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第四十八話 柊と朴のカラー

 隣の芝生は青く見えるけど

 お隣さんからしたらキミのがキラキラしてみえるかもよ

 

 それぞれが持つカラーってステキだよね


 キミのカラーも最強に最高だよ

★葵


 学園祭二日目。美味しそうな眠くもなりそうなモフモフフワフワとしたひつじ雲が広がる空。風は昨日に比べたら比較的穏やかである。

 今日は午前中が部活の出し物、午後が各自のクラスの出し物に参加する予定となっている。部活の出し物は各自で好きな服装をし、アンバト部らしい射的、手裏剣投げ、アーチェリーの的当てと、おしるこ販売を行うことになっている。

 朴はアーミー服を着用して肩からおもちゃの銃を背負った格好で射的コーナーを担当し、柊は眼帯をした忍者の格好で手裏剣投げとアーチェリーの的当てコーナーを担当する。菖蒲と柾は和装で菖蒲は腰から双剣を吊るし、柾は背中に槍を背負っておしるこ販売を行っている。オレと百合は剣を背中に背負い、剣士のコスプレをしながら他メンバーのサポートをしている。

 朴が担当する射的は子供から大人までが楽しんでいる様子で朴がなんというか接客上手というか話し上手というかで盛り上げている。

「あ~お兄さん、おしかったす。もうちょっとだったっすね。銃をこうやって固定してぶれないようにすると当たってたっす」

「お、そうなのか! じゃあ、もう一回挑戦してみるよ」と客のお兄さんが二度目の挑戦をし、景品を当てる。

「お、おめでとうございます」

「やったーアーミーのお兄ちゃんサンキュ」

「ありがとうございました~っす」

 朴はお客さんにアドバイスをして自然に二度挑戦させてはいるのだが、アドバイスのおかげで景品は取られ放題になり、楽しんではもらえているようだが利益という点ではプラスマイナス0というところである。朴は誰とですぐに仲良くなり、その場を楽しくさせる名人だ。コミュニケーション能力が高く、自然と人に合わせているので朴の周りの空気はいつも温かい感じがする。


 柊はというと格好がすでに怪しいというのもあり、女性陣は集まっては来るのだが柊の格好と手裏剣への熱意を見て引いて去っていってしまう。

 柊は本当に残念イケメンすぎる……。とはいうものの、子供や男性には手裏剣は響くらしくお客さんはそこそこに来ている。

「あー全然当たらないよー」

「少年よ! 持ち方は教えた通りで問題はない。しかし、気合が足りていない。もっと気合をいれるんだ!」

 柊……気合ってなんだよ。朴みたいにもう少しわかりやすくアドバイスしてやってくれ。

「わかった、忍者さん、気合を入れてみるよ」と少年が手裏剣を投げ、的に当たるがそのまま落ちてしまう。

「言われたように、気合入れたのにー」

「いや、気合が足りないぞ。もっとだ! もっと気合を込めるんだ」

「う、うん。わかった。やってみる。ていや~」

 少年が大きな声を出し、思い切り手裏剣を投げると的に当てることが出来る。

「やったよ! 忍者さん!」

「少年よ! よくぞ頑張った! お主も今から忍者の仲間入りだ!」

「わーい、ぼくも忍者だー」と柊と少年はハイタッチをする。


 なんだろう、会話のキャッチボールはできていない気がするが伝わるものは伝わっているみたいだし……まあ問題はないか……。柊のファンのような女性たちはこの光景を見て感動したらしく号泣している。柊の魅力は計り知れないな……。

 柊は自分の好きなことになるとハメを外してしまうが通常モードであれば人の話も聞き入れ冷静に対応してくれる。そして意外だと思ったのは観察力があるというのか人の変化にいち早く気が付く。また見た目がイケメンということだけでなく男女問わず人の視線を集めるオーラをまとっており存在自体が目立つ。朴とは違った人を集める能力があると思う。

お読みいただきありがとうございました!

次回もよろしくお願い致します!

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