Crimson LE~深紅の執行者~作中用語集
ヴァンピール
近年スラム街化した『第四種復興推進地域』の若者を中心に流行し、他の地域や人々にも広がり始めた合成麻薬。
液状の薬剤を電子タバコなどで蒸気化して吸引する事で摂取する。強烈な高揚感、多幸感、万能感を味わう事が出来き、身体能力も上昇し怪力を得る事が出来るが、効果が切れると抑うつ状態、易怒性、衝動性および攻撃性などの離脱症状が現れ、やがては脳神経もダメージを受ける他、横紋筋融解症も引き起こす腎不全などで死に至る。
また、一部の常用者は中毒症状の末期を迎えると、全身の細胞が暴走的増殖を始め、その容貌が著しく変容する『MLTS(怪物様変容症候群)』を発症する。
機動特捜隊
広域捜査総局が有する執行部隊の一つ。通称『機特隊』各地方に置かれた管区広域捜査局において、主に刑事事件の初動捜査を担う、高度に武装化された凶悪犯に対抗するため極めて重武装で高い機動力を有する。
求血族
かつて『吸血鬼』と呼ばれていた人類の亜種。現在では人権上の配慮から『求血族』と呼ばれている。学名はHomo sapiens occultatum(ホモ サピエンス オクルタートゥム隠されたホモサピエンスの意味)
通常の人類なら造血幹細胞の中で作られる細胞の増殖を抑制する酵素『ブルトラーゼ』の生成が出来ず、定期的に人間の血を摂取しないと半日で全身の細胞の暴走的増殖が始まりし数日後には死に至る。しかし、血さえ飲み続ければ極めて優れた回復力、免疫力、身体能力を保持し、老いる事なく数百年の寿命を生きる。
広域捜査総局
組織化、広域化、凶悪化、重武装化する犯罪に対抗するため創設された捜査機関。一応は警察庁に属しているが、実質的にはその規模、予算、権能ともに独立した機関であり、都道府県警の境界を越えて活動する『日本版FBI』である。
難民特別公務員登用制度
人口の減少や難民の就労対策として、ロシアや中国からの難民に対し、高度な技術や能力、知識を持ち、セキュリティークリアランスを取得し、なおかつ日本への帰属意識が明確な事が確定した者を選抜し公務員に登用する制度。
統合通信システム携帯端末『INCSM』
広域捜査総局創設に合わせて開発された全く新しい警察通信システム用の携帯端末。音声は当然ながら画像やテキストなどのデータの送受信、総局や警察庁、都道府県警、他の捜査機関のデータベースや外部のネットワーク、『プリースト』アクセスなど、通信機器を越えた情報ツール。カメラ内蔵のアイウエア型のモニターや骨伝導マイクを備えたイヤホンでデータをやり取りできる。
中国内戦
隠蔽されていた経済破綻と、それから国民の目を反らす為に開始したロシア侵攻の失敗を機に共産党政権が崩壊、それにより人民解放軍が分裂し産まれた軍閥と、分離独立を求める少数民族により発生した内戦。
犯罪捜査支援AI『CISAI』通称『プリースト』
広域捜査総局がその創設と共に開発した犯罪捜査支援AI。犯罪に関するビックデータに基づき、分析した結果を現場で活動する捜査員に提供するほか、ネットワークに繋がっているあらゆるデータベースにアクセスしそこから得た情報も提供する。また通信の管制も行っておりあらゆる指令はこのシステムを介して行われる。
プロジェクト・ダイダラ
政府と国内外の資本が提携し『第四種復興推進地域』に指定された地域の復興を促進する産官合同の一大プロジェクト。
HOWA7.62
リュドミラの愛銃。自衛軍や警察に配備されている豊和工業の20式5.56mm小銃を七.六二ミリ口径に拡大させバトル・ライフル化したモデル。自衛軍においてもマークスマン・ライフルとして採用されている。装弾数はニ十発、有効射程距離は五百メートル、発射速度は毎分六百発。
四連動大震災
東海、東南海、南海、日向灘の海底の南海トラフを震源とするマグネチュード九.五の巨大地震により生じた震災。
関東から以西の太平洋岸に最大震度六強、最高十メートルの大津波が襲い、死者行方不明三十五万人、倒壊家屋二百五十万棟、被害総額ニ百五十兆円もの甚大な被害を出した。
四連動大震災復興推進法
震災復興を速やかに実現するため、プライオリティを地域ごとに分けた法律。四段階に分けられ最低レベルの『第四種復興推進地域』通称『ヨンシュ』に指定された地域は後回しにされた。
ロシア内戦
ウクライナ侵略の失敗とプーチン大統領の死去により政権が崩壊。それにより各地の少数民族が分離独立を主張したことにより発生した内戦。




