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200文字小説集

あの日もこんな感じだった…(200文字小説)

作者: 日下部良介

空気がすっかり秋色に染まった。

肌に触れる風が心地いい。

あの日もこんな感じだった。



運動会の借り物競争。

あなたが引いたのは…。

一目散に私の方へ走ってくるあなた。

いきなり私をお姫様だっこ。

一番でテープを切ったあなた。

そして、係の先生に見せた札。

“彼女をお姫様だっこ”

先生は私の顔を見て微笑んだ。

「よし!OK」

顔から火が出るほど恥ずかしかった。



風邪で寝込んだ私を旦那が抱える。

「ずいぶん重くなったな」

「バカ」





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― 新着の感想 ―
[一言] こんばんは。 200文字の中に、さわやかでちょっぴりお茶目で微笑ましい物語が凝縮されていて、とても楽しめました。 このほのぼのさ、甘辛さが絶妙のユーモア、とても好みです。こういう200文字の…
2012/10/31 20:14 退会済み
管理
[一言] はじめまして。読んだので感想を置いていきます。 短い文字の中で、無駄を省いた表現に、 沢山の言葉が真っ直ぐ詰まっていて、 誰にも誤解を与える事無く、言いたい事が伝わってくる、素敵な文章でし…
[一言]  こんばんは。  運動会のときにすでに恋人関係だったのかどうか。ここは、あえて恋人未満関係だったと想像させていただきました。借り物競走の勢いを借りて告白。今では、借り物ではなくなったわけで…
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