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悪役令嬢は可愛いものがお好き  作者: 梓弓
第一章
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と、意気込んではみたものの、まだ私の誕生日まで日がありますので、カイト様への対策は追々にしましょう。


まずは、私が引きこもるための準備が必要だと思っています。

引きこもりの基本は自宅。

現在の私の部屋は、とてもシンプルな部屋になってます。

でもそれは、前世の記憶がまだ無い時のシオンの好みです。


やっぱり引きこもるには自分の趣味に合う部屋が良いですよね。

私の好みは、女の子らしい可愛い部屋です。

なので、小物などをちょっと増やせたら良いなと思い、


「お父様、私、少しお部屋の模様替えをしたいのです。自分のお小遣いから出しますので……。」


と、仕事から帰ってきた父におねだりしてみました。

(わが家はお金の管理を学ぶため、毎月少しだけお小遣いを貰っています。)


すると、


「シオン、それくらいは私に買わせておくれよ。君は本当に物欲が無いんだから。」


と、父は苦笑しながら言いました。

そして、


「でも急に部屋の模様替えをしたくなったのはなんでかな?」


と、ニコニコした父に聞かれたので、


「もし婚約者様を私の部屋にお迎えすることがあるなら、少し殺風景かなと思ったのです。」


と、答えました。


ちなみにこれは偽りではなく、私自身が思っていたことです。

その言葉に、父の笑顔が一瞬固まった気がしましたが、あえて触れないでおくことにします。


結局、今回の模様替えの資金は父に出して貰うことになりました……。何だか申し訳ないです。


それから、父が仕事を調整して休日をもぎ取り明日お買い物に行く事になりました。重ね重ね申し訳ありません……。


でも、今の父とお買い物に行くのは初めてですし、とても楽しみです!

お気に入りが見つかると良いな、と思いながら眠りにつきました。


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