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♡9♡スライムの名付け

ネモフィラって花知ってる?かわいいよね。

✦✦ライラックSide


 スライムを洗い終わった後、ライラックは部屋に戻りスライムを枕の上にソッと乗せ、つんつんして遊んでいた。そんな様子をビケイはぎょっとした様子で見つめていた。


 「ねぇビケイ見て。スライム、ちょっときれいになった。スゴイ?」


「・・・はい。素晴らしいですライラック様!」


 ビケイは素直に驚いた。まさかあの汚物スライムがこの少し霞んだ水色程度のスライムになるなんて思わなかったのだ。つまり、流石ライラック様!に、落ち着いた。


ライラックはビケイに褒められて大変気分が上がった。そのため、ビケイにはライラックのスライム育成大作戦を話すことにした。ライラックはスライムを撫で撫でしてでへへと顔を緩めながらビケイに向き直る。そんな様子のライラックを見てビケイはかわいいなかわいいな流石ライラック様と思いながらキリッとした顔つきで向き直る。しかしビケイの顔の造形は優しげでぽやんとしているため、全くもって締まっていなかった。


 「ライラックはね、このスライムを育成するの。かっこよくするの。好みな男の子にするの。具体的にはサファイアブルーのボブヘアに青色の瞳ななんかこう…世界一の超絶美少年に育成するの。」


 「?!・・・なるほどです!この世にライラック様ほど美しい方は存在しないから、そのスライムを育成し、釣り合う容姿を構築させるということですね!!」


 ビケイの納得にライラックはうんうん頷きながらも思った。実はただただ自分好みのイケメンが欲しいだけなんて言えない。ビケイは少し考え、疑問に思ったことを聞いた。


 「ところでスライムって擬態化の能力があるんですか?美少年ということは少なくとも人形であるのでしょう?そもそも人語を話せるんですか?俺、スライムは今日初めて知ったので教えてほしいです。ライラック様のお力になりたいのです!」


 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


 ビケイのその言葉にライラックはガビーンとした衝撃を受けた。そう、ビケイだけではなくライラックもスライムを見たのは今日が初めてであり、別にライラックはスライムがどのようなスキルを所持しているかを知ってはいないのだ。当然、今ライラックが撫で撫でしているスライムが擬態化の能力を持っているかも、そもそも言葉が通じているかも分からない。


 くそっ!スライムのステータスでも見れたら良いのだが・・・?!そうだ、スライムのステータスを見れれば良いのだ。そうすればスライムが何をすることが出来るのかが分かる!そうと決まれば名付けである。名前をつければきっとこのスライムのステータスもライラックとビケイのときのように見れるようになるのだろう。


 ライラックはスライムを撫で撫でしながら考える。名前、どうしよう。なんかいい感じの名前が良いよね。イケメンで親しみやすくて可愛い名前がいい。うーん。ライラックは考える。スラン、スラノ、蓮花、無吾非、水色、青、空、スイ、、、いや、ライラックの名前は花の名前だし、このスライムも花の名前でおそろいにしよう。ネモフィラとかどうだろう。青い花だし、確か花言葉は「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」「清々しい心」だ。うん、うん、素敵。この育成がどこまでも成功することを願ってこのスライムにネモフィラと名付けよう。


ピコンッ


 スライムの上に青い窓が現れた。


 ▼


【名前】ネモフィラ

【年齢】3歳

【種族】キレイめスライム Lv4

【特技】噛みつきLv2 熱耐性Lv1 恐怖耐性Lv4

【好感度】−200

❈ネモフィラは貴方に重度の恐怖感情を抱いています。

 ▲


 おおお!好感度も見えるようになっとる!好感度−200?へ?何で?って特技これだけ?擬態化は?人化は?え?


 ライラックは絶望した。これって結構無謀な育成なのでは?


ライラックはスライムのネモフィラをガシッと両手で掴み、みょーんと伸ばしてにっこり笑いながら若干キレ気味に命令した。


 「ネモフィラ、今すぐ青髪青目でライラック好みの超絶美少年に変化して。」


『みゅっ・・・ぴゅぅやぅ・・・。』


ネモフィラはプルプルとか細い声でなき、されるがままライラックに伸ばされている。ライラックは半ばヤケになっていてその矛先がすべてネモフィラに向かっている様子をみてビケイは初めてスライムに同情した。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


【ネモフィラ(スライム)】

この物語の不憫ヒロイン。3歳。Lv4。特技噛みつき。一人称は僕。運悪くハイエルフのライラックによって城に持ち帰られた。そして今回、ライラックの【超育成】によってキレイめスライムにされた。本気でライラックに食べられちゃうと誤解し絶望していたがこの度衝撃な真実を知り、またもや絶望する。僕、そもそも擬態化のスキルなんて持ってないよ。普通スライムは擬態化なんてできないよ。できないことをやれって言われても無理なものは無理。怖いよ、誰か助けて。


 【ライム・ライラック】

このお話の主人公で転生ハイエルフ。緑の髪に紫の瞳。一人称はライラック。Lv2000で0歳。汚物スライムを(イケメンに)育成したい。スライム、ネモフィラのスキルに擬態化がなくて落ち込み気味。半ば逆ギレ。



 【スゴク・ビケイ】

赤髪赤目のタレ目エルフ。ライラックの祝福でエルフに進化した妖精。一人称は俺。Lv70で17歳。ホストをしたら余裕でナンバーワンになるぐらい甘え上手。スライムが苦手だけどライラック様の為に私情は捨てる。







まだまだ終わらないけどさ、どのキャラが好き?ライラック、ビケイ、ネモフィラ、ラヘル、スイーカ、、、。ちなみに作者的には今の所はビケイが一番好きかな。もちろん他のキャラも皆愛してるよ。

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