♡2♡目指せ、エルフの里
主人公の名前はこだわりたいよね
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私は無意識に赤髪のエルフに、すごく美形、スゴク・ビケイと名づけてしまった。ビケイは私に名付けられた数秒後頭の上にステータス画面が現れた。その様子を見て私はこう考えた。名前がついたらステータス画面が完成する、見えるようになるのではないか?と。となると、もしかして自身に名前をつけたら自身のステータス画面を確認でき、今この状況をわかりやすくなるのではないか?と。
よし、私自身に名付けをしてみよう。前世の名前はあるが、それはこの世界で生まれた私の名前ではないし、名前にするつもりがない。前世の私の名前は緑山紫苑であったが、この世界の私にとっては大して関係がないこと、、、んんっ?!そういえば今の私の見た目ってエメラルドグリーンの髪の毛に薄紫色の瞳だったはずだ。ばっちり影響受けているではないか!!主に見た目に!!
もう緑山紫苑を名前にしてもいいような気がしてきた。いやいやいや、やっぱりそれじゃひねりがなくて嫌である。もっとこう、センスあふれるような、、、。
紫は、クロッカス、ウィスタリア、ラベンダー、、、、、、
私が自分の名前付けにうんうん悩んでいると、ビケイがライラックの花を私に渡してきた。おおう、この世界にもライラックの花があるんだな、、、。
私はビケイから紫色ライラックの花を受け取り、まじまじと見つめた。ライラックは日本で言うキンモクセイに似ている花である。確か花言葉は『恋の芽生え』『初恋』だったな。良いじゃん。可愛い。品種は確かブルームーンだ。もう名前はライラックでいいかな。
私はビケイの頭をワシャワシャと撫でた。ビケイは嬉しそうに目を細めて笑ってくる。可愛い。
さてと、緑はどうしよう。私がまたうんうん悩んでいると、どこからか戻ってきたビケイは私にライムの実を渡してきた。私はライムを受け取り、またビケイの頭を撫でる。私は思った。私の名前ライム・ライラックにしよう、と。私が名前を決めた瞬間、目の前に透明な窓が現れた。多分これが私のステータス画面だ。
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【名前】ライム・ライラック
【年齢】0歳
【種族】ハイエルフLv2000
【神ギフト】超育成
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ふむふむふむ、私、0歳だったんだ。その時点でLv2000って、、、だいぶ高いのは理解できる。神ギフトって何?超育成ってどんなやつなんだろうか。
まぁ、取り敢えず、私、ライラックはビケイと一緒にエルフの里を探そうと思う。ハイエルフは一応エルフでもあるしやっぱり同族だと安心できるよね。
ちなみにエルフの里は存在してもハイエルフの里は存在しない。これはライラックの中の直感的何かがそう告げていた。多分ハイエルフ自体が稀であんまり多くないんだと思われる。
ライラックはビケイと手を繋いで直観を頼りにエルフの里に向かって歩き出した。
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エルフになり当てホヤホヤのスゴク・ビケイはハイエルフのライム・ライラックに好かれるために必死だった。理由は単純、ハイエルフのライラックのそばに居させてもらえるようにである。
通常、妖精のLvは皆総じて1とか2である。そのため、通常Lv20の人間の妖精刈りに簡単に捕まってしまうのであるがビケイはエルフに進化しLvは70に上がった。妖精刈りを恐れる必要はなくなったが次は魔物のモンスターを恐れるようになったのだ。
ビケイはエルフなので人間からしたら帝国一の騎士団長クラスの実力だが、この迷いの森の魔物たちに比べればまだまだ下の方の実力である。なにせ中級モンスターでもLv100あって、上級モンスターになるとLv200を超えるモンスターもいるのだ(龍とか)。そうなるとエルフ一人で森にいるのはめちゃくちゃ怖いのである。そのため、少なくともビケイは自身よりも何倍も強いハイエルフのライラックのそばに居たいのであった。
ビケイはきれいな花を探しに行ってライラックの花を折ってハイエルフに渡した。ハイエルフはビケイの頭をワシャワシャと撫でる。ビケイはライムを拾ってハイエルフに渡した。ハイエルフはまたビケイの頭を撫でる。その繰り返し。
ビケイがまたライラックにプレゼントを見繕いに行こうとするとライラックはビケイの手を掴んで引き止めた。そしてライラックはビケイと手を繋いで歩き出す。
しばらく森を歩いたあと、ふとライラックは足を止めた。
「ビケイ、私のことはライラックと呼びなさい。」
「はい、ライラック様。」
そして二人は再び歩き出した。大量の妖精たちを後ろにぞろぞろと引きつけたまま。
次回、エルフの国へ




