あの日もこんな感じだった…(200文字小説)
空気がすっかり秋色に染まった。
肌に触れる風が心地いい。
あの日もこんな感じだった。
運動会の借り物競争。
あなたが引いたのは…。
一目散に私の方へ走ってくるあなた。
いきなり私をお姫様だっこ。
一番でテープを切ったあなた。
そして、係の先生に見せた札。
“彼女をお姫様だっこ”
先生は私の顔を見て微笑んだ。
「よし!OK」
顔から火が出るほど恥ずかしかった。
風邪で寝込んだ私を旦那が抱える。
「ずいぶん重くなったな」
「バカ」
空気がすっかり秋色に染まった。
肌に触れる風が心地いい。
あの日もこんな感じだった。
運動会の借り物競争。
あなたが引いたのは…。
一目散に私の方へ走ってくるあなた。
いきなり私をお姫様だっこ。
一番でテープを切ったあなた。
そして、係の先生に見せた札。
“彼女をお姫様だっこ”
先生は私の顔を見て微笑んだ。
「よし!OK」
顔から火が出るほど恥ずかしかった。
風邪で寝込んだ私を旦那が抱える。
「ずいぶん重くなったな」
「バカ」
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