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(2) ステータス…弱っ!


「神の手違いで死だことになる、もう一度、人生をやり直せる、ラッキーだな、君は。」

 男の神は、笑っている。人の死を笑っても良いのか?と思う、この神にも聞いてみる。


「あなたに、俺の【嫌われ体質】、消せますか?」

「神にも出来ることと、出来ないことが有るんだよ」首を横に振る。


「それなら、仕方ないですね。では、転生をお願いします。その世界で余裕で生きていける力を下さい。そういう決まりですよね?」

「また直ぐにあの世(こ こ)に来られても困るし、解ったステータスを上げておこう。」

【嫌われ体質】の弱の効果は、継続しているようです。


 §§§§ ステータス(黄緑) §§§§

名前:ごしき・だいすけ

種族:人族 

職業:学生

性別:男 (15歳)

身分保証クラス:平民 〔〔転生者〕〕

素質:

レベル:1/100 [ ー ] [ ー ]

健康状態:良好

 § § § § § § § § § § § § §

H P:115 → 12,982(/12,982)

M P: 0  → 0(/0)

攻撃力:75  → 8,495

防御力:75  → 8,510(服と靴)

魔攻撃:0 → 0

魔防御:0 → 0


 力 :75 → 8,495

丈夫さ:75 → 8,495

魔 力:0  → 0

敏捷性:26 → 1,674

器用さ:7  → 716

賢 さ:40 → 1,019

 運 :50

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


ステータス確認したら弱っ…、上げられる前 俺 弱っ、上げられたら、普通10,000とかキリが良い数字じゃない? 嫌われ体質だからか? それに、魔力0。魔力ってことは、魔法がある世界のはず、魔法使いたいよね?

【嫌われ体質】を上げてみた。


「もう、僕の所には来ないでほしいね、更に丈夫な体と異能を与えよう、その体なら、異世界(向こう)でも多少の事は平気だろう。」

(【好かれる体質】の神?(ヤツ)からも、2つの願いを叶えて貰った。【嫌われ体質】って使えるんじゃない?)




◆異世界:第はー5094◆

【嫌われ体質】強の調整も出来ると、立証された、上手くコントロール出来てるみたいだ。そんなことを薄れいく意識の中で思った。


 砂漠の様な砂の様な物しかない熱い場所に転生していた。太陽が4つ。丈夫な体は関係無かった。異能の確認する暇も無かった。


ジリジリ、ギラギラという表現が生温い…みるみる体から水分が抜け、転生して直ぐミイラとなり死んだ。「熱い」この一言を喋る余裕すら無く死んだ。



今度も、男の神様の前です。

「何してのかなぁ~、困るよねぇ~。 君を第はー5094(同じ世界)に蘇生するのは~、ルール違反になってしまう~。だから~第るー4979世界に~転生させるねぇ~。暑い場所でも大丈夫な体で~。体も元に戻しておいたよ~。」

 男だ。明らかに誰が見ても男なのだが、おっとりした喋り方をする神?(ヤツ)。 俺は嫌いだ。キモい。こいつも【嫌われ体質】ではないかと思う。


「そうそう、君に鞄をあげる~、食料と飲料水が出る鞄だよ~、多少の荷物も入るよ~。丈夫で軽いよ~。じゃ転移するね~」




目の前が明るくなり、目が開けられる位になった。

「鞄って、ランドセルかよ…。それも赤」

そう思ってたら、食べられた。


パックン ムシャムシャ バリバリ ボリボリ ペッ ペッ ペッ


【嫌われ体質】のせいか?吐かれた…。

俺、強くなったんじゃなかったのか?

巨大な魔物にも嫌われた、やっぱり死んだ。



第るー4979世界の女神が俺に言う。

「地獄と天国どちらを希望?」

俺は、【嫌われ体質】を上げて

「天国」と答えた。


女神の顔が鬼の顔になる…口が裂け、牙が伸び

「はぁ? お前が天国? 地獄でも断る」

とても嫌われたようだ。


第るー4979世界には、居られなくなる

「お前にあげるスキルなど無い、服を丈夫にしておく。 去れ!」


別の世界に丸投げです。

【嫌われ体質】を最弱にしてみた。

「かわいそうなのね~、あなたは、わたしの~世界で~やり直すのね~。」

胸が大きくピンクの髪の毛…、この喋り方、何処かの恋愛神とか?


「魔物に食べられるより先に、そういう危険を察知できたり出来ませんか? 魔物の強さが解ったり出来ませんか?」

「両方出来るのね」

「え? じゃ両方、お願いします」

「あげちゃうのね」


でも、その世界で溺れていた。

泳げるけど、服を着て、ランドセル背負っての暴風の中では無理。丈夫な体、服は関係なかった。溺死です。『強くなってな~い』ゴボゴボゴボゴボ…。


 何故か転生先に嫌われてた?、神のミス?、『圧死(踏み潰された)』『凍死』『(戦争、核爆弾で)爆死』『(酸素がない)窒息死』


転生しては死、死んでは転生、を繰り返した。転生する度に特別な体質を貰ったのだが…全然強くなった実感をすることなく死んだ。








また、死の世界と生の世界の(はざま)


「ワシは、転生監視委員長の爺じゃ」

「アタシは、あんたの次の世界の管理者ですよ」

「…」(今までより、偉い?)

「そうじゃ、偉いのじゃ」

(爺さんに心を読まれた?)

「そんなところかしら」

婆さんにも?

お二人、ニコニコと俺を見る。


「お前さんは、要監視対象になった。次は、人として転生出んぞ」

「記憶も無くなるわよ」

「それは、困る…困ります。俺のせいですか?」

「…… じゃから、死ぬな」

「そう、死ななければ良いことよ」

二人は俺から目を反らす…、神のミスを誤魔化してる?


「もし、死んだら?」

「そうじゃな、ミジンコかな?」

「【嫌われ体質】のまま、ゴキブリかしらね」


「…、死なないようにします」

ミジンコも、ゴキブリもお断りだ。






*ランドセルの機能*

神器:とても丈夫、多少の荷物が入れられる。

※神様の多少です、人の多少と基準が違いました。2神m×2神m×2神m(8平方神メートル) 2神m=2000km、月(直径約1700km)がすっぽり入るランドセルでした。中身は劣化もしません。冷たいものは冷たいまま、暖かいものは暖かいまま。生き物は入れられない。(が、木や花…植物、魚(鮮魚)は入れられる。)


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