表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/114

(33) 知らなかった


翌朝、『谷の風』で朝食をとるべく谷の風に行く。

俺が行くと、ベルが待っていた。

「おはよう、ベル」

「おはよう、だいすけ…今日、町を出るの?」

「あぁ、だから、お前んちのカーレィ食べに来た。」


席に座るとカーレィが出てきた。

「おはよう、だいすけさん、本当に来たんだね、ベルには予知能力があるのかな?」

ジス(ベルの母)が笑っていた。


おかわりも食べ終わり

「美味しかった、じゃあな」

席を立った俺の背にベルが抱き付いた。

「ベル、また一人?」

片膝を着け、目線を合わせて

「友達が欲しいなら、スライム育成所に行ってみると良い。」

「スライム育成所?」


デン(ベルの父)にスライム育成所に行くことを告げ、俺とベルはスライム育成所に行く。勿論、ウナも。


スライム育成所では、今日運び出すスライムの準備がされていた。


「あら、おはようございます。だいすけさん」

ソフトが俺に気づき、挨拶してきた。

「おはようです、ソフトさん、俺の友達のベル。」

「おはようございます」ペコリ

「あら、おはようベルちゃん」

「ベルは、魔物使いの才能が有るから連れてきた。」

「「「え?」」」

ベルとソフトとウナが驚いた。


スライムが話せることを教えると驚いていた。

ベルは、直ぐにスラちゃん&スライム達と仲良くなった。


「良い弟子が出来たわ」

ソフトもベルの才能に感心していた。


「俺が、旅に出ても淋しく無いな?」

「ベルはワタシのお友だち。」

「うん、スラちゃん達とお友だちになれた。淋しく無い。」


俺とソフトは、スライムを乗せた荷馬車で冒険者ギルド前に行く。

スラちゃんとベルも一緒。スラはベルの膝の上。


集合場所には見覚えのある連中が居た。

「何でお前らが居る?」

カイルとコイル、その他三名。と、グッドモーニングの連中。


「おはようございますっす、俺っちも一緒に行くっす。だいすけさんのお供っす。」

「皿洗いは?」

「うっ」

「ベルちゃんが会いたくないんだって」

「あんたは?」

「私はマイル、タイルとナイルとカイルとコイルのパーティー『スマート・スマイル』の一応リーダー」

「ベルなら、俺の見送りに来てるぞ」

スライムの荷馬車の御者席にベルちゃんがスラちゃんと居た。

「もういい、許してあげる」

「やったぁ!」

「だから、ニージハシタから帰って来ないでね」

「そんなぁ~」

「それ、許して無いって」

コイルもベルの言葉に突っ込みを入れる。

アメとムチの使い分け?が出来てるベルでした。この町の女は怖いと思ったのは内緒。





「ん? 乗り合い馬車って、二台?」

「それがねぇ~、予定してた~人数より~多く(ニージハシタ行き)の希望者が~居てね~」

「本来なら、次回に回すのですが、商隊と一緒、護衛に『スマート・スマイル』が付くこと、だいすけさんが居るということで、アリスが許可しました。」

ギルマス(カマゴリラ) アリス(アリステラ=トレフ)の言葉に、副マス メデクスセリ=イトラが補足。

「何で、俺が居たら許可出るんだよ?」


「(右人差し指を振りながら)あ・な・た・が、ドラゴン~スレイヤ~スレイヤーだからよぉ~」

「何すか?ドラゴンスレイヤースレイヤーって? まるで、ドラゴンスレイヤーを倒したみたいっす。」


「…「正解」…」グッドモーニング達の心の声が同調(シンクロ)した


商隊先頭 カイブン、ムエフエ(御者)、センガン

二台目 御者A、ルーシー

三台目 乗り合い馬車(1) 御者、マイル

    客席にタイル お客7人

四台目 乗り合い馬車(2) 御者、ナイル

    客席にコイル お客7人

五台目 ダッコ、トッティ

六台目 スライムの荷馬車

    俺とカイル

七台目 御者B、フェイス、シマザメ(荷台)


「何で、カイル(お前)が俺と一緒何だ?」

「つれないっす、俺っちが御者するっす。馬の扱いは上手いっす、任せるっす。」


「まぁ、いい。お前、金は持ってきたか?」

「それっす、グッドモーニングの方も言ってたっす、何で、金が要るのか教えてくれないっす。一応言われた額は持ってきたっす。」

「足りるか? 泣きついても知らんぞ」


冒険者ギルドマスター アリス、ベル、ソフト等に見送られ、商隊、乗り合い馬車は出発した。


ホースヒールポイントで、最初の休憩。


「ところで、『スマート・スマイル』は護衛したこと有るのか?」

「今更? 初めてよ、まだパーティーカラー青だし。」

「だいすけさんと一緒だから、許可が出たっす。」

「また、俺かよ」

馬達に元気草を食べさせる。


「何すか、それ?」

「草だよ、見て解らんか?」

「冷たいっす…でも、この辺りの草じゃないっすよね?」

「俺たちだけ旨いもん食べるのは馬に悪いだろ?」

「旨いもん?」

グッドモーニング達の手には銀貨小が握られていた。

 ランドセルから、ハンバーガーを出した。

グッドモーニング5人、カイブンさん達5人分。(銀貨小10枚)


「なっ 何すか、それ?」

「ハンバーガー知らんのか?」

「知らないっす、旨そうな匂いっす」

「匂いだけじゃないレロ、美味しいレロ」


俺は、乗客14人にハンバーガーを渡した。

(初回、サービス)

「美味しい!」「旨い!」「何だこれ?」

「初めてよ」「初めて食べた。」「旨いな」

「こんなの知らなかったよ」

etc. 感想が聞こえる。




「だいすけさん、私達も食べたい」

「俺っちも欲しいっす。」

マイル、タイル、ナイル、コイル、カイルにハンバーガーを売る。(銀貨小5枚)


「なっ 何すか これ!? 旨いっす!」

「初めて食べたわ。」

「美味しいです、これ」

「護衛って、こんなの食べれるの?」

「お 美味しい」(泣)


「だいすけさんが居るから、食べられるんです。」

カイブンが、苦笑い。


ウナも蜜玉の欠片を食べている。好きだな蜜玉…。


茶屋以外でも、休憩の度にモグモグタイム。


二回目からは、乗客からも金は頂く。

サンドイッチ、ホットドッグ、ピザ、クレープ、シュークリーム、フランクフルト、おにぎり、いなり寿司

どれも銀貨小1枚。(100円)



「おかしいっす、この量はおかしいっす」

「今頃?」

「美味しいです、これも初めて食べます。」

「この料理も知らなかったです」

カイブンさんは、次々写メしていた。



二回目の茶屋の側で、宿泊。

茶屋のシャワールームを借り、改築した。

魔石を使った温水シャワーにした。

魔力の無い者もシャワー出来る。


茶屋の店主達も驚いた。

(直ぐに(本部に)メール連絡していた。)


「俺の目に狂いは無かった。」

シマザメが訳解らん事を言っていた。


女性客は大喜び、ニージハシタまでの三日間、シャワーを我慢するはずだったから。



俺は、スライム達に蜜玉をあげて、眠りの魔法(ソウメル)で寝かせた。(その後も夜は魔法で寝かせた。)


乗り合い馬車に女性陣が寝る。

乗客の男はテント、見張りは俺とタイル、カイル、コイルが交代でする。


今回は、火の番は無い。(茶屋の灯りがある。)魔物が来ないか、警戒するだけ。護衛は初めてでも野営、野宿の経験はある『スマート・スマイル』達。そつなくこなした。

(茶屋の側の為、盗賊の心配はない。)




二日目の宿泊予定地で、ニージハシタからの商隊と出会(でくわ)す。情報交換をした。

俺の造った、シャワールームを使わせると大変驚いていた。(女が居なかったから有料にした。銀貨大1枚)

俺は、火の番をした、(ニージハシタからの)商隊の護衛二人とシマザメ、フェイスが交代で。三人で見張り。



そして三日目の朝、ここまで数回魔物に遭遇するも問題なく処理、討伐しながら、『スマート・スマイル』特にカイルに指導してやった。


魔物の癖、攻撃・回避のタイミング

「知らなかったっす、魔物に癖があったなんて…。考えもしなかったっす」



最後の茶屋。

ここから、ニージハシタまで5時間。

茶屋の店主に聞く

「俺達の前に休憩の商隊とかはあったか?」

二日前に出会した商隊だけだった。途中襲われた商隊とかは無いようだ。



最後のホースヒールポイント

「もう、お金無いっす」

「だから、足りるかって聞いたよな?」

「ニージハシタに着いたら払うっす、ホットドッグが食べたいっす」

(モン)でいい、100枚出せ。」

1・2・3・4…と一枚づつ数え始めた。

15・16・17…

「まさか、100枚数えるのか?」

「100枚出せって言ったっす。 あっ、何枚か解らなくなったっす」バチコン

「痛いっす、何するんすか?」

10枚数え重ねて、同じ枚数の山を作った…小学生かよ!

「何枚だ?」

「10・20・30…100っす」

「何でこんなの事まで教えにゃならん…。」

「凄いっす。早いっす」バチコン

「痛いっす」

「知らなかったのか?」

「知らなかったっす」

「これくらい、学校で習うだろ?」

「学校で習ったのは、剣と体術、魔法の知識、対処だけっす」バチコン

「い 痛いっす、マイルさんまで」

「学校で習うんだよ、お前が(寝てて)聞いて無かっただけだろ。リーダーとして、あー恥ずかしい、あー情けない。あー泣けてきた」

「え? そうなんすか?」

乗客達まで笑っていた。


感想・誤字報告等ありましたら一言お願いします



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ