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序章

息を殺し、瓦礫の陰に姿を隠す。両手で支えるアサルトライフルに手際よく弾を充填し、彼は前方に意識を集中させた。

夕暮れ色に染まる都市の廃墟には、時間が止まったかのような雰囲気がある。

目標ポイントまではまだ距離がある。残りのマガジン数は2。

使い過ぎたか。これで行けるのか…?

黒髪の青年の額に一筋の汗が流れる。

行くか…

彼が足を踏み出そうする。


銃声と共に青年の胸に赤い液体が飛び散ったのは、その次の瞬間だった。

初投稿です!続章をこれから書いていくつもりです!まだまだ未熟な文体、表現力ですが、感想などいただけたら幸いです!

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