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悪役令嬢は可愛いものがお好き  作者: 梓弓
第一章
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4

私は生まれた時はまだ、前世の記憶がありませんでした。


前世の記憶を思い出したきっかけは、私に婚約者ができるかもしれないという話を父から聞いたためです。

(なので、兄にゲームの舞台となる高等学校の情報を聞こうとしました。兄はもうすぐ高等学校に入学してしまいますから。)


お父様から婚約者候補の方の名前を聞いた時、一気に記憶が甦って来ました。


その方の名前は、カイト・イール様。

私のお父様の上司にあたる、この国の宰相のイール様のご子息です。銀髪、紫の瞳をお持ちの美形さんです。


そう。このカイト様も、私の死亡フラグを立てる攻略キャラの方です。


私と同い年ということで、イール様から申し出があったらしく、

イール様の腹心の部下である父は断り切れなかったそうです……。

(爵位もあちらは侯爵家で、我が家より格上です。)


カイト様は私の10歳の誕生日パーティーの日に、初めて我が家にいらっしゃいます。

そしてシオンは、カイト様に一目惚れするそうです。

シオンのコンプレックスは容姿でしたから、見目麗しいカイト様はとても魅力的だったのでしょう。


ただ、原作のシオンは卑屈な性格です。

それがカイト様は気に入らず、シオンには冷たく接していたそうです。

ですが、あくまでも貴族の繋がりを大事にするために婚約は続けられたそうです。


そんなシオンとカイト様の婚約ですが、シオンを断罪する時に破棄されてしまいます。

(シオンは断罪されるような人物ですから、仕方がないのですがね……。)


その後は身分を剥奪されて追放、と見せかけて幽閉され、食事に毒を混ぜられて死亡します。


はい。絶対にそんな死に方嫌です。

なので、この死亡フラグもしっかり折っていきたいと思います。


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