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under 500 Ⅱ

劣等ダーウィン

動物博士って、少し怪しい。


今まで、そんな話してこなかったから。


アスファルトを歩いていった。


目の前に、黄土色の人がいた。


大勝くんだ。


「何、その格好」


「何か、カッコいいじゃん」


「何で2年間、動物好きだって言わなかったの?」


「何か、カッコいいじゃん」


カッコいいじゃんで押し切る人に、カッコいい人はいない。



「ダーウィンさんが、好きなんだ」


「どういうことした人?あまり詳しくないから」


「動物の何かを、調べた人だよ」


「本当に、好き?」


「好きだよ。顔とか顔とか顔とか」


顔のファンだった。



ここは、緑とかあまりない公園だ。


ここで、何を調べるのだろうか。


「何をするの?」


「蟻の観察だよ」


「蟻?」


蟻は昆虫だ。


「そう。働き蟻って、全体の20%くらいしかいないらしいよ」


僕でも知ってる。


テレビで見た。


どこがダーウィンだ。



20%って、この公園の緑より、多いよな。


君の活動できる、脳みその割合くらいかな。

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