デリシャスベア(赤)』

「お食事中の様だな」

「デリシャスベア?食事中?もしかして、蜜を食べてる?」(女の子の声)

「あぁ、ツバメバチの蜜だな」

「やったぁ、今日は美味しい食事が出来るね。ツバメバチの蜜好き!」(女の子の声)


「見た目じゃ解らないヤツは、鑑定系のスキル持ちじゃないと、ランクが区別出来ないんだよねぇ」


 

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

え?誰と会話しているかって? 


俺の相棒、森で(見つ)けた、風の妖精『ウナ・ブリーザ』

(スペイン語で“そよ風”を意味する。)

一応女の子。


蜘蛛の巣に捕まって、食べられそうになっていた所を、助けた。

 普通の人間には、妖精の姿は見えないし、声も聞こえない。俺には見えたし、『助けて~!』って、声が聞こえた。


ウナと過ごしていたから、一人でも寂しくなかった。


 まあ、この話はいずれ書く(する)だろう、たぶん。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


俺は、ランドセルから石の槍を出した。

「赤なら、こいつで十分だな。」


 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

え?何故、槍を持っているかって?


俺が作ったからだ。

石の槍は、俺の 【アイテム創造出来る体質】で、セラミックをイメージして作ってみた。槍先も持ち手も全てが白い石の槍。少し重いのが難点。

 でも、俺が好きなのは、石の刀…日本の刀をイメージして作った刀。黒い刀。刀身も鍔も柄も鞘も黒い、刀。


 まあ、武器(この)話はいずれ書く(する)だろう、たぶん。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~



「行ってくる」

「うん、待ってる」

「よっ」木の上から飛び降りる。

ウナは、木の上で観戦。


ドサッ デリシャスベアの後ろに降りる。


タタタッ お食事中のデリシャスベアに駆け寄り

「おいっ」

「ガァー!(邪魔するな!)」

振り向いたデリシャスベアの眉間を突く。

 サクッ (抵抗無く、刺さる) ドッスン

 デリシャスベアは崩れ落ちる

「こいつは、俺のことを知らなかったか…。」


 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

【全言語解読出来る体質】(新旧、暗号)全ての世界の言葉を読み書き、会話が出来る。


このスキルは、知的な魔物の言葉も翻訳してくれる。俺が理解しても、相手が理解するとは、限らない。そこは、魔物(相手)の賢さが影響する。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


チャリチャリチャリ~ン


モンスター硬貨(Mモン)が、ドロップされた。モンスターを倒すと、それに見会う硬貨がドロップされる、この世界の共通通貨でもある。両替をしないと使い勝手が悪い。(国でも通貨単位が変わる。)



 デリシャスベアは、綺麗に頭部を突くのが理想、皮が高く売れるから。

 一番良いのは、ケツの穴から串刺しが良いのたが、槍が汚れる。魔法できれいに出来るが気分の問題だ。

 デリシャスベアに触れ【嫌われ体質】発動、デリシャスベアの血に嫌われる…と、血抜きが出来る。

ピューと、槍の穴から血が吹き出る。

 デリシャスベアをランドセルに入れる、ランドセルの中で、解体される。


 デリシャスベアをランドセルに入れて、ハンバーガーをイメージすると、デリシャスベアのハンバーガーが出てくる。

 これがまた格別、旨い。ランドセルのお陰でもあるが。


 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

どこの部位をどれくらい使ったかって?

そんなのは、知らん、ランドセルに聞いてくれ。


パンは、どうしたのかって?

パンをイメージしながら、魔力をランドセルに込めると作れる。

 食料がランドセルから出てくる魔力変換によって。

その他の味付けもだ。イメージで調整も出来ちゃう。チョー便利なランドセルだ。

魔力を使わず食料等を出すと、水と堅パン。

 魔力を使うことを発見した日は、感涙した。 あの頃は『鑑定』のレベルも低かったし、何の説明も無かったから。


 まあ、この話はいずれ書く(する)だろう、たぶん。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


「終わった?」

ウナが、飛んできた。

「あぁ、楽勝。」

ツバメバチの蜂蜜を舐め始めた。

「やっぱり美味しい!」



 §§§§ ステータス(黄緑) §§§§

名前:ウナ・ブリーザ

種族:妖精族

職業:風の妖精

性別:女 20歳

身分保証クラス:精霊

素質:ー

レベル:13/100 [ ー ] [ ー ]

 § § § § § § § § § § § § §

H P:572(1143(/1143))

M P:466(931(/931))

攻撃力:409(818)

防御力:421(831)

魔攻撃:377(753)

魔防御:390(766)


 力 :174(348)

丈夫さ:200(399)

魔 力:178(356)

敏捷性:73(146)

器用さ:54(113)

賢 さ:60(119)

 運 :60


 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

《装備》

装備:妖精の服(+13)



 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

*デリシャスベアは、普通の冒険者一人じゃ倒せないし、食べきれない、そもそも普通の人は熊は、スルーするよね。体長2メートル以上だし。


*ツバメバチは、蜜蜂のでかくて速いヤツ、物凄く甘い蜜が取れる。襲われれば死ぬね、体長は10センチなのに、針が10センチ以上ある。(伸縮する) 胸を刺されれば、心臓にも届く、毒性は弱いけど血が止まらない、血液の硬化を妨げる、出血死する。


*『鑑定』レベルが上がり、黙視できる範囲を鑑定出来るようになった。


*『千里眼』(遠く10キロ先を見れるだけ)が『仙人眼』にレベルアップした。

『仙人眼』50キロ先まで見れる。壁(障害物)の向こうも見れる。小さいものを拡大して見れる。服も透けて見える。

レントゲンじゃないんだ服だけ透けるのだ(これは、大事な事なのだ)

 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲


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