その聖女、【規格外】に付き──
~ 教会 ~
(; `□´)だ・か・ら……!
(#゜Д゜)い~かげん、礼儀作法と教養を最低限、身に付けなさいよッ!
( ´△`)……え~、やだぁ~……。
( ・3・)……そンなこと言って、ある程度 売り物として整ったら、エライさんの夜伽ぎ させたり、どっかの やもめ貴族やら商人やらの家に後妻として放り込むつもりでしょ?
( ・_ゝ・)……ナン ノ・コト・カシラ?
(○⍙○) 菊花?
コレ ハ ミンナ、アナタ ノ タメ ナノヨ……?
ミライ ノ 大聖女 ト シテ 期待 シテ イル カラ、シカル ノヨ?
( ・3・)ホントぉ~?
じゃあ、いかがわすぃ~接待させたり、誰かと結婚させたりしないって、女神様に誓ってぇ~?
( :゜皿゜)ぐぬぬ……!!
(出来損ないの【規格外品】の分際で、浅知恵を つけおってぇえ~!!!)
───
新米 聖女、久貝 菊花。
彼女こそ、誰あろう……
女神によって大聖女となるべく運命づけられた少女である。
【規格外品】であると同時、【規格外】の聖力を持ち、守護されている存在でもある。
長い時を経て、"売春 組織" 兼 "人身 売買 組織" と化した教会──
その腐敗した体質が(ある意味、物理的な意味で?)浄化される日は近い……。
規格外
→キカ・クガイ
→○○ ○○
──
最後にモノを言うのは、『武力』──と、ソレを支える『資金力』。
『武力』あってこそ、国内の治安を維持でき、外敵から身を守れ、皆が安心して暮らせる。
でも、『資金力』がないと、十分なメシ/補給が続かず、兵士がサボったり 裏切ったりする。
また、それと平行して『医療』が幅を きかせる。
病やケガによる なぶり殺しに等しい苦痛や不安、死の恐怖から救ってくれるから……。
(本人だけでなく、家族や知人も深く感謝する。大切な存在を失う恐怖から救われるから。)
ゆえに産業スパイが ごとく、他者が 持つ医療技術は、捕まえて拷問、殺してでも根こそぎ奪い取り、そのライバルは始末する。
また、それとは別に、OKハザマの決戦でも分かるように、『情報 収集 分析 能力』も重要となる。
菊花は、その絶大な聖力、もとい、『医療』で人々を癒していき、国内外の一般人、商人、貴族、果ては王族にまでツテを持ち、助言も受け、『武力』『医療』『資金力』『情報 収集 分析 能力』の全てが万全となる。
『武力』は?と言えば、実は元から女神の加護により、万全であった。
穢らわしい風潮に 肩まで浸り、"性 上納" や "性 処理" を当然のように要求する神官たち、そして それを集団で擁護、強要しようとする聖女 仲間や教会 関係者……。
菊花は教会に入って以降、それら ケダモノ以下に成り下がった者たちを、性別 問わず 全て返り討ちに してきたが、教会 全体から一掃するには力が足りず、影響力を強めることに専念していたのだ。
かくして、貞操 観念を軽んじ 獣欲に流される風潮は、教会の内外から一掃されたのである。
───
Ψ(`∀´)Ψ ゲッヘッヘッ……
(^p^)坊っちゃん、なかなかカワイイ顔、してるじゃねぇか?
(; >д<)……ち、近づかないでっ!
"──待ちなさいッ!"
(; `□´)(; `□´) 誰だッ?!
( ̄∇ ̄*)素材は傾国! 中身は村娘!
魔法 聖女 マジカル・キッカ、参上だっぺ☆
───
最終回
《逆襲! 世界 教皇!》
経済を支配する者、世界を制す。全世界の教会 関係者と信者の頂点として君臨する影の支配者 世界 教皇は、人々に手持ちの債権を投げ売りさせるため、オペレーション『世界 恐慌』を発動。菊花たちは、この絶体絶命の危機に対抗できるのか?
第五話
《迫る締め切り》
第四話
《迫るショタ軍団》
第三話
《迫る教会 関係者》
第二話
《迫る聖女たち》
第一話
《迫る神官たち》