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ただ願って。

作者: すみ いちろ

きらきらと回り始めた天井の星空

暗闇で光る時間は一年に満たない秒速

世界は見渡す間もなくて

壊れたり創られたりを繰り返している

何したっていうんだろう

会いたい人思い浮かべて

幸せになりたいって願ったばかりに

何もかもの全部が生まれたり無くなったりを繰り返してる

全部僕のせいだって言われる

僕が創ったんじゃない ただ望んで現れた世界

暗闇で目を覚ます前に

どこからか遠く声が聴こえた

ずっと光は遥か先だった

いつか君に会えるんだろうって想いだけが残った

それが僕だと言うのなら

今だけのほんの一瞬は

たった一人

君を想いだすたび

それが温かかったような

それが柔らかかったような

膝を抱える

抱きしめられたのはいつだろう

世界の記憶は時計回りに開かれて

何かに触れるたび

鼻をくすぐるいい匂いがした

呼吸するのも生きるのには必要で

未来へと瞬きする

あの坂道の先

あの階段の先

誰かのものにはならずに

ずっと見上げてた約束

今も回る星空

眼を閉じれば君といた公園

夜明け前の静かな高台

遥かな光が謳う

天使の翼をとどけに

君が待ってた 

あの時間 あの世界へ

なにも聴こえなかった暗闇へ

音が鳴る生まれる前

君と出会う前の光
















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― 新着の感想 ―
[良い点] せつなげでありながら、希望を感じる素敵な詩ですね。 朝からとても素敵な詩を読ませていただき、ありがとうございました! 私はこれから出勤なので、行ってきますね~m(_ _)m 素敵な作品を…
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